March 2009
March 31, 2009
バイ・フォー・ナウ
風が吹く度、俺が歩く度、いや、俺がそこに存在するだけでおっさんの香りが漂う。
「これは何だい?」
問うとポマードが高らかに笑う、
「ワシやないかい」
きっと周りの人々にとてもイヤな思いをさせていることだろう
でも悪気はない イエー・アイム・ソーリー!!!
気が狂ったバンドが頭の中で唄い出す。
そして俺はこのおっさんの匂いを鼻で確認する度、昔懐かしのお父さんの事を思い出す。
「あのおっさん、これと同じモンつけとったんとちゃうんけ」
「あのおっさん、傍におるんちゃうんけ」
風が吹く度、俺が歩く度、いや、俺がそこに存在するだけでお父さんの香りが漂う。
得した気分で俺はこの匂いを鼻で確認するに至る。
ところで明日付で仕事場のお世話になりっぱなしスーパーバイザーが他部署へと異動する。
俺を今の業務へと導き、引き立たせ、笑う機会を増やし、救ってくれた他ならぬ張本人だといえる。
「この男に心底感謝忘れるべからず」
何も無駄にしたくはない。
この男とウイスキー、そして自らの精神力により原動力は保たれたのだ。
明日が休みであるが故、ガムをクチャクチャやりながらも真剣な表情で最後の挨拶を交わす、
「ほんまにお世話になっちまったぜ」
握手の一つでも交わしたいがこの場においては照れ臭いがななどと思っとる矢先、握手を求めてきたのはそんな事は断じてしそうにない男の方からで、粋な別れ方に胸は締め付けられる。
もう一人、異動する女スーパーバイザーにも別れの言葉を告げ、
「迷惑ばっかりかけちまったぜ」
終わり良ければ全て良し、そんな言葉を俺は知っとる。
そんな訳で近頃、様々なスタイルの別れを繰り返しとる。
「三月はセンチメンタリズム」
メディアが謳う。
なるほど、これの事か。
誰かが言ったな、
「あんたはオールドタイプやね」
オールドタイプはニュータイプの理解に苦しみ、ニュータイプはオールドタイプの理解に苦しむ。
俺の口癖、「一生交わる事のない人達」
そして俺は「オールド・ニュータイプ」であり続けたいと考える。
すなわち、寝そべってでもガムをクチャクチャやりながらでも、金髪でも髭でもボロを着てでも、とにかくやる事さえやっとけば何でもええがな論の提唱である。
トドメの二時間四十五分残業を切り抜け、最高の仲間とラーメンを平らげ、アメリカのジャズクラブ感漂うカフェでコーヒーを啜る。
アメリカのジャズクラブなるモノに行った事などないがそんな事はどうだって良い、この男とはウマが合う。思考は違っても「似た者同士」感を昔から勝手に感じとる。それは「わきまえ」と「デリカシー」の面で感じる事が多い。
どんなに悪ぶってもそれさえ忘れたら救い様のない腑抜け野郎に成り下がる。
それさえ知らず堂々とのさばり歩く「ニュータイプ」を発見したら、俺は金属バットのグリップの部分でグリグリと心臓をえぐってやりたい衝動に駆られる。
あの娘が言ったぜ、
「あんたは男受けするけど滅多にそんな女の子とは出会えないモンね。誰とでも付き合える人間じゃないからその分、話が合う女の子がいたらすぐ飛びついちゃうのね」
お前、ええ事言うやないか。貴重な女の子を俺は大事にしたい。
そして周りには貴重な男前が存在する。狭く深く存在するこの事実にナニモノにも代え難い誇らしさを感じる。
お母ちゃんが言ったぜ、
「あんた!友達がおるってほんまにええ事やでー」
オーケー、オールオーケー、不器用な男前達に最大限の敬意を。
考えればほんまの意味で女にモテた例などない様に思える。
バットしかし、それは万事予定通りじゃないのか。
モテる為の努力など断じて出来る訳もなく、いくら演じたところで化けの皮はいつか必ず剥がされる。
それなら最初から演じる意味など何一つない。無駄以外のナニモノでもない。
恥ずかし過ぎて、偽者の優しさには虫唾が走り、顔が真っ赤になる。
何しろ話を合わすのが何より不得意な男このワタシ、誰にでも話しかける程の暇など持て余してもない。
無理をせず自然と交われる女の子。すなわち「オールド・ニュータイプ」、俺はそんな女の子を探し求める。
そんな与太話より明日からの二連休、
「JAMESON」はまたも空瓶、これは先週よりもペースが早い事を物語る。
買い足さなくちゃ買い足さなくちゃ、俺の原動力の為にウイスキーをロックで注いでくれ。
待ち望んでようやく借りた「SMOKE」でさえまだ観れてない始末、やるべき事は山程あり続ける。
そして4月1日水曜日は十条フォークジャンボリーとの合同レコーディング、
通称「エイプリルフールrec」を開催、スタジオに閉じ篭もる。
一番嫌いな言葉だって吐こう、俺は来月も「頑張る」ぜ。
「これは何だい?」
問うとポマードが高らかに笑う、
「ワシやないかい」
きっと周りの人々にとてもイヤな思いをさせていることだろう
でも悪気はない イエー・アイム・ソーリー!!!
気が狂ったバンドが頭の中で唄い出す。
そして俺はこのおっさんの匂いを鼻で確認する度、昔懐かしのお父さんの事を思い出す。
「あのおっさん、これと同じモンつけとったんとちゃうんけ」
「あのおっさん、傍におるんちゃうんけ」
風が吹く度、俺が歩く度、いや、俺がそこに存在するだけでお父さんの香りが漂う。
得した気分で俺はこの匂いを鼻で確認するに至る。
ところで明日付で仕事場のお世話になりっぱなしスーパーバイザーが他部署へと異動する。
俺を今の業務へと導き、引き立たせ、笑う機会を増やし、救ってくれた他ならぬ張本人だといえる。
「この男に心底感謝忘れるべからず」
何も無駄にしたくはない。
この男とウイスキー、そして自らの精神力により原動力は保たれたのだ。
明日が休みであるが故、ガムをクチャクチャやりながらも真剣な表情で最後の挨拶を交わす、
「ほんまにお世話になっちまったぜ」
握手の一つでも交わしたいがこの場においては照れ臭いがななどと思っとる矢先、握手を求めてきたのはそんな事は断じてしそうにない男の方からで、粋な別れ方に胸は締め付けられる。
もう一人、異動する女スーパーバイザーにも別れの言葉を告げ、
「迷惑ばっかりかけちまったぜ」
終わり良ければ全て良し、そんな言葉を俺は知っとる。
そんな訳で近頃、様々なスタイルの別れを繰り返しとる。
「三月はセンチメンタリズム」
メディアが謳う。
なるほど、これの事か。
誰かが言ったな、
「あんたはオールドタイプやね」
オールドタイプはニュータイプの理解に苦しみ、ニュータイプはオールドタイプの理解に苦しむ。
俺の口癖、「一生交わる事のない人達」
そして俺は「オールド・ニュータイプ」であり続けたいと考える。
すなわち、寝そべってでもガムをクチャクチャやりながらでも、金髪でも髭でもボロを着てでも、とにかくやる事さえやっとけば何でもええがな論の提唱である。
トドメの二時間四十五分残業を切り抜け、最高の仲間とラーメンを平らげ、アメリカのジャズクラブ感漂うカフェでコーヒーを啜る。
アメリカのジャズクラブなるモノに行った事などないがそんな事はどうだって良い、この男とはウマが合う。思考は違っても「似た者同士」感を昔から勝手に感じとる。それは「わきまえ」と「デリカシー」の面で感じる事が多い。
どんなに悪ぶってもそれさえ忘れたら救い様のない腑抜け野郎に成り下がる。
それさえ知らず堂々とのさばり歩く「ニュータイプ」を発見したら、俺は金属バットのグリップの部分でグリグリと心臓をえぐってやりたい衝動に駆られる。
あの娘が言ったぜ、
「あんたは男受けするけど滅多にそんな女の子とは出会えないモンね。誰とでも付き合える人間じゃないからその分、話が合う女の子がいたらすぐ飛びついちゃうのね」
お前、ええ事言うやないか。貴重な女の子を俺は大事にしたい。
そして周りには貴重な男前が存在する。狭く深く存在するこの事実にナニモノにも代え難い誇らしさを感じる。
お母ちゃんが言ったぜ、
「あんた!友達がおるってほんまにええ事やでー」
オーケー、オールオーケー、不器用な男前達に最大限の敬意を。
考えればほんまの意味で女にモテた例などない様に思える。
バットしかし、それは万事予定通りじゃないのか。
モテる為の努力など断じて出来る訳もなく、いくら演じたところで化けの皮はいつか必ず剥がされる。
それなら最初から演じる意味など何一つない。無駄以外のナニモノでもない。
恥ずかし過ぎて、偽者の優しさには虫唾が走り、顔が真っ赤になる。
何しろ話を合わすのが何より不得意な男このワタシ、誰にでも話しかける程の暇など持て余してもない。
無理をせず自然と交われる女の子。すなわち「オールド・ニュータイプ」、俺はそんな女の子を探し求める。
そんな与太話より明日からの二連休、
「JAMESON」はまたも空瓶、これは先週よりもペースが早い事を物語る。
買い足さなくちゃ買い足さなくちゃ、俺の原動力の為にウイスキーをロックで注いでくれ。
待ち望んでようやく借りた「SMOKE」でさえまだ観れてない始末、やるべき事は山程あり続ける。
そして4月1日水曜日は十条フォークジャンボリーとの合同レコーディング、
通称「エイプリルフールrec」を開催、スタジオに閉じ篭もる。
一番嫌いな言葉だって吐こう、俺は来月も「頑張る」ぜ。
March 29, 2009
ポマードでゴー
俺が今、直ちに手に入れるべきモノはポマードなのかも知らん。伸び放題の前髪は一日中チラつき続け、もはや余計な神経を使い過ぎる。坊主にするのかモヒカンにするのか、はたまた普通に切って金髪野郎に変身するのか、とにかく気分的にも何かしら施す必要性を感じる。
本日、ウイスキーのおつまみを仕入れるべく踏み入った薬局にて、場違いな「整髪コーナー」なるハイカラコーナーをスナック感覚で覗けばたった一つだけ置いてあるポマードを発見する。そこで、
「おー、俺が直ちに手に入れるべきモノがあるやないか」と相成り、おつまみと共にカゴに人生初のポマードを突っ込みレジに並ぶ。
部屋に戻ればサイドをバリカンで刈り込み、チラつく前髪を払いのける様にポマードを塗りたくってみる。
おー、これは確かにおっさんと散髪屋を足した様な匂いがする。
ほんまはこんなモンつけたくもない。何しろ面倒臭い。
シャンプーを二回してもまだ何か残っとる気がする。頭が痛い。そう、何しろ面倒臭い。
禿げたくはない、バットしかし、暫らくはこれだ。
おっさんと散髪屋の匂いがしたなら、傍にはきっと俺がおるぜ。覚えといてくれ。
本日、ウイスキーのおつまみを仕入れるべく踏み入った薬局にて、場違いな「整髪コーナー」なるハイカラコーナーをスナック感覚で覗けばたった一つだけ置いてあるポマードを発見する。そこで、
「おー、俺が直ちに手に入れるべきモノがあるやないか」と相成り、おつまみと共にカゴに人生初のポマードを突っ込みレジに並ぶ。
部屋に戻ればサイドをバリカンで刈り込み、チラつく前髪を払いのける様にポマードを塗りたくってみる。
おー、これは確かにおっさんと散髪屋を足した様な匂いがする。
ほんまはこんなモンつけたくもない。何しろ面倒臭い。
シャンプーを二回してもまだ何か残っとる気がする。頭が痛い。そう、何しろ面倒臭い。
禿げたくはない、バットしかし、暫らくはこれだ。
おっさんと散髪屋の匂いがしたなら、傍にはきっと俺がおるぜ。覚えといてくれ。
March 28, 2009
心のハイカラ人間
俺は働いとる。よく働いとる。一番嫌いな言葉だって吐こう、俺は今、全てを立て直すべくまずまずと頑張っとる。誰もが「頑張っとる」のかも知らん。時にイライラし、時に大笑いしながら俺はお金を稼ぐ。あの職場において以前よりも格段と笑う機会は増えた事を自らで確認する。俺は怒りたいわけじゃない、出来る事なら笑いたいのだ。
本日、堂々の残業二時間を切り抜けて、休憩中には渋谷唯一の生き残りモノホン喫茶店(SINCE1967)に足を踏み込み、焼肉丼なるハイカラ極まる食材を平らげる。
誰かが言ったな、
「ちゃんと食べてるの?お母さんが一日一食はちゃんと食べなさいってまた心配しちゃうよ」
オーケー、オールオーケー、俺は焼肉丼を平らげる。何も心配はない。
マスターのおっちゃんは喋りまくり、競馬と人生論を熱く語る。
「努力の陰に貧乏無し、君は32か33歳ってところか?汗水流して足を踏み外すなよ」
おっちゃん、俺は28歳。分かっとる、分かっとる。
バットしかしおっちゃん、アンタの事をお父さんと呼んでもええかい。
おっちゃん、アンタ数少ない本物の昭和の生き残りやないか。
また粋な口調で焼肉丼作ってくれよ。
本日、ラジオ「放送室」最終回。今あるモノはいつか必ず終わりを迎える。
俺は時にイライラし、時に大笑いしながら死ぬまで暮らす。
そして俺は風呂上がりにグラスを二つ用いて両方に氷を入れ、片方に水、片方にウイスキーを注ぐのが日課となった。
良い夢で明日も早起きを。
本日、堂々の残業二時間を切り抜けて、休憩中には渋谷唯一の生き残りモノホン喫茶店(SINCE1967)に足を踏み込み、焼肉丼なるハイカラ極まる食材を平らげる。
誰かが言ったな、
「ちゃんと食べてるの?お母さんが一日一食はちゃんと食べなさいってまた心配しちゃうよ」
オーケー、オールオーケー、俺は焼肉丼を平らげる。何も心配はない。
マスターのおっちゃんは喋りまくり、競馬と人生論を熱く語る。
「努力の陰に貧乏無し、君は32か33歳ってところか?汗水流して足を踏み外すなよ」
おっちゃん、俺は28歳。分かっとる、分かっとる。
バットしかしおっちゃん、アンタの事をお父さんと呼んでもええかい。
おっちゃん、アンタ数少ない本物の昭和の生き残りやないか。
また粋な口調で焼肉丼作ってくれよ。
本日、ラジオ「放送室」最終回。今あるモノはいつか必ず終わりを迎える。
俺は時にイライラし、時に大笑いしながら死ぬまで暮らす。
そして俺は風呂上がりにグラスを二つ用いて両方に氷を入れ、片方に水、片方にウイスキーを注ぐのが日課となった。
良い夢で明日も早起きを。
「心の友達」 vol.2
先日、保険証を借りっぱなしの男から連絡がきた。
「保険証をそろそろ返してくれないかい」
俺はその男に返事を出し忘れ、そのまま眠りに就いてしまった。
AM1:30、俺はウイスキーを煽って窓も開けたまま夢の中。
そんな中、窓際からさりげなく声が聞こえる感がある。
「とりあえず玄関を開けてくれよ・・・」
暫らくして薄目を開けて窓際を覗いてみれば、目の前に苦しそうな男の顔が現れる。
幽霊ではない。
ハエがギャオーと鳴く程に驚きの表情で飛び起きれば、
「オレオレ、保険証、保険証返して・・・」(小声)
配水管によじ登ってきた男が小声で叫ぶ、
「とりあえず玄関を開けてくれよ・・・」
「お前何しとんねん、もうええねん、怖過ぎるわ」
「相変わらず寝起き悪いな、全然起きねーんだもん」
「何をそんな場所から確認してくれとんねん」
思い、両手の塞がったソイツの口に保険証をさっさと突っ込み、
「ありがとな、気をつけて帰れよ」
男は配水管を苦しそうに引きずり降りて去って行った。
そして俺は窓をしっかりと閉めて、再び眠った。
よー言い忘れたぜ。
お前のおかげで痒いの治ったぜ、
ずっと友達でおってくれよ。
ところでお前は「脅迫」をした事があるかい?
俺は28回位、あるのかも知らん。
突っ張りを忘れるなよ。
「保険証をそろそろ返してくれないかい」
俺はその男に返事を出し忘れ、そのまま眠りに就いてしまった。
AM1:30、俺はウイスキーを煽って窓も開けたまま夢の中。
そんな中、窓際からさりげなく声が聞こえる感がある。
「とりあえず玄関を開けてくれよ・・・」
暫らくして薄目を開けて窓際を覗いてみれば、目の前に苦しそうな男の顔が現れる。
幽霊ではない。
ハエがギャオーと鳴く程に驚きの表情で飛び起きれば、
「オレオレ、保険証、保険証返して・・・」(小声)
配水管によじ登ってきた男が小声で叫ぶ、
「とりあえず玄関を開けてくれよ・・・」
「お前何しとんねん、もうええねん、怖過ぎるわ」
「相変わらず寝起き悪いな、全然起きねーんだもん」
「何をそんな場所から確認してくれとんねん」
思い、両手の塞がったソイツの口に保険証をさっさと突っ込み、
「ありがとな、気をつけて帰れよ」
男は配水管を苦しそうに引きずり降りて去って行った。
そして俺は窓をしっかりと閉めて、再び眠った。
よー言い忘れたぜ。
お前のおかげで痒いの治ったぜ、
ずっと友達でおってくれよ。
ところでお前は「脅迫」をした事があるかい?
俺は28回位、あるのかも知らん。
突っ張りを忘れるなよ。
March 26, 2009
近頃は発表の季節
俺が今、直ちにやるべき事は冷蔵庫の整理なのかも知らん。先月中旬から時が止まったままの冷蔵庫内には何週間も賞味期限を越えたウインナー、買ったは良いが一つとて使う事なく本日賞味期限をむかえた卵、その他諸々の食材が転がってしまっとる。今の俺はこの点、「食べ物を粗末にするなよ」などと左団扇で偉そうにいえた柄ではないらしい。
どうにか目玉焼きスペシャル(卵二個)をこしらえる中、キッチンには使い方すら知る術もない「片栗粉」なるヒップな材料が目につき、「これ使えばひょっとして天津なんちゃらとか作れたりするんちゃうんけ」などと一瞬胸も躍るがそうは簡単に問屋が卸すわけもない。
そんな訳で本日も一時間半の残業を華麗なる身のこなし具合で乗り越えた男このワタシ、現時点で決定しとるスケジュールでも発表しよう、
’09.5.3(日)
高哲典企画
【ブレイクスルー・アコースティック・スペシャル/グッド・フィーリング】
アット 下北沢ラグーナ
18時半開場/19時開演/1000円(+1drink)
高哲典/さよなら食堂/安部裕二/早川仁志郎 etc...
男は「そんな思いの深い日に誘ってくれて嬉しい」と涙を誘う言葉を俺に投げかけ、当初三組の予定を五組に拡大。「5.3」がいかに特別な一日かどうかは俺に決める権利がある。すなわちこの日は最高のメンバーと肩でも組んで生きとる喜びを分かち合い、とびきりの一日にしてやる。
そして、
’09.5.5(火)
【男の子の日だし、男らしい人ばっかで、男祭り】
アット 池袋トライ
w/十条フォークジャンボリー/松島英生
タイトルはともかくこのメンツでの演り合いには相当な覚悟を要する。久方振りの哀愁池袋タウンでやりたい様にやってやろうぜと企む。
更に、
’09.5.6(水)
【オグリ昌也個展&LIVE!!】
アット 阿佐ヶ谷オイルシティー
オグリ昌也、絵の個展&ライヴの最終日にツーマン一時間一本勝負。
すなわち香港から帰国後のゴールデンウィークは燃えたぎるライヴが目白押しといった塩梅。
そして「鈍行ツアー」シリーズ、
’09.6.2(火)
ライヴ アット 大阪・十三テハンノ
関西はあと二、三ヵ所調整中。とにかく十ヶ月振りのテハンノが二つ返事で確定。
俺に必要なものは今の気分を詰め込んだ新曲と類い稀なる瞬発力だ。
待っとけのえさん!俺がアンタを叱りに行くぜ。
テーブルの上にはミルクと目覚まし時計が共存している
まるで俺の頭の中の様 別世界が存在している
誰か俺を救ってみないか 誰か俺を救ってやってくれないか
いやいや別に望んではないぜ あの娘の帰りを待っている
テーブルの上には吸殻の山と体温計が散らかっている
俺はスパゲッティをこの上に乗せたいんだ 別世界が存在している
床の上にはバナナの皮が二枚三枚と散らかっている
滑ったら俺を救ってくれるか あの娘の帰りを待っている
床の上にはバナナの皮があちらこちらと散らばっている
とんだ猿小屋さ でも悪くはない あの娘が傍に居てくれる
あの娘が傍に居てくれた あの娘が傍に居てくれた
今やベッドの中にはあの娘の匂いと 独りよがりの思いが共存している
あの娘は他の誰かの看病で忙しいかも知れないのに
これは早二年前、インフルエンザで39.7℃な際に書き上げた歌詞。それに付け足して新曲を形作る。埋もれかけた曲からまっさらの新曲まで全部手に入れてやりたい心境。ウイスキーを嗜んで歌詞を捻り出し、そして今日の日にさよならを。
「3月はセンチメンタリズム」、メディアが謳う。俺はどうにか、その手には乗りたくない。
どうにか目玉焼きスペシャル(卵二個)をこしらえる中、キッチンには使い方すら知る術もない「片栗粉」なるヒップな材料が目につき、「これ使えばひょっとして天津なんちゃらとか作れたりするんちゃうんけ」などと一瞬胸も躍るがそうは簡単に問屋が卸すわけもない。
そんな訳で本日も一時間半の残業を華麗なる身のこなし具合で乗り越えた男このワタシ、現時点で決定しとるスケジュールでも発表しよう、
’09.5.3(日)
高哲典企画
【ブレイクスルー・アコースティック・スペシャル/グッド・フィーリング】
アット 下北沢ラグーナ
18時半開場/19時開演/1000円(+1drink)
高哲典/さよなら食堂/安部裕二/早川仁志郎 etc...
男は「そんな思いの深い日に誘ってくれて嬉しい」と涙を誘う言葉を俺に投げかけ、当初三組の予定を五組に拡大。「5.3」がいかに特別な一日かどうかは俺に決める権利がある。すなわちこの日は最高のメンバーと肩でも組んで生きとる喜びを分かち合い、とびきりの一日にしてやる。
そして、
’09.5.5(火)
【男の子の日だし、男らしい人ばっかで、男祭り】
アット 池袋トライ
w/十条フォークジャンボリー/松島英生
タイトルはともかくこのメンツでの演り合いには相当な覚悟を要する。久方振りの哀愁池袋タウンでやりたい様にやってやろうぜと企む。
更に、
’09.5.6(水)
【オグリ昌也個展&LIVE!!】
アット 阿佐ヶ谷オイルシティー
オグリ昌也、絵の個展&ライヴの最終日にツーマン一時間一本勝負。
すなわち香港から帰国後のゴールデンウィークは燃えたぎるライヴが目白押しといった塩梅。
そして「鈍行ツアー」シリーズ、
’09.6.2(火)
ライヴ アット 大阪・十三テハンノ
関西はあと二、三ヵ所調整中。とにかく十ヶ月振りのテハンノが二つ返事で確定。
俺に必要なものは今の気分を詰め込んだ新曲と類い稀なる瞬発力だ。
待っとけのえさん!俺がアンタを叱りに行くぜ。
テーブルの上にはミルクと目覚まし時計が共存している
まるで俺の頭の中の様 別世界が存在している
誰か俺を救ってみないか 誰か俺を救ってやってくれないか
いやいや別に望んではないぜ あの娘の帰りを待っている
テーブルの上には吸殻の山と体温計が散らかっている
俺はスパゲッティをこの上に乗せたいんだ 別世界が存在している
床の上にはバナナの皮が二枚三枚と散らかっている
滑ったら俺を救ってくれるか あの娘の帰りを待っている
床の上にはバナナの皮があちらこちらと散らばっている
とんだ猿小屋さ でも悪くはない あの娘が傍に居てくれる
あの娘が傍に居てくれた あの娘が傍に居てくれた
今やベッドの中にはあの娘の匂いと 独りよがりの思いが共存している
あの娘は他の誰かの看病で忙しいかも知れないのに
これは早二年前、インフルエンザで39.7℃な際に書き上げた歌詞。それに付け足して新曲を形作る。埋もれかけた曲からまっさらの新曲まで全部手に入れてやりたい心境。ウイスキーを嗜んで歌詞を捻り出し、そして今日の日にさよならを。
「3月はセンチメンタリズム」、メディアが謳う。俺はどうにか、その手には乗りたくない。
March 25, 2009
休日に光を
便所に入っても手さえ洗わず堂々たる我が物顔で去って行く輩が頻繁に横行する昨今、電車内の手すりがいかに汚らしく、仕事場のキーボードがいかに煩わしく、ヘッドセットにどれだけの疑問を投げかける必要があるか、そんな部分から考え直すべきだ。
信じられるモノなどもはや何一つないぜ。
それは安易に想像出来る。例え想像力の一つとて持ち合わせてない輩とて想像して然るべきだ。
自分の為ではなく先ず他人の為に手を洗え、それは自由でも何でもない。
こんなところから叫び続ける必要があるのか、残念ながらあるのだ。
まったくもって何から何まで世の中が歪んで見える。
ところで「THIS IS ENGLAND」観賞。
スキンヘッズに愛を、反逆のスキンヘッズに光を、
おまけにラーク・クラシック・マイルドにソフトパックを。
バットしかし、俺は括るのが好きじゃない。
モッズシャツを着ず、頭を刈らず、ベルボトムを履いてスキンヘッズの一員になる事は不可能なのか。
下駄とワッフルシャツ一枚でスキンヘッズは無理なのかと、こう問いたい衝動、
カーゴパンツではやはりロッカーズにはなれんのかと、こう問いたい衝動が消える事はない。
いや、ナニモノにもなりたくないが、そんなモンは心の中だけにあるモノだと信じて疑わん。
そんな理屈は抜きとして、この映画はイカした映画だった。
そんなモンはフライヤーのセンス一発で決めて何の問題もないのだ。
トンボ帰りで下北沢へ舞い戻り酔いどれ天使と待ち合わせ、チキンソテーなるハイカラ極まる食材を世界一旨そうに平らげ、そして香港行きの最終手続きを終える。
お母ちゃんが言ったぜ、
「あんた!せめて一日一食位はちゃんとしたモノを食べなさい」
ハロー・お母ちゃん!俺は世界一旨そうにチキンソテーなるハイカラ食材を余す事なく平らげたぜ。
そして相棒「JAMESON」を買い足し、本日も煽り、現在に至る。俺はお酒に逃げるのか頼るのか、はたまたただただ好きなのか。ところがどっこいすっとこどっこい、コイツで早起きに成功し、遅刻がなくなるのなら、俺は誰に文句を言われる筋合いもない。自分の事は自分で守り、時に何かに力を分けてもらえば良い。
そんな我儘傲慢振りにもアイツは嫌気を指したのかも知らん。
俺の生活の立て直しはマイナスから始まる。バットしかし、このペースで進めばお金の面では瞬く間にプラスになるだろう。
問題は掻き乱れる心の中の決着。
今年中にアメリカ行きを目指そう。
そして俺には言葉の雨がじゃんじゃん降り出した。
信じられるモノなどもはや何一つないぜ。
それは安易に想像出来る。例え想像力の一つとて持ち合わせてない輩とて想像して然るべきだ。
自分の為ではなく先ず他人の為に手を洗え、それは自由でも何でもない。
こんなところから叫び続ける必要があるのか、残念ながらあるのだ。
まったくもって何から何まで世の中が歪んで見える。
ところで「THIS IS ENGLAND」観賞。
スキンヘッズに愛を、反逆のスキンヘッズに光を、
おまけにラーク・クラシック・マイルドにソフトパックを。
バットしかし、俺は括るのが好きじゃない。
モッズシャツを着ず、頭を刈らず、ベルボトムを履いてスキンヘッズの一員になる事は不可能なのか。
下駄とワッフルシャツ一枚でスキンヘッズは無理なのかと、こう問いたい衝動、
カーゴパンツではやはりロッカーズにはなれんのかと、こう問いたい衝動が消える事はない。
いや、ナニモノにもなりたくないが、そんなモンは心の中だけにあるモノだと信じて疑わん。
そんな理屈は抜きとして、この映画はイカした映画だった。
そんなモンはフライヤーのセンス一発で決めて何の問題もないのだ。
トンボ帰りで下北沢へ舞い戻り酔いどれ天使と待ち合わせ、チキンソテーなるハイカラ極まる食材を世界一旨そうに平らげ、そして香港行きの最終手続きを終える。
お母ちゃんが言ったぜ、
「あんた!せめて一日一食位はちゃんとしたモノを食べなさい」
ハロー・お母ちゃん!俺は世界一旨そうにチキンソテーなるハイカラ食材を余す事なく平らげたぜ。
そして相棒「JAMESON」を買い足し、本日も煽り、現在に至る。俺はお酒に逃げるのか頼るのか、はたまたただただ好きなのか。ところがどっこいすっとこどっこい、コイツで早起きに成功し、遅刻がなくなるのなら、俺は誰に文句を言われる筋合いもない。自分の事は自分で守り、時に何かに力を分けてもらえば良い。
そんな我儘傲慢振りにもアイツは嫌気を指したのかも知らん。
俺の生活の立て直しはマイナスから始まる。バットしかし、このペースで進めばお金の面では瞬く間にプラスになるだろう。
問題は掻き乱れる心の中の決着。
今年中にアメリカ行きを目指そう。
そして俺には言葉の雨がじゃんじゃん降り出した。
端くれに優しさをくれるあん畜生に敬意を
一つの事柄が別れを迎える時、それはどんな場面でも寂しさが襲ってくる。
例え憎しみ合った間柄だとしてもそれは襲ってくるだろう。
何度も何度もこんな事を繰り返しとる気がする。
そう、生きていくには死ぬまでこんな別れを繰り返す必要があるらしい。
そして繰り返せば繰り返す程、渋さは自ずと増していくだろう。
ずっと前にも確かこんな、こんな別れをした様な気がする
数少ない生き残りの吟遊詩人が唄う。
バットしかし、バーとの別れは自らが決断した事だ。
それにも関わらず、
「お前一杯呑めよ」だとか、一粒四百二十円の高級苺だとか、
握手だとか、「これからも宜しくお願いします」だとか、
「色々とありがとう」だとか、素晴らしい終わり方に胸は締めつけられる。
阿佐ヶ谷でライヴを終えた酔いどれ男は家路につく電車の中でこの文章を読み、
「終電など関係ないぜ」の表情で急遽バーまで駆けつけてくれた。
バーを守る、お世話になりっぱなしだった男前達も「お疲れさん」の表情で駆けつけてくれ、
俺の頭の中は、
そんな柄じゃないわ、私みたいなモンの為に
そんな柄じゃないわ、どうもありがとう
このフレーズで掻き乱される。
だいたい俺は恵まれ過ぎとるんじゃないのか。
俺みたいな端くれが人に優しくされる権利などあるのか。
そんな訳で俺はこの「優しさ」なるモノに滅法弱い。
小さな事で大いに喜んだり
些細な事で蹴散らしてやったり
優しくされて涙がこぼれ落ちた
とにかく笑えて死ねばそれで良い
単純明快な男でごめんね
俺が唄う。丸々俺に捧げる。
世田谷をドライブしてラーメンを啜り、安物のウイスキーを買い込んで酔いどれ男と部屋で朝まで呑み明かす。
お母ちゃんが言ったぜ、
「あんた!友達がおるってほんまにええ事やでー」
オーケー、オールオーケー、誇り高き仲間達に最大限の敬意を。
二日酔いは十分弱、ご多分に漏れず早起きをキープしろ。
待っとけ「THIS IS ENGLAND」、俺が行くぜ。
待っとけ香港、くわえ煙草でツイストを。
待っとけイノダ、俺から出向くぜ。
梅雨時期六月は旅の始まり、傘を杖に歩きまくるぜ。
例え憎しみ合った間柄だとしてもそれは襲ってくるだろう。
何度も何度もこんな事を繰り返しとる気がする。
そう、生きていくには死ぬまでこんな別れを繰り返す必要があるらしい。
そして繰り返せば繰り返す程、渋さは自ずと増していくだろう。
ずっと前にも確かこんな、こんな別れをした様な気がする
数少ない生き残りの吟遊詩人が唄う。
バットしかし、バーとの別れは自らが決断した事だ。
それにも関わらず、
「お前一杯呑めよ」だとか、一粒四百二十円の高級苺だとか、
握手だとか、「これからも宜しくお願いします」だとか、
「色々とありがとう」だとか、素晴らしい終わり方に胸は締めつけられる。
阿佐ヶ谷でライヴを終えた酔いどれ男は家路につく電車の中でこの文章を読み、
「終電など関係ないぜ」の表情で急遽バーまで駆けつけてくれた。
バーを守る、お世話になりっぱなしだった男前達も「お疲れさん」の表情で駆けつけてくれ、
俺の頭の中は、
そんな柄じゃないわ、私みたいなモンの為に
そんな柄じゃないわ、どうもありがとう
このフレーズで掻き乱される。
だいたい俺は恵まれ過ぎとるんじゃないのか。
俺みたいな端くれが人に優しくされる権利などあるのか。
そんな訳で俺はこの「優しさ」なるモノに滅法弱い。
小さな事で大いに喜んだり
些細な事で蹴散らしてやったり
優しくされて涙がこぼれ落ちた
とにかく笑えて死ねばそれで良い
単純明快な男でごめんね
俺が唄う。丸々俺に捧げる。
世田谷をドライブしてラーメンを啜り、安物のウイスキーを買い込んで酔いどれ男と部屋で朝まで呑み明かす。
お母ちゃんが言ったぜ、
「あんた!友達がおるってほんまにええ事やでー」
オーケー、オールオーケー、誇り高き仲間達に最大限の敬意を。
二日酔いは十分弱、ご多分に漏れず早起きをキープしろ。
待っとけ「THIS IS ENGLAND」、俺が行くぜ。
待っとけ香港、くわえ煙草でツイストを。
待っとけイノダ、俺から出向くぜ。
梅雨時期六月は旅の始まり、傘を杖に歩きまくるぜ。
March 24, 2009
お母ちゃん・セッド
レコードを回し、洗濯機を回し、目を回せばたまには昼間の街に繰り出したくもなってくる。
洒落たカフェの軒先に「WBC決勝戦放映中」のチラシを発見し、「おー今日が決勝戦か、それ観たいがな」と、そこではないカウンターだけのアヴァンギャルド定食屋へと駆け込みカツカレーを注文する。
お母ちゃんが言ったぜ、
「あんた!せめて一日一食位はちゃんとしたモノを食べなさい」
オーケー、オールオーケー、俺はしっかりとした口調でカツカレーを注文したぜ。
九回表裏を定食屋で観賞し、「おー、俺はこういうおっさんスタイルを心底愛しとるぜ」などと感慨に浸る。バットしかし、延長戦に突入した時点で店を飛び出し、結果を観る事なく古着屋へと出向く。
レンタル屋の目の前でレンタル屋から一通のセール情報が携帯電話に届く。そこに躍る文字、
「WBC日本優勝セール!」
なるほど、優勝したんか。天下のイチローにはスランプを八倍返しで跳ね返す底なしの力がある。その為にわざとスランプに陥っとる風に見せとったんじゃないかとすら思えてくる。何しろスタイリッシュにも程がある。
お母ちゃんが聞いたぜ、
「あんた!相変わらず音楽は聴いとるんかいな?」
「そんなモン長渕剛しか聴いてないぜ!」
そんな訳でBGMは長渕剛。強そうに見える男程、神経質で脆い精神の持主だと捉える。
聴けば聴く程、この音楽家の弱さが身に沁みる。
強い者ほど細やかな風に泣き
みっともないくらいの恥を誇りに思うものだ
お母ちゃんが言ったぜ、
「あんた!元気ならそれでええやん」
気付けば俺は当分の間、風邪をこじらせたり熱を出したりしてない。
おー、俺はどうやら元気らしい。八倍で全てを取り戻せる底なしの可能性が俺にも充分あるらしい。
ハロー、様々な寂しさを背負ったまま笑う世の中のお姉ちゃん!
俺は今夜、最後のバーテンダーを気取る。
出来る事から始めようぜ。出来る事なら相談に乗るぜ。
洒落たカフェの軒先に「WBC決勝戦放映中」のチラシを発見し、「おー今日が決勝戦か、それ観たいがな」と、そこではないカウンターだけのアヴァンギャルド定食屋へと駆け込みカツカレーを注文する。
お母ちゃんが言ったぜ、
「あんた!せめて一日一食位はちゃんとしたモノを食べなさい」
オーケー、オールオーケー、俺はしっかりとした口調でカツカレーを注文したぜ。
九回表裏を定食屋で観賞し、「おー、俺はこういうおっさんスタイルを心底愛しとるぜ」などと感慨に浸る。バットしかし、延長戦に突入した時点で店を飛び出し、結果を観る事なく古着屋へと出向く。
レンタル屋の目の前でレンタル屋から一通のセール情報が携帯電話に届く。そこに躍る文字、
「WBC日本優勝セール!」
なるほど、優勝したんか。天下のイチローにはスランプを八倍返しで跳ね返す底なしの力がある。その為にわざとスランプに陥っとる風に見せとったんじゃないかとすら思えてくる。何しろスタイリッシュにも程がある。
お母ちゃんが聞いたぜ、
「あんた!相変わらず音楽は聴いとるんかいな?」
「そんなモン長渕剛しか聴いてないぜ!」
そんな訳でBGMは長渕剛。強そうに見える男程、神経質で脆い精神の持主だと捉える。
聴けば聴く程、この音楽家の弱さが身に沁みる。
強い者ほど細やかな風に泣き
みっともないくらいの恥を誇りに思うものだ
お母ちゃんが言ったぜ、
「あんた!元気ならそれでええやん」
気付けば俺は当分の間、風邪をこじらせたり熱を出したりしてない。
おー、俺はどうやら元気らしい。八倍で全てを取り戻せる底なしの可能性が俺にも充分あるらしい。
ハロー、様々な寂しさを背負ったまま笑う世の中のお姉ちゃん!
俺は今夜、最後のバーテンダーを気取る。
出来る事から始めようぜ。出来る事なら相談に乗るぜ。
March 23, 2009
ウイスキー・ア・ゴー・ゴー
木曜日から本日までの五連勤+残業デイズ、アイリッシュ・ウイスキーの多大なる後押しを受け、様々な困難を打ち負かし有無をも言わせぬ華麗なる完全勝利を遂げた男このワタシ、二日酔いってところでなんやねんの類いを堂々とキープ。
俺は酒呑みではないがいっそこの際、「趣味・ウイスキー」などと一丁前にヌカしたろかいといった塩梅、今、明らかにコイツは俺の相棒だといえる。
そんな訳で「JAMESON」は空瓶、明日辺りには「ウイスキーのおかげで早起きして稼いだお金」を握り締め、もう一本買い足してやろうぜといった寸法。
そして俺に必要なモノはガムだ。そう思いつき先日、スーパーに走りガムを買い込んだ。コイツにも何かしらのヒントがあるんじゃないのか。
ガムをクチャクチャやりながら残業を終え、止めを刺すべく駆け込み寺レコード屋へと出向く。どうせルースターズとヒートウェイヴしか聴かんのちゃうんけなどと呟きながらもコンコン引っこ抜き計五枚三千九百円。
ジャズとバーボンが似合うように 意味を探しても意味はない
チンピラ・ロックンローラーが唄う。エディット・ピアフ、こちらはまた木曜日から始まる五連勤+残業デイズに備えての一枚。
部屋に戻ればお母さんにコールを、
「よー、久し振りやないか。調子はどうだい?」
いくら喧嘩したとて血は争えるモンじゃない。
「あんたみたいな男に今時の女の子がいつまでもついてくるかいなー、お前馬鹿やな。言うた通りやないかヒャーッヒャッヒャッ!」
おい貴様、笑い事ちゃうぞ、思うが、俺も笑おう。
6月4日京都拾得、ヒートウェイヴチケットを確保。「ヒートウェイヴを拾得で」、俺は後悔など可能な限りしたくない。後悔などせずに済むのなら、それが行動に移せば済むのなら、どこにだってスナック感覚で出向けば良い。仕事の埋め合わせは残業で乗り切れば良い。今年は例年以上、旅に出まくる年だと俺は決めとる。その為に俺はウイスキーの力でも借りて働きまくるぜ。その為なら働きまくる事も可能だ。人はいつだって目標を持つべきだ。
そんな訳で並行して「6月の鈍行ツアー」を敢行、夏の甲子園開幕前に俺は早くもスケジュールを調整しまくる。
そして、
’09.5.3(日)
高哲典企画
「ブレイクスルー・アコースティック・スペシャル/グッド・フィーリング」
アット 下北沢ラグーナ
こちらは出演者共々、グッド・フィーリング極まるモノになるに違いない。
発表したい事が目白押し、とにかく明日はバーの最終日、31日だと思ったが明日が俺の最終日だ。
終わり良ければ全て良し、そんな言葉を俺は知っとる、知っとるぜ。
いつかバーでワンマンライヴを演りたい。
「THIS IS ENGLAND」は水曜日観賞、
取り戻せ取り戻せ、全てを八倍返しで取り戻せ。
俺は酒呑みではないがいっそこの際、「趣味・ウイスキー」などと一丁前にヌカしたろかいといった塩梅、今、明らかにコイツは俺の相棒だといえる。
そんな訳で「JAMESON」は空瓶、明日辺りには「ウイスキーのおかげで早起きして稼いだお金」を握り締め、もう一本買い足してやろうぜといった寸法。
そして俺に必要なモノはガムだ。そう思いつき先日、スーパーに走りガムを買い込んだ。コイツにも何かしらのヒントがあるんじゃないのか。
ガムをクチャクチャやりながら残業を終え、止めを刺すべく駆け込み寺レコード屋へと出向く。どうせルースターズとヒートウェイヴしか聴かんのちゃうんけなどと呟きながらもコンコン引っこ抜き計五枚三千九百円。
ジャズとバーボンが似合うように 意味を探しても意味はない
チンピラ・ロックンローラーが唄う。エディット・ピアフ、こちらはまた木曜日から始まる五連勤+残業デイズに備えての一枚。
部屋に戻ればお母さんにコールを、
「よー、久し振りやないか。調子はどうだい?」
いくら喧嘩したとて血は争えるモンじゃない。
「あんたみたいな男に今時の女の子がいつまでもついてくるかいなー、お前馬鹿やな。言うた通りやないかヒャーッヒャッヒャッ!」
おい貴様、笑い事ちゃうぞ、思うが、俺も笑おう。
6月4日京都拾得、ヒートウェイヴチケットを確保。「ヒートウェイヴを拾得で」、俺は後悔など可能な限りしたくない。後悔などせずに済むのなら、それが行動に移せば済むのなら、どこにだってスナック感覚で出向けば良い。仕事の埋め合わせは残業で乗り切れば良い。今年は例年以上、旅に出まくる年だと俺は決めとる。その為に俺はウイスキーの力でも借りて働きまくるぜ。その為なら働きまくる事も可能だ。人はいつだって目標を持つべきだ。
そんな訳で並行して「6月の鈍行ツアー」を敢行、夏の甲子園開幕前に俺は早くもスケジュールを調整しまくる。
そして、
’09.5.3(日)
高哲典企画
「ブレイクスルー・アコースティック・スペシャル/グッド・フィーリング」
アット 下北沢ラグーナ
こちらは出演者共々、グッド・フィーリング極まるモノになるに違いない。
発表したい事が目白押し、とにかく明日はバーの最終日、31日だと思ったが明日が俺の最終日だ。
終わり良ければ全て良し、そんな言葉を俺は知っとる、知っとるぜ。
いつかバーでワンマンライヴを演りたい。
「THIS IS ENGLAND」は水曜日観賞、
取り戻せ取り戻せ、全てを八倍返しで取り戻せ。
March 22, 2009
ハロー・バーテンダー
世の中が歪んで見える、残念ながら俺には歪んで見えるぞ。
いつだってそうだが、今は五割増しで歪んで見えるぜ。
めでたい、おめでたいぜ。
一体どうした、何が起こっとる。
俺の敵は何だ、俺は一ヶ月以上も何と闘い続けとる。
そしてこれからも闘い続ける必要があるじゃないか。
そんな訳でおいらドラッグ中毒。
背後には常に鋭く光るナイフが突きつけられ、
俺はそいつを辛うじて奪い取り喉元に突き返し、ナイフをドブに投げ捨てる。
「よーよー、こんな危ないモン持ち歩くなよ」
歩道橋からダイブの要領でルート246へ一直線ジャンプ、
車に轢かれまくられてもヘラヘラしながら家路につけ。
おっと、ワーゲンと旧車だけは俺を轢くなよ。
なんたって俺はお前に長年憧れとる、がっかりさせるなよ。
おいらドラッグ中毒。
女を抱く、辺り構わず取っ換え引っ換え女に抱きつかせてもらえ。
つきまとうのは虚無感と疲労感、果てしない感じ。
構う事なく抱き締めてくれ。
ベイビー そんなオレだけど愛してくれるかい
どうやら違う星から迷い込んできたらしい
ハロー・マイ・フレンド、
競馬場へ連れてってくれ、
ハロー・マイ・フレンド、
ハッピー・バースディを贈るぜ!
さぁ、今こそド金髪へ。
チャンス到来、ド金髪に染めまくれ。
見た目とは裏腹に俺はまさか、ボロボロに打ちのめされた。
傘を杖に、とにかく歩き続けろ。
打ちのめされた世代、すなわちビート・ジェネレーション。
ヘロヘロのゲッソリ人間、俺を何かで括るのは止めろ。
相棒、ボクシング大会を企てないか。
俺は勝つ、勝ちたいんだ、目に見えるモノで全てをねじ伏せてやりたいんだ。
ハロー・マイ・フレンズ、
どん底から這い上がる術を俺はどうやら知らんらしい。
ベイビー そんなオレだけど愛してくれるかい
どうやら違う星から迷い込んできたらしい
さぁさぁ、精神科医におやすみのコールを、
「ハロー・グッドモーニング!!俺にケジメを売ってくれ」
左利きのあの娘が、可愛い女の子達が俺に言ったぜ、
「こんな辛いのはまるで初めてよ」
ごめんと素直に謝って回ったら許される事なのか。
結婚前提で俺と付き合ってくれ、
お遊びだとかからかいだとか、そんなモノはもう終わりだ。
気付けば28歳、気付けば4月手前、俺は一体全体何をやっとる。
コールセンターに今こそコールを、
「すみません、幸せはお幾らですか?」
「それは大変心苦しいのですがこちらではなく別の窓口になってしまいます」
そうかそうか、お門違いはこの俺か。俺は充分幸せ者だった。
こんな事で嘆いたりしたら天狗様に嫌われるぜ。
天狗様にまで嫌われたらきっともの凄くタチが悪いぜ。
相棒、とにかくレコーディング大会だ、
この勢いをパッケージしろ。
「忘れたらいけん事は忘れないで」
俺は唄うぜ。
ウイスキーで焼いたしゃがれ声でもひっさげてガナリまくってやるぜ。
「俺の気のフレる部分に触るな オーイエー!!」
俺は唄うぜ。
気のフレる部分に俺はまさか、一番身近な人物に触られまくってしまった。
傷つけあってしまった、こんな経験はまるで初めてじゃないか。
ガラスのハートこのワタシ、見事無惨に砕け散れ。
めでたい、おめでたいぜ。
何がドラッグ中毒だ。そんなモンに頼ってたまるか、馬鹿馬鹿しい。
ドラッグに注意を、マカロニサラダに愛を、
ラーク・クラシック・マイルドにソフトパックを。
そしたら俺は一年半振りにこいつと復縁出来るぜ。
ハロー・バーテンダー!
おかわりをくれ、ウイスキーをダブル、いや、前代未聞のトリプルでくれ。
一仕事終えたら俺はレコード屋へと出向く、
空間を高速で落ちて行くような快感に私は飢えているの
生きてゆく全ての理由がそこにしか見い出せないでいる私はとても純粋だと思うわ
レコード屋に愛を、
「レコード屋は駆け込み寺」
今すぐ商標登録を。
パワー・トゥ・ザ・ピープル、
純粋さを失うな、全て唄に変えろ。
そしたら儲けモン、
俺の口癖「元を取れ」、
それで救われろ。
ほら、ルースターズがみっともない男の唄を唄うぜ、
俺がもってる悪い癖 あたりかまわずぶち壊し
暴れまわって夜が明ける
俺がもってる悪い癖 やりたい事やり続け
人の言葉なんか聞きゃしねぇ オーライ!
ところでバーテンダー!おかわりはどうした?
気が狂う前にさっさと持って来てくれよ。
いつだってそうだが、今は五割増しで歪んで見えるぜ。
めでたい、おめでたいぜ。
一体どうした、何が起こっとる。
俺の敵は何だ、俺は一ヶ月以上も何と闘い続けとる。
そしてこれからも闘い続ける必要があるじゃないか。
そんな訳でおいらドラッグ中毒。
背後には常に鋭く光るナイフが突きつけられ、
俺はそいつを辛うじて奪い取り喉元に突き返し、ナイフをドブに投げ捨てる。
「よーよー、こんな危ないモン持ち歩くなよ」
歩道橋からダイブの要領でルート246へ一直線ジャンプ、
車に轢かれまくられてもヘラヘラしながら家路につけ。
おっと、ワーゲンと旧車だけは俺を轢くなよ。
なんたって俺はお前に長年憧れとる、がっかりさせるなよ。
おいらドラッグ中毒。
女を抱く、辺り構わず取っ換え引っ換え女に抱きつかせてもらえ。
つきまとうのは虚無感と疲労感、果てしない感じ。
構う事なく抱き締めてくれ。
ベイビー そんなオレだけど愛してくれるかい
どうやら違う星から迷い込んできたらしい
ハロー・マイ・フレンド、
競馬場へ連れてってくれ、
ハロー・マイ・フレンド、
ハッピー・バースディを贈るぜ!
さぁ、今こそド金髪へ。
チャンス到来、ド金髪に染めまくれ。
見た目とは裏腹に俺はまさか、ボロボロに打ちのめされた。
傘を杖に、とにかく歩き続けろ。
打ちのめされた世代、すなわちビート・ジェネレーション。
ヘロヘロのゲッソリ人間、俺を何かで括るのは止めろ。
相棒、ボクシング大会を企てないか。
俺は勝つ、勝ちたいんだ、目に見えるモノで全てをねじ伏せてやりたいんだ。
ハロー・マイ・フレンズ、
どん底から這い上がる術を俺はどうやら知らんらしい。
ベイビー そんなオレだけど愛してくれるかい
どうやら違う星から迷い込んできたらしい
さぁさぁ、精神科医におやすみのコールを、
「ハロー・グッドモーニング!!俺にケジメを売ってくれ」
左利きのあの娘が、可愛い女の子達が俺に言ったぜ、
「こんな辛いのはまるで初めてよ」
ごめんと素直に謝って回ったら許される事なのか。
結婚前提で俺と付き合ってくれ、
お遊びだとかからかいだとか、そんなモノはもう終わりだ。
気付けば28歳、気付けば4月手前、俺は一体全体何をやっとる。
コールセンターに今こそコールを、
「すみません、幸せはお幾らですか?」
「それは大変心苦しいのですがこちらではなく別の窓口になってしまいます」
そうかそうか、お門違いはこの俺か。俺は充分幸せ者だった。
こんな事で嘆いたりしたら天狗様に嫌われるぜ。
天狗様にまで嫌われたらきっともの凄くタチが悪いぜ。
相棒、とにかくレコーディング大会だ、
この勢いをパッケージしろ。
「忘れたらいけん事は忘れないで」
俺は唄うぜ。
ウイスキーで焼いたしゃがれ声でもひっさげてガナリまくってやるぜ。
「俺の気のフレる部分に触るな オーイエー!!」
俺は唄うぜ。
気のフレる部分に俺はまさか、一番身近な人物に触られまくってしまった。
傷つけあってしまった、こんな経験はまるで初めてじゃないか。
ガラスのハートこのワタシ、見事無惨に砕け散れ。
めでたい、おめでたいぜ。
何がドラッグ中毒だ。そんなモンに頼ってたまるか、馬鹿馬鹿しい。
ドラッグに注意を、マカロニサラダに愛を、
ラーク・クラシック・マイルドにソフトパックを。
そしたら俺は一年半振りにこいつと復縁出来るぜ。
ハロー・バーテンダー!
おかわりをくれ、ウイスキーをダブル、いや、前代未聞のトリプルでくれ。
一仕事終えたら俺はレコード屋へと出向く、
空間を高速で落ちて行くような快感に私は飢えているの
生きてゆく全ての理由がそこにしか見い出せないでいる私はとても純粋だと思うわ
レコード屋に愛を、
「レコード屋は駆け込み寺」
今すぐ商標登録を。
パワー・トゥ・ザ・ピープル、
純粋さを失うな、全て唄に変えろ。
そしたら儲けモン、
俺の口癖「元を取れ」、
それで救われろ。
ほら、ルースターズがみっともない男の唄を唄うぜ、
俺がもってる悪い癖 あたりかまわずぶち壊し
暴れまわって夜が明ける
俺がもってる悪い癖 やりたい事やり続け
人の言葉なんか聞きゃしねぇ オーライ!
ところでバーテンダー!おかわりはどうした?
気が狂う前にさっさと持って来てくれよ。
March 21, 2009
歯軋りの夜
選抜高校野球は開幕し、俺は仕事の合間にPC画面のスコアボードに釘付けとなり気分を一掃する。初戦、すなわち開幕一回戦第一試合から「これこそ甲子園」の、ロマン沸点オーバーのスコアボードに刻まれる点数に胸を躍らせる。
九回裏に三点差を追いついた後、延長戦にもつれこみ、十二回までゲームは引きずり、遂に一点勝ち越されたがその裏にすかさず二点を取り返しゲームは閉幕。そんなロマンの開幕ゲーム。
どっちが勝とうがそんな事はどうでも良い。負けとるチームが一気に巻き返す、そんな試合に、そんな人生に心底魅力を感じる。
この魅力はプロ野球で得られるモノではない。負ければ終わり、これこそ勝負だと捉える。
こんなモン、生が無理ならせめて映像で観とくべきやと休憩時間に定食屋に駆け込めば、テレビ画面には適当なワイドショーが映し出され、気を許せば襲ってくる憂鬱を蹴散らそうと長渕剛の本を開く。
そんな中、頭空っぽキャバクラ風女とノータリンスーツ野郎計四人組が入店し、わきまえの「わ」の字も知らず「周りなど一切見えておりません」口調で大声で喋り出す。
元彼(書くのも恥ずかしい)の実家が農家でどうのこうの、合コン(書くのも煩わしい)がどうしたこうしたと喋り出す。一切笑うところがない筈の喋り口調でもこれだけ大笑いが出来るこの輩共がある意味羨ましくも思えてくるが、残念ながら俺にはとても出来た芸当ではないと安易に察する。
とりあえず顔でも見といてやるかと後ろを振り返れば、ご多分に漏れず俺の口から吐き出されるモノは溜息しかない。
嗚呼、俺と付き合ってくれる女の子などもう金輪際現れんのではないか、偉そうにいえば「分かる奴」などもうこの世におらんのじゃないかと、本物の相棒の不在に、より一層の寂しさが込み上げてくる。
何が何だか分かんねぇ 突き上げられる様に焦ってる
この部屋の散らかり具合と同じ どこから手をつけて良いか分かんねぇ
ただただパニック 燃やしちまいたい
いつだってパニック 歯軋りの夜
数少ない生き残りの吟遊詩人が今日も唄う。
ストレートに書こう、俺にはアイツが必要だ。
それは素直に伝えるべきだ。突き上げられる様に焦り出す。
ルースターズを愛しとる。何故ならどうしようもない恋の唄を叫びまくる。
おいらの空は荒模様 かわいいあの娘が出ていって
あちこちさがしてみてけれど どうにも連絡とれやしねぇ
おいら今までいろいろと 悲しいこともあったけど
今度ばかりはたまらないぜ あの娘はおいらを残してどこかへ消えてった
俺は今夜も酔っ払い、歯軋りの夜を迎え、そして明日の仕事に備える。
P.S ゴールデンウィークはライヴ三昧。新曲は数え切れん程に生み出されそうだ。
九回裏に三点差を追いついた後、延長戦にもつれこみ、十二回までゲームは引きずり、遂に一点勝ち越されたがその裏にすかさず二点を取り返しゲームは閉幕。そんなロマンの開幕ゲーム。
どっちが勝とうがそんな事はどうでも良い。負けとるチームが一気に巻き返す、そんな試合に、そんな人生に心底魅力を感じる。
この魅力はプロ野球で得られるモノではない。負ければ終わり、これこそ勝負だと捉える。
こんなモン、生が無理ならせめて映像で観とくべきやと休憩時間に定食屋に駆け込めば、テレビ画面には適当なワイドショーが映し出され、気を許せば襲ってくる憂鬱を蹴散らそうと長渕剛の本を開く。
そんな中、頭空っぽキャバクラ風女とノータリンスーツ野郎計四人組が入店し、わきまえの「わ」の字も知らず「周りなど一切見えておりません」口調で大声で喋り出す。
元彼(書くのも恥ずかしい)の実家が農家でどうのこうの、合コン(書くのも煩わしい)がどうしたこうしたと喋り出す。一切笑うところがない筈の喋り口調でもこれだけ大笑いが出来るこの輩共がある意味羨ましくも思えてくるが、残念ながら俺にはとても出来た芸当ではないと安易に察する。
とりあえず顔でも見といてやるかと後ろを振り返れば、ご多分に漏れず俺の口から吐き出されるモノは溜息しかない。
嗚呼、俺と付き合ってくれる女の子などもう金輪際現れんのではないか、偉そうにいえば「分かる奴」などもうこの世におらんのじゃないかと、本物の相棒の不在に、より一層の寂しさが込み上げてくる。
何が何だか分かんねぇ 突き上げられる様に焦ってる
この部屋の散らかり具合と同じ どこから手をつけて良いか分かんねぇ
ただただパニック 燃やしちまいたい
いつだってパニック 歯軋りの夜
数少ない生き残りの吟遊詩人が今日も唄う。
ストレートに書こう、俺にはアイツが必要だ。
それは素直に伝えるべきだ。突き上げられる様に焦り出す。
ルースターズを愛しとる。何故ならどうしようもない恋の唄を叫びまくる。
おいらの空は荒模様 かわいいあの娘が出ていって
あちこちさがしてみてけれど どうにも連絡とれやしねぇ
おいら今までいろいろと 悲しいこともあったけど
今度ばかりはたまらないぜ あの娘はおいらを残してどこかへ消えてった
俺は今夜も酔っ払い、歯軋りの夜を迎え、そして明日の仕事に備える。
P.S ゴールデンウィークはライヴ三昧。新曲は数え切れん程に生み出されそうだ。
March 20, 2009
バッド・タイム・ブルース
もしも君が出て行って もう戻らなかったら
僕はいったい何をするだろう
たぶん気が変になって 夜をさまよって
死ぬ事も出来ないで泣くんだろう
そんな想像なんて悲しすぎるから
熱いコーヒーをいれて目を覚ます
だけどそのイメージが歌になりそうだから
デタラメなブルースを口ずさむ
こんな事ばかりしてると いつかいつか
ほんとの現実になっちまうぜ
バッド・タイム・ブルース・イズ・オン・ミー
バッド・タイム・ブルース・イズ・オン・ユー
チンピラ・ロックンローラーがアコースティック・ギターを掻き鳴らす。
午前中、いくら空元気を貫いても、昼にはどうしようもない憂鬱が襲ってきたりする。
さっきまでが嘘の様に一気に誰とも話す気がなくなり、
不思議なモンでウイスキーが異様に呑みたくなってきたりする。
俺は酒呑みか、お酒に頼る人間か、二重人格者なのか。
少なくともその瞬間はそうかも知らん。
神経集中が命の業務に就いて早一ヶ月強、俺は自分のミス一つとて許したくない。
仕事がどうこうなどではない、ただただ自分が気持ち悪い。
これは性格がモノをいう。
これこそまさに俺の適任だぜなどと息巻いておいて、
カゲでボロカス言われる事程、恥ずかしい事はない。
いくらカゲでボロカス言われたところで、
「いやいや、俺は充分やっとるぜ」とたっぷりと睨みを利かせて強く言い返す為には
自分で自分を守るより手段がない。
「お前みたいなモンにごちゃごちゃ言われたないわ」と堂々とやり合う為には
自分で自分を守るより手段がない。
大言壮語は自信があってこそ吐く事を許される。
あの娘が言ったな、
「心から羨ましく思うし、近付きたいし尊敬する」
俺はそんなに強くない。いつまでも過去の言葉を切り離せずに存在する。
神経は時に掻き乱され、トンネルを抜けても次の瞬間にはまた違うトンネルに引き込まれたりする。
笑ってしまう程に俺の神経は脆いらしい。
自分が思っとるよりも格段に脆いらしい。
仕事が波に乗り出しお金が入ってくれば、他の事柄が乱れてくる。
以前は真逆だった。
「こんな場所からは一目散に抜け出すべきだ」とほざきながらも、
俺は自分のライヴ、プライベートが充実する事でバランスを保ってきた。
業務が変わって俺はようやくあの仕事場において自分の地位を確立し、
まんまと両立を図りのし上がってやる計算だった。
よくよく考えてみればそんな巧く行った例などない様にも思えてくる。
何とか立ってるあいつらと 俺の為に乾杯
あとここで俺はたかが何十年か生きて
嗚呼 嬉しいだの辛いだの繰り返すのかい
風来坊かい 風来坊かい
数少ない生き残りの吟遊詩人が唄う。
きっと今まで、数え切れん程の人達を傷つけてきた様に思える。
ツケは思いもせん瞬間に払わされる。
彼女はもうこの文章さえ読む事を止めただろう。
毎回毎回誰よりも早く、楽しみに読み漁ってくれた思い出が蘇る。
バットしかし俺は書く、この文章は俺に捧げる。
好きか嫌いか、二つに一つの人間で良い。
その点、革命家が好きだ。ブコウスキーが好きだ。
本日、残業は二時間十五分、俺は稼ぐぜと強引に息巻く。
「ゴーギャン展」は七月開催、
七月、俺は一体どうなっとるだろうか。
ウイスキーをもう一杯くれ、クイっと呑み干すさかい。
明日も早起きを目指そう。抜群の寝起きを目指そう。
僕はいったい何をするだろう
たぶん気が変になって 夜をさまよって
死ぬ事も出来ないで泣くんだろう
そんな想像なんて悲しすぎるから
熱いコーヒーをいれて目を覚ます
だけどそのイメージが歌になりそうだから
デタラメなブルースを口ずさむ
こんな事ばかりしてると いつかいつか
ほんとの現実になっちまうぜ
バッド・タイム・ブルース・イズ・オン・ミー
バッド・タイム・ブルース・イズ・オン・ユー
チンピラ・ロックンローラーがアコースティック・ギターを掻き鳴らす。
午前中、いくら空元気を貫いても、昼にはどうしようもない憂鬱が襲ってきたりする。
さっきまでが嘘の様に一気に誰とも話す気がなくなり、
不思議なモンでウイスキーが異様に呑みたくなってきたりする。
俺は酒呑みか、お酒に頼る人間か、二重人格者なのか。
少なくともその瞬間はそうかも知らん。
神経集中が命の業務に就いて早一ヶ月強、俺は自分のミス一つとて許したくない。
仕事がどうこうなどではない、ただただ自分が気持ち悪い。
これは性格がモノをいう。
これこそまさに俺の適任だぜなどと息巻いておいて、
カゲでボロカス言われる事程、恥ずかしい事はない。
いくらカゲでボロカス言われたところで、
「いやいや、俺は充分やっとるぜ」とたっぷりと睨みを利かせて強く言い返す為には
自分で自分を守るより手段がない。
「お前みたいなモンにごちゃごちゃ言われたないわ」と堂々とやり合う為には
自分で自分を守るより手段がない。
大言壮語は自信があってこそ吐く事を許される。
あの娘が言ったな、
「心から羨ましく思うし、近付きたいし尊敬する」
俺はそんなに強くない。いつまでも過去の言葉を切り離せずに存在する。
神経は時に掻き乱され、トンネルを抜けても次の瞬間にはまた違うトンネルに引き込まれたりする。
笑ってしまう程に俺の神経は脆いらしい。
自分が思っとるよりも格段に脆いらしい。
仕事が波に乗り出しお金が入ってくれば、他の事柄が乱れてくる。
以前は真逆だった。
「こんな場所からは一目散に抜け出すべきだ」とほざきながらも、
俺は自分のライヴ、プライベートが充実する事でバランスを保ってきた。
業務が変わって俺はようやくあの仕事場において自分の地位を確立し、
まんまと両立を図りのし上がってやる計算だった。
よくよく考えてみればそんな巧く行った例などない様にも思えてくる。
何とか立ってるあいつらと 俺の為に乾杯
あとここで俺はたかが何十年か生きて
嗚呼 嬉しいだの辛いだの繰り返すのかい
風来坊かい 風来坊かい
数少ない生き残りの吟遊詩人が唄う。
きっと今まで、数え切れん程の人達を傷つけてきた様に思える。
ツケは思いもせん瞬間に払わされる。
彼女はもうこの文章さえ読む事を止めただろう。
毎回毎回誰よりも早く、楽しみに読み漁ってくれた思い出が蘇る。
バットしかし俺は書く、この文章は俺に捧げる。
好きか嫌いか、二つに一つの人間で良い。
その点、革命家が好きだ。ブコウスキーが好きだ。
本日、残業は二時間十五分、俺は稼ぐぜと強引に息巻く。
「ゴーギャン展」は七月開催、
七月、俺は一体どうなっとるだろうか。
ウイスキーをもう一杯くれ、クイっと呑み干すさかい。
明日も早起きを目指そう。抜群の寝起きを目指そう。
March 19, 2009
酒呑みではない
昨晩は呑んだ。サクっと呑んで、シオンの昔のDVDを観ながら勝手に眠りに就いた。
いつもの二倍呑んで寝たー
十条フォークジャンボリーが唄う。あの唄、またいつか俺の為だけに唄ってくれよ。
俺は酒呑みではない。こんなもン雰囲気一発だ。俺は「コーヒー飲み」でありたい。
BGMは野村麻紀、昨日手に入れた一枚。なるほど、粋とはこういう事やねといった案配。
そして俺は今夜も呑む、お酒に頼るわけではない、ただただ煽るのだ。
勢い任せに発表しよう、
’09.5.3(日)
高哲典企画
「ブレイクスルー・アコースティック・スペシャル/グッド・フィーリング」
アット 下北沢ラグーナ
18時半開場/19時開演/1000円(+1drink)
高哲典/さよなら食堂 etc...
5月3日、この日、俺は意識不明の大事故を起こしてから数えて丸18年を迎える。
すなわち生まれ変わった日と捉える。
ハローお母さん、俺は生きとるぜ。
ハローお姉ちゃん、俺は演るぜ。
毎年強く思う、
「あれから何年後かにこんな所でこんな事しとるとわな」
よってこれは一大企画だ。値段は俺の我儘でギリギリまで下げてもらった。
オーナーが言った、
「お前の最高のロックを見せてやれ」
オーケー、オールオーケー、期待されたら期待を上回るのが俺の特技だ。
ストレートに書こう、絶対に観に来てほしい。
松本人志第二回監督作品「しんぼる」は今秋公開、
秋頃、俺は一体どうなっとるだろうか。
おかわりをくれ、クイっと呑み干すさかい。
バットしかし、俺は酒呑みではない。
March 18, 2009
シミッタレたワタシの24時間物語
あっという間に朝は来る。洗濯機を回し、その間にロードバイク跨り三軒茶屋、水道料金を給水停止間一髪で払い込み、平日のど真ん中を色鮮やかに塗り替えようと、行きつけ「喫茶・エルマーノ」で初のモーニングを啜る。
部屋に戻れば洗濯物を吊るし上げ、一週間振りの洗濯に関わらず一人分の為、洗濯量が案外少ない事に戸惑いは溢れ、その逆に食器量の多さに刹那さが突き刺さる。
久方振りにギターを抱えれば五弦が弾け飛び、俺は天狗様が堂々と鎮座する神社で両手を合わせた後、ヒートウェイヴを片耳に聴きながら上野へと出向く。
それにはやはり電車に乗り込む必要があり、俺はあの日と同じホームに立ち、線路をぼんやりと眺めた後、両手を強く重ねて目を閉じ、せめてもの黙祷を捧げる。この行為をハナで笑う輩がおるとすれば、俺はそんな輩とは一生付き合う事はないと誓う。今や、線路を見る事自体に侘しさを感じる。線路を見る度、偽善者か知らんが、散っていった命に黙祷を捧げたい。
電車に乗り込んだ途端、イヤホンからはヒートウェイヴのMDの中に一曲だけ詰め込んだ、ルースターズ「ONE MORE KISS」が溢れ出し、その瞬間だけは両耳にイヤホンをつけ神経を傾ける。
渋谷で美術館チケットを探し、面影を探し、レコファンでヒートウェイヴのCDを漁るがご多分に漏れず見つからず、それ以外のCDを二枚引っこ抜く。
上野へ向かうには山手線の外回りなのか内回りなのか、その前に外回りがどっちで内回りとは一体何の事なのか、それさえ分からず丁度来た電車にとりあえず乗り込んでみる。車内のブラウン管に映し出された線路図を見て、明らかに逆方向に乗り込んだんとちゃうんけと相成るがそんな事はもうどうでも良い。車内で居眠りし上野に到着すれば「ルーヴル美術館展」鑑賞。
1600年代のヨーロッパ絵画を鑑賞し、絵は写真よりも正確で、おぉ、こんな時代も確かにあったんかと偉そうにも腕を組んで感心するに至る。
今日は確かに美術館の気分だったが、俺は残念ながら気を紛らわす事に精一杯で、以前なら間違いなくついて来た筈の本物の相棒の不在にまたも寂しさが込み上げてくる。
周りの頭の弱そうなカップル、女達のまるでウィットに富んでない会話に何気なく耳を傾ければ、嗚呼、俺と付き合ってくれる女の子などもう金輪際現れんのではないか、偉そうにいえば「分かる奴」などもうこの世におらんのじゃないかと、本物の相棒の不在に、より一層の寂しさが込み上げてくる。
上野の街をぶらつき、雰囲気一発の定食屋でWBCを観戦しながら味噌汁を啜り、「此処ええよな」などと一人呟き、車内で居眠りし下北沢まで舞い戻る。
古着屋を何店か冷やかし、下北沢タウンに突如現れた「HANJIRO」を冷やかし、万事予定通り、アイリッシュ・ウイスキー「JAMESON」を手に入れる。
これはそう、3.8(日)高円寺ムーンストンプで二杯程煽ったウイスキー、シミッタレの思い出ウイスキーだ。
あっという間に夜は来る。そんな訳で当分寝てない。
美術館が好きだ。神聖な空気が確かに存在する。
シミッタレの思い出ウイスキーでも流し込んで、静かに眠る事とする。
P.S 古着屋で発見した映画フライヤー、「THIS IS ENGLAND」。一秒で観に行く事を決める。こんなモンはフライヤーのセンスだけで決めさせていただいてまるで問題はない。反逆のスキンヘッズに愛を。
部屋に戻れば洗濯物を吊るし上げ、一週間振りの洗濯に関わらず一人分の為、洗濯量が案外少ない事に戸惑いは溢れ、その逆に食器量の多さに刹那さが突き刺さる。
久方振りにギターを抱えれば五弦が弾け飛び、俺は天狗様が堂々と鎮座する神社で両手を合わせた後、ヒートウェイヴを片耳に聴きながら上野へと出向く。
それにはやはり電車に乗り込む必要があり、俺はあの日と同じホームに立ち、線路をぼんやりと眺めた後、両手を強く重ねて目を閉じ、せめてもの黙祷を捧げる。この行為をハナで笑う輩がおるとすれば、俺はそんな輩とは一生付き合う事はないと誓う。今や、線路を見る事自体に侘しさを感じる。線路を見る度、偽善者か知らんが、散っていった命に黙祷を捧げたい。
電車に乗り込んだ途端、イヤホンからはヒートウェイヴのMDの中に一曲だけ詰め込んだ、ルースターズ「ONE MORE KISS」が溢れ出し、その瞬間だけは両耳にイヤホンをつけ神経を傾ける。
渋谷で美術館チケットを探し、面影を探し、レコファンでヒートウェイヴのCDを漁るがご多分に漏れず見つからず、それ以外のCDを二枚引っこ抜く。
上野へ向かうには山手線の外回りなのか内回りなのか、その前に外回りがどっちで内回りとは一体何の事なのか、それさえ分からず丁度来た電車にとりあえず乗り込んでみる。車内のブラウン管に映し出された線路図を見て、明らかに逆方向に乗り込んだんとちゃうんけと相成るがそんな事はもうどうでも良い。車内で居眠りし上野に到着すれば「ルーヴル美術館展」鑑賞。
1600年代のヨーロッパ絵画を鑑賞し、絵は写真よりも正確で、おぉ、こんな時代も確かにあったんかと偉そうにも腕を組んで感心するに至る。
今日は確かに美術館の気分だったが、俺は残念ながら気を紛らわす事に精一杯で、以前なら間違いなくついて来た筈の本物の相棒の不在にまたも寂しさが込み上げてくる。
周りの頭の弱そうなカップル、女達のまるでウィットに富んでない会話に何気なく耳を傾ければ、嗚呼、俺と付き合ってくれる女の子などもう金輪際現れんのではないか、偉そうにいえば「分かる奴」などもうこの世におらんのじゃないかと、本物の相棒の不在に、より一層の寂しさが込み上げてくる。
上野の街をぶらつき、雰囲気一発の定食屋でWBCを観戦しながら味噌汁を啜り、「此処ええよな」などと一人呟き、車内で居眠りし下北沢まで舞い戻る。
古着屋を何店か冷やかし、下北沢タウンに突如現れた「HANJIRO」を冷やかし、万事予定通り、アイリッシュ・ウイスキー「JAMESON」を手に入れる。
これはそう、3.8(日)高円寺ムーンストンプで二杯程煽ったウイスキー、シミッタレの思い出ウイスキーだ。
あっという間に夜は来る。そんな訳で当分寝てない。
美術館が好きだ。神聖な空気が確かに存在する。
シミッタレの思い出ウイスキーでも流し込んで、静かに眠る事とする。
P.S 古着屋で発見した映画フライヤー、「THIS IS ENGLAND」。一秒で観に行く事を決める。こんなモンはフライヤーのセンスだけで決めさせていただいてまるで問題はない。反逆のスキンヘッズに愛を。
どうしようもない寂しさに包まれながらゴー
何故生きる勇気もない奴に死ぬ勇気があるのか。何故死ぬ勇気がある奴に生きる勇気がないのか。俺にはそれが不思議でしょうがない、七不思議にも程がある。ところがどっこいすっとこどっこい、こんな俺だって矛盾した言動、行動を繰り返す。怒鳴ったり嘆いたりを繰り返す。
昨日もロードバイクで仕事場に出向いた。俺は稼ぐぜと毎日残業に精を出し、複雑極まる胸中ぶらさげたままルート246を突っ走る。最近つるんでばかりの相棒と茶沢通りバーミヤンで待ち合わせ、香港行きに思いを馳せる。その後、勢い任せに、長年夢に見続けた、目の前に堂々と鎮座する「Jazz haus POSY」へ7年越しで遂に足を踏み込む。コーヒー一杯とマイルスディヴィス「COOKIN’」を沁み込ませながら、レコード屋のロマン、音楽、女の子、すなわち人生をカウンターで語り合う。「POSY」だって何処だって、俺はアイツを連れて行く予定だった。
本日、17時まで眠り続け、バーでは外国人二人組に絡まれたがそんな事は大した問題じゃない。
夜の何気ない話相手、トランプを配る相手、名も知らん様な人達のライヴ観賞、誰も知らん様な画家の絵に冒険心を抱えて出向くパートナー、真夜中のカルトムービー観賞。
好き放題、やりたい放題やってきた。行きたいところに出向いてきた。これからもそれは変わらんだろう。バットしかし、一人から二人へ、そしてまた実際に一人に戻った今、とてつもない寂しさに包まれる。
荷物は消え鍵は俺の元に、ぬいぐるみは消え心は離れ、美術館で出会って以来、二人の仲を緩和し続けたぬいぐるみ、羊のスミスが「矛盾は永遠のテーマだね」と頭の中で笑う。
眠るのは止めだ、なんたって17時まで眠り続けた。明日は久方振りの休みだ、バットしかし、近頃は神聖であるべき休みも大して重要じゃない感もある。思考は昼夜を問わず、同じ思いを繰り返す。伝えたい事、教えてほしい事は数え切れん程に残ったままだ。
明日は適当な美術館に出向こう。古着屋に行こう。アイリッシュ・ウイスキーを買おう。そして、ポーグスでも聴きながら呑もう。
誰かが言ったな、
「アンタはどこまでも人間臭いね」
おぉ、俺は人間だ。「機械の様な人間」じゃない、俺は生粋の人間だ。
孤独だったことなんかない
オレはオレが好きだ
オレの持てる最上の娯楽はオレなんだ
二、三杯飲ませてくれたら全世界をやっつけてやるぜ
やっつけたいんだ!
おぉ、ブコウスキー名文句がフラッシュバック。
俺は俺が好きだ。俺は俺が時に大好きで時に大嫌いだ。そう、俺は人間だ。
P.S オーナーが電話越しに言った、
「お前、浪速のジョー・辰吉にそっくりやな。図に乗るなよ、じゃあな」
誰かに似とると言われて喜べる程、俺は野暮でも椎茸野郎でもない。バットしかし、「ギラついた目」という点で言われるのならそれは喜べる事かも知らん。
たまにボクサーと間違われる事がある。俺はボクサーでも格闘家でもないが、いつまでもギラついた目のままでいたい。それは時に嫌われるだろう、はじかれるだろう。バットしかしそんな事はノープロブレム、それが怖くて人間などやってられるかと声を大にして叫び続けよう。
打って変わってエグザなんちゃらのメンバーっぽいと、ここ何ヶ月で二人から言われた。この件に関してはええ加減にしてくれと声を大にして叫び続けよう。
俺は俺で、俺は生粋の人間だ。
March 16, 2009
全部唄に変えようぜ ’09.3
’09.3.15(日)
いつもより五分早く部屋を出る。俺は稼ぎまくるぜなどと意気込んでみる。駅の階段を上る途中、絶好のタイミングで急行渋谷行き電車がやってくる。激しいクラクションを鳴らして電車が急ブレーキを掛け続ける時、俺の方耳ではヒートウェイヴが希望の唄をがなる。電車は中途半端な位置で止まり、俺は何が起こったのか、早よしたれやの表情で遠くから電車側に何気なく目をやる。
そこで俺は見た、おっさんを。命を落としたおっさんの姿を目の当たりにした。
俺は合掌する事さえ忘れ、どうしようもない哀しみが襲ってくる。
おっさん、死んだら駄目だぜ。鉄道会社、家族、職場はおろか、俺みたいなボンクラの懐事情に至るまで様々な事柄に迷惑は及ぶ。死ぬ事より逃げる事はない。死人に口なし、死んだら駄目だぜ。
待てば電車は何もなかったかの様に走り出すか知らんが、俺はその場で「片付け」が終わるのを呆然と待ち続ける事など断じて出来ず、ましてそんな電車に乗る神経など持ち合わせとる筈もなく、そして二度とこのホームには立ちたくないと感じる。バットしかし、どうぜ俺はまたホームに立ち、電車に乗らざるを得んだろう。世の中は回り続け、俺には生きていく使命がある。
とにかく俺は、長蛇の列に並んで律儀に遅延証明書なるモノをもらえる様な異常な精神の能天気野郎ではなく、改札を飛び越え部屋に舞い戻り、初めて仕事場までロードバイクに跨る。
おっさん、アンタのせいで遅刻はしたが、アンタのおかげで初めて仕事場までロードバイクで向かったぜ。二十分弱で到着する事が判明したぜ。
アンタがしてくれた事はそれ位の事だ。おっさん、死んだら駄目だ。俺はその光景が頭から離せず、何度も両手を重ねて勝手に合掌した。俺に出来る事はこんな事しかない。死んだら駄目だぜ。
仕事を終え部屋に戻ると今度は俺の個人的な事柄に頭をパンクさせたが、俺はとにかくPLEASANT TAPのライヴに出向く、出向くに至る。
様々な感情に押し潰されそうになるが、竜也の兄貴が「お前の為に唄ってやるぜ」の形相で唄いがなる。
無論、今村竜也は今村竜也の為に唄う。バットしかし、俺は都合良くも「俺の為に唄っとるとちゃうんけ」などと捉え、その瞬間、グッと、ググッと迫るモノを感じる。こんな日に観たライヴは有無を言わさず記憶に残る。そして、また必ずこの人達とどでかい企画をやらかし、堂々とした表情で語り合いたい衝動に駆られる。近頃、全くギターを弾いてなかったが、次から次へと立ち向かう必要性を感じる。
その後、香港行きの相棒に書類を手渡し、「この際香港丸ごと買い占めちまおうぜ」などと気取る。
喜怒哀楽を味わい尽くした様な一日。空腹を噛み締め売れ残り弁当を買い占め部屋に戻り、またおっさんの事を思う。死んだら駄目だぜ。布団の中で合掌を繰り返す。
そしてさよならしたアイツの事を思う。深く深く思う。
責めるだけ責めた後、今までとはまるで違う感情が襲ってきて懲りもせず後悔を一つ。辛い思いをしたのは俺だけじゃない、苦しい思いをしたのもアイツの方だ。そして辛い思いをさせたのもそう、俺だ。
ゴチャゴチャグチャグチャ掻き混ぜて俺は眠りに就いた。
「眠たーくなーいけどー眠るしかなーい」
俺の唄だ。
そうか、昨日の出来事、全部唄にしようぜ。そしたらお前、さらに説得力格段に増すんちゃうんけ。俺にはこれしかないぜと意気込んでやりまくれよ。生きるぜ、強引にでも高々と笑って過ごそうぜ。
いつもより五分早く部屋を出る。俺は稼ぎまくるぜなどと意気込んでみる。駅の階段を上る途中、絶好のタイミングで急行渋谷行き電車がやってくる。激しいクラクションを鳴らして電車が急ブレーキを掛け続ける時、俺の方耳ではヒートウェイヴが希望の唄をがなる。電車は中途半端な位置で止まり、俺は何が起こったのか、早よしたれやの表情で遠くから電車側に何気なく目をやる。
そこで俺は見た、おっさんを。命を落としたおっさんの姿を目の当たりにした。
俺は合掌する事さえ忘れ、どうしようもない哀しみが襲ってくる。
おっさん、死んだら駄目だぜ。鉄道会社、家族、職場はおろか、俺みたいなボンクラの懐事情に至るまで様々な事柄に迷惑は及ぶ。死ぬ事より逃げる事はない。死人に口なし、死んだら駄目だぜ。
待てば電車は何もなかったかの様に走り出すか知らんが、俺はその場で「片付け」が終わるのを呆然と待ち続ける事など断じて出来ず、ましてそんな電車に乗る神経など持ち合わせとる筈もなく、そして二度とこのホームには立ちたくないと感じる。バットしかし、どうぜ俺はまたホームに立ち、電車に乗らざるを得んだろう。世の中は回り続け、俺には生きていく使命がある。
とにかく俺は、長蛇の列に並んで律儀に遅延証明書なるモノをもらえる様な異常な精神の能天気野郎ではなく、改札を飛び越え部屋に舞い戻り、初めて仕事場までロードバイクに跨る。
おっさん、アンタのせいで遅刻はしたが、アンタのおかげで初めて仕事場までロードバイクで向かったぜ。二十分弱で到着する事が判明したぜ。
アンタがしてくれた事はそれ位の事だ。おっさん、死んだら駄目だ。俺はその光景が頭から離せず、何度も両手を重ねて勝手に合掌した。俺に出来る事はこんな事しかない。死んだら駄目だぜ。
仕事を終え部屋に戻ると今度は俺の個人的な事柄に頭をパンクさせたが、俺はとにかくPLEASANT TAPのライヴに出向く、出向くに至る。
様々な感情に押し潰されそうになるが、竜也の兄貴が「お前の為に唄ってやるぜ」の形相で唄いがなる。
無論、今村竜也は今村竜也の為に唄う。バットしかし、俺は都合良くも「俺の為に唄っとるとちゃうんけ」などと捉え、その瞬間、グッと、ググッと迫るモノを感じる。こんな日に観たライヴは有無を言わさず記憶に残る。そして、また必ずこの人達とどでかい企画をやらかし、堂々とした表情で語り合いたい衝動に駆られる。近頃、全くギターを弾いてなかったが、次から次へと立ち向かう必要性を感じる。
その後、香港行きの相棒に書類を手渡し、「この際香港丸ごと買い占めちまおうぜ」などと気取る。
喜怒哀楽を味わい尽くした様な一日。空腹を噛み締め売れ残り弁当を買い占め部屋に戻り、またおっさんの事を思う。死んだら駄目だぜ。布団の中で合掌を繰り返す。
そしてさよならしたアイツの事を思う。深く深く思う。
責めるだけ責めた後、今までとはまるで違う感情が襲ってきて懲りもせず後悔を一つ。辛い思いをしたのは俺だけじゃない、苦しい思いをしたのもアイツの方だ。そして辛い思いをさせたのもそう、俺だ。
ゴチャゴチャグチャグチャ掻き混ぜて俺は眠りに就いた。
「眠たーくなーいけどー眠るしかなーい」
俺の唄だ。
そうか、昨日の出来事、全部唄にしようぜ。そしたらお前、さらに説得力格段に増すんちゃうんけ。俺にはこれしかないぜと意気込んでやりまくれよ。生きるぜ、強引にでも高々と笑って過ごそうぜ。
March 15, 2009
「ノーセンス・ノーライフ」
ロードバイク跨り駒沢大学、スナック感覚で座談会。
髪の毛は伸び放題 生活が荒れ放題
前が見えん前が見えん 前が見えんはいつか思い出
俺が唄う。
楽しい事ばかりを考えなくちゃ考えなくちゃ。
それは前のめり前のめりに仕掛けた方が良い。
俺は口が悪い、どうやら悪い。
「でかくなるぞこの男は」
おぉ兄貴、必要以上にスタイリッシュに決めてやるぜ。
ケタ違いで目指し続けるぜ。
重要なのはお金じゃない、センスだ。
かの有名な謳い文句、「ノーセンス・ノーライフ」を独占しろ。
マニアを気取る輩程虫唾が走るモノはない。
200円のTシャツを着こなしまくる、
「ノーセンス・ノーライフ」を獲得してこそ人生だ。
俺は信頼出来る仲間を気持ち悪い程に愛し続けるぜ。
俺の事も愛してくれてノープロブレム、魂は捨てるなよ。
期待しろ、期待しろ、
やっぱり俺に期待しろ。
期待されてこそ伸びる男このワタシ、次へ次へと進む。
やる事なす事気に入らないから何にもしない
何にもしないの落ち着かないから動きは止めん
どいつもこいつも気に食わないから動きは止めん
動きを止めたら嫌われそうだぜ 動きは止めん
俺が唄う。
何一つ出来もせんのに外野席、場外席からごちゃごちゃヌカす輩に急行地獄行き切符を。
出来る輩は時間と場所さえ問わずリングに上がってくるモンだぜ。
かかって来い、俺は今やお前の正体を知ってしまったんだぜ。
2秒でKO、新記録を打ち立ててやるさかい。
語り草にしてやるさかい。
俺はやるぜ、必要以上にスタイリッシュに決めてやるぜ。
明日はそう、PLEASANT TAP観賞。
先月観逃したツケを倍返しでゴー。
精神科医にさよならのコールを、
「やぁやぁ俺さ、お調子者だよ」
俺はやんちゃにやっとるぜ。
待っとけ香港、香港の「ホ」の字も知らんこの俺が我が物顔で100万ドルの夜景を眺めるぜ。
ジム・ジャームッシュの新作に期待しろ、
相棒、期待して待とうぜ。
髪の毛は伸び放題 生活が荒れ放題
前が見えん前が見えん 前が見えんはいつか思い出
俺が唄う。
楽しい事ばかりを考えなくちゃ考えなくちゃ。
それは前のめり前のめりに仕掛けた方が良い。
俺は口が悪い、どうやら悪い。
「でかくなるぞこの男は」
おぉ兄貴、必要以上にスタイリッシュに決めてやるぜ。
ケタ違いで目指し続けるぜ。
重要なのはお金じゃない、センスだ。
かの有名な謳い文句、「ノーセンス・ノーライフ」を独占しろ。
マニアを気取る輩程虫唾が走るモノはない。
200円のTシャツを着こなしまくる、
「ノーセンス・ノーライフ」を獲得してこそ人生だ。
俺は信頼出来る仲間を気持ち悪い程に愛し続けるぜ。
俺の事も愛してくれてノープロブレム、魂は捨てるなよ。
期待しろ、期待しろ、
やっぱり俺に期待しろ。
期待されてこそ伸びる男このワタシ、次へ次へと進む。
やる事なす事気に入らないから何にもしない
何にもしないの落ち着かないから動きは止めん
どいつもこいつも気に食わないから動きは止めん
動きを止めたら嫌われそうだぜ 動きは止めん
俺が唄う。
何一つ出来もせんのに外野席、場外席からごちゃごちゃヌカす輩に急行地獄行き切符を。
出来る輩は時間と場所さえ問わずリングに上がってくるモンだぜ。
かかって来い、俺は今やお前の正体を知ってしまったんだぜ。
2秒でKO、新記録を打ち立ててやるさかい。
語り草にしてやるさかい。
俺はやるぜ、必要以上にスタイリッシュに決めてやるぜ。
明日はそう、PLEASANT TAP観賞。
先月観逃したツケを倍返しでゴー。
精神科医にさよならのコールを、
「やぁやぁ俺さ、お調子者だよ」
俺はやんちゃにやっとるぜ。
待っとけ香港、香港の「ホ」の字も知らんこの俺が我が物顔で100万ドルの夜景を眺めるぜ。
ジム・ジャームッシュの新作に期待しろ、
相棒、期待して待とうぜ。
March 13, 2009
スナック感覚 イン ザ ワールド
夜はといえば、いくら前日に眠れてなかったとしても寝つきが悪い。
あれやこれやと思考が止む事はない。
それでいて本日、1時間半の遅刻をかまして21時まで働くに至る。
鏡を覗き込めば確実に白髪が増えた事を安易に確認出来る。
俺は白髪が断固嫌いじゃない。
生きた経験の証と捉える事とする。
自分を棚に上げてモノをヌカす事ほど恥ずかしい事はない。
いつだって向き合って話が出来る人間でありたい。
波に飲み込まれたら一瞬で全てさらわれてしまうぜ。
後戻りなど出来た例がない。
誰かが言ったな、
「早くらしさを取り戻してね」
オーケー、オールオーケー、俺は前へ進む。
スナック感覚 イン 香港、
そして香港以降の事で頭をいっぱいにしよう。
喜びをいつだって探そう。
テーマは6月、西へ北へ突き進んでみよう。
唄う旅人を気取り続けろ、
そんなモン気取ってなんぼだ。
そんな訳で「鈍行ツアー」とでも銘打って
西へ北へと出向く事にする。
スナック感覚 イン ジャパン、
助手席は空席、君もついて来るかい。
ジャイヴで蹴散らしたい、
バットしかし、ターンテーブルは回る事を止めてしまった。
あれやこれやと思考が止む事はない。
それでいて本日、1時間半の遅刻をかまして21時まで働くに至る。
鏡を覗き込めば確実に白髪が増えた事を安易に確認出来る。
俺は白髪が断固嫌いじゃない。
生きた経験の証と捉える事とする。
自分を棚に上げてモノをヌカす事ほど恥ずかしい事はない。
いつだって向き合って話が出来る人間でありたい。
波に飲み込まれたら一瞬で全てさらわれてしまうぜ。
後戻りなど出来た例がない。
誰かが言ったな、
「早くらしさを取り戻してね」
オーケー、オールオーケー、俺は前へ進む。
スナック感覚 イン 香港、
そして香港以降の事で頭をいっぱいにしよう。
喜びをいつだって探そう。
テーマは6月、西へ北へ突き進んでみよう。
唄う旅人を気取り続けろ、
そんなモン気取ってなんぼだ。
そんな訳で「鈍行ツアー」とでも銘打って
西へ北へと出向く事にする。
スナック感覚 イン ジャパン、
助手席は空席、君もついて来るかい。
ジャイヴで蹴散らしたい、
バットしかし、ターンテーブルは回る事を止めてしまった。
March 12, 2009
グッド・ジャイヴ・ブルドッグ・パンチドランカー
ジャイヴに思いきり頭を殴られた男の物語。
取り戻せ取り戻せ、英語でリーゼントが叫ぶ。
近頃誕生日を迎えた相棒にはチャック・ベリーのレコードを贈る。
嗚呼、俺には結局、これしかないな。
10代の頃、ライヴ演る度に一丁前に叫んだよな、
「あのなー、分かる奴だけついて来い」
一丁前な言葉並べてな。
嗚呼、俺は結局、俺であり続けるしかないぜ。
俺のやり方は俺が決める、
俺は誰にでも好かれる様な男じゃない。
それで良い、開き直った訳じゃない。
過ちは所々修正しながら俺は生きる。
「リムジンとオンボロ」
リムジンに乗る夢を見たのさ
夢のまた夢 やかましいのさ
オンボロに乗り出掛けてくのさ
信号待ちで並んだ車
それがリムジン 黒く光った洒落た憧れ
「夢のまた夢」
ノーブランドのモーター積み込み
エンジンストップ 止まった車
それがオンボロ 油まみれの洒落たポンコツ
「蹴飛ばしてやれ」
ブレーキもろくに利かないで走る様はまるでおいらそのもので
後部座席のクマ達がオンボロの中でゆらゆら揺れてる
それがロマン
オンボロに乗り出掛けてくのさ
助手席には分かる奴だけ
リムジンがいい?オンボロがいい?
リムジンでいい?オンボロがいい!
ガタガタドコドコ音を立て走る様はまるでリズムマシンみたいで
後部座席のクマ達も「高価なあいつは似合いはしないぜ!」
ブレーキもろくに利かないで走る様はまるでおいらそのもので
後部座席のクマ達がオンボロの中で笑顔を浮かべてる
それがロマン
オンボロに乗り出掛けてくのさ
助手席には分かる奴だけ
20歳の頃に作った。弾き語りでもたまに唄った。
「恥ずかし感」もあるが、「上手い事言うとるがな感」も尋常じゃない。
オンボロのポンコツの旧式、相も変わらず生きるテーマにさせていただく。
気取った、旬なリムジン野郎には昔から用がない。
旬なリムジン野郎は無論、俺に用などないだろう。
それで良い、すなわちバランス感覚。
P.S 香港行きが確定した以上、そして無論、それ以外の為にも働きまくる必要性を感じる。
取り戻せ取り戻せ、日本語で俺が叫ぶ。
香港コーリング
ご多分に漏れず寝つきは悪い。手に入れたジャイヴレコードがあまりにもゴキゲンで、俺は自然に胸を躍らせた。「青春の殺人者」なる映画を観たが、こちらは気持ち悪い描写に戸惑い、途中で画面を消した。
香港行きチケットを確保、初の海外は釜山でもニューヨークでもない、閃きだけで決めた香港で確定した。
古傷は事ある毎に疼くかも知らん、バットしかし、振り返るのはもう止めだ。振り切るしかもはや手段はない。来る者は拒まず去る者は追わず、俺は突き進み、いつかまた大きく突き抜けよう。同じヘマは金輪際繰り返さんぜ。その為の手始めに、香港を我が物顔で歩くのだ。
香港には一体何があるのか、そんな事柄は大した問題じゃない。チャイでも啜って、知らん街で酔いどれ天使と共に笑おう。
香港行きチケットを確保、初の海外は釜山でもニューヨークでもない、閃きだけで決めた香港で確定した。
古傷は事ある毎に疼くかも知らん、バットしかし、振り返るのはもう止めだ。振り切るしかもはや手段はない。来る者は拒まず去る者は追わず、俺は突き進み、いつかまた大きく突き抜けよう。同じヘマは金輪際繰り返さんぜ。その為の手始めに、香港を我が物顔で歩くのだ。
香港には一体何があるのか、そんな事柄は大した問題じゃない。チャイでも啜って、知らん街で酔いどれ天使と共に笑おう。
March 11, 2009
ウイスキー・デイズ
死にそうになるまでは
生きてる事を忘れてる
感謝はむずかしい
ちっぽけな並の暮らしに
ちっぽけな忙しい日々に
感謝はむずかしい
喜びはすぐに当たり前になり
新しい悲しみにぶつかるたびに
足りない数ばかり数えてる
足りない数ばかり数えてる
数少ない生き残りの吟遊詩人が唄う。
当たり前な事などこの世に何一つないと、人一倍理解しとるつもりだった。
全部敵に回しても俺には最大の理解者がおると、
コイツがおってくれればそれだけで良いと、
勝手にずっと安心し続けてきた。
そんな唯一の味方だと思ってきた娘を、守るべきこの俺が傷つけるだけ傷つけ、
自らの手で敵に回し、憎しみさえ抱かせ、取り返しのつかん事をしたのもこの俺自身だと責任を感じた時、
恥ずかしくて合わせる顔すらなかった。
哀愁の夏目漱石展は見逃し、週に一度のお楽しみラジオ、
「放送室」は今月いっぱいでまさかの最終回を迎える。
そうか、三月はご多分に漏れず別れの季節か。
ムーンストンプのライヴは演った、
キャンセルしようと真剣に考えたが、それは結局考えただけだった。
’09.3.8(日)
高哲典企画
「ブレイクスルー・アコースティック 2マンシリーズ vol.3」
アット 高円寺MOONSTOMP
【高哲典VS十条フォークジャンボリー】
1.喜怒哀楽な男
2.雨が降ったって大丈夫
3.深夜高速バスブルース
4.ロマンチック
5.ドクター
6.どうにかなりそう
7.思い出を繋ぎ合わせて今を生きる
8.アウトロー・バカヤロー
9.マリーと暮らす
10.愛すべき日々
始まる前と終わった後、共にウイスキーなるモノを煽ったが無論、酔っ払う事などなかった。
「今日はトバすね」、十条フォークジャンボリーが言った。
「そりゃまぁな」、俺が答えた。
十条フォークジャンボリーの唄は胸に突き刺さり、俺は自分の歌を唄いながら、如何に断片的に歌詞にあの娘が登場する曲が多かったか、それに自ら気付いてハッとした。
モデルガンを抱き締めてお前の帰りを待っていた
お前の心臓ぶち抜こうと思って待っていた
イカれた振りして大いに唄ってみる
俺が唄う。
「いる」を「いた」と過去形に変えた時、胸には確かに迫るモノがあった。
こういう時こそ逆に、説得力を増して歌える唄があるんかと捉えた。
俺は心底感情込めて唄える男だ、それだけは変えようのない事実だ。
なんたって自分の事しか唄ってない。
夢の中で君に会いたくなったら
両手を合わせてそうなる様に願うよ
次の日の事も忘れて俺は夢を見る
夢の中で君にいつだって会える
俺が唄う。
夢を見て、「ごめん」と謝りながら強く抱き合う夢を見て、夢の中で泣いた。
そこで目が覚めた時、目には現実の涙が溢れ返り、胸を締め付けられる思いでボロボロに泣いた。
夢の続きを現実で泣く、そんな事が何日か続いた。
髭なんか生やして大人ぶって
世の中分かった様な口を利きやがる
偉そうに 何もないくせに
だからこんな俺が嫌いだ
分かってんのか 優しいって事は
機嫌の良い事とは違うぜ
数少ない生き残りの吟遊詩人が唄う。
ここ数日何があったか、どうって事はない。
特別な事はない。
竜也兄貴とビール片手にセッションした。
真夜中のセッション。
ギターとベース取っ換えたりなんかして、久し振りにベースを弾いた。
「GOODLUCK」、一緒に唄ってグッときた。
さよなら 街を歩き疲れた俺もそこには居ない
今日は今日とて西新宿、
以前呟いた、
「俺はパスポート手に入れたら何するか分からんぜ」
来月20日頃、その第一弾として香港にスナック感覚を持ち込む事が決定した。
頭に浮かんだ事全部 片付けて行け20代
以前、10代の俺が唄った。
頭に浮かんだ事全部 片付けて行け30代
28歳端くれ自称音楽家、くたばるにはまだ早く、片付けたい事は死ぬまでなくなる事がない。
お金も返す、全部取り戻そう。
以前、あれだけ一人旅が好きだったのが、今は少なくともそんな気分じゃない。
俺は知り合って間もない、それでいて気が合う酔いどれ天使を引き連れて、
完全なノープランで香港をほっつき歩く。
団体行動ほど嫌いなモノはない。よって二人だ、ギリギリ良い。
集団でしかモノを言えん奴、カゲでしか意見を言えん輩、
俺はそこまでは成り下がってない。
その点、二人は良い。ギリギリ良い。
知らん街を、海を越えて我が物顔で歩け。
「おい、あそこの近くまで行ってみようぜ」
「此処、ええ感じちゃう?」
目に焼き付けたい光景を目で見て選ぶ、それ位で良い。
荷物はカメラだけ、あとは手ぶらでも良い。
パスポートを引き換えた後、俺は西新宿で迷子になった。
駅を見つけるまで30分以上、西新宿を歩き続けた。
ブーツは擦り切れても、まだ俺には歩く事が出来た。
近頃、ウォークマンなるハイカラ機器を片耳で聴きながら歩く機会が増えた。いや、増やした。
以前は夜行バスと眠る時以外、使う事などほとんどなかった。
街を歩く時は他人の下らん話に耳を傾け、歌詞を考えたりするのが常だった。
近頃は要らん考えを排除したかった。
もう何も見たくない、聞きたくない、喋りたくもない、
伝言ゲームは性には合わん、ニュアンス一つ違っただけで大変な事になる。
事実かどうかも分からんのに、こんな状態になってからも傷つけ続けたのは俺に違いないが、
これ以上傷つけ合うのは俺だって嫌だ。
「二人で築いた世界が存在する」だとか、
「あれだけ分かり合えた類い稀なる、肩で風切る二人が他人に戻ってしまうのはあまりに哀しい」だとか、
勝手に信じ込んで書き殴ったりしたが、それさえもただの思い過ごしだったと知った時、
束縛など大嫌いでそんなモノとは無縁の自然な関係だと思い込んどったこの俺自身が
一番束縛しとったんかと思った時、無理をさせ続けてしまったんかと知った時、
全部恥ずかしくなった。お門違いほど恥ずかしい事はない。
神経質が服着て歩く男このワタシ、神経が擦り切れて疲れてしまった。
効き目のないサイレン鳴らして消防車走る
水をぶっかけなきゃならない事は増えてくばかり
昨日まで支え合うように見えたふたりが唾をかけあう
欲しかったのはきっかけで残ったのは憎しみだけか
カラカラに乾いて ちょっと擦れただけで点火する 点火する
数少ない生き残りの吟遊詩人が唄う。
こんな終わり方になるとは少なくとも想像してなかった。
そうさせてしまったのも俺の責任だ。
ドキュメンタリーフィルムのワンシーンを気取って、片耳から聴こえてくるのがヒートウェイヴ。
今は日本人の曲しか聴いてない。
和の心は断じて捨てたつもりはない。
拝啓 ミスターソングライター
俺に言葉の雨がジャンジャン降る
敬意を込めて礼を云うよ
ヒートウェイヴが唄う。
西新宿で迷子になったおかげで、俺にも言葉の雨がジャンジャン降ってきた。
そこでこの文章を頭の中で組み立て、久し振りに文章を書こうと思った。
P.S 今年の俺の運勢は「大吉」だった。天狗様にもお参りした。
バットしかしそんなモン、自分の行動次第で「大凶」にもなってしまう。
「大凶」を引いたところで、自分の行動次第で「大吉」に変える事だって出来るだろう。
以前、天狗様に言われた気がしたな、
「所詮お前次第やで」
誰も悪くない、俺の過ちだ。
生きてる事を忘れてる
感謝はむずかしい
ちっぽけな並の暮らしに
ちっぽけな忙しい日々に
感謝はむずかしい
喜びはすぐに当たり前になり
新しい悲しみにぶつかるたびに
足りない数ばかり数えてる
足りない数ばかり数えてる
数少ない生き残りの吟遊詩人が唄う。
当たり前な事などこの世に何一つないと、人一倍理解しとるつもりだった。
全部敵に回しても俺には最大の理解者がおると、
コイツがおってくれればそれだけで良いと、
勝手にずっと安心し続けてきた。
そんな唯一の味方だと思ってきた娘を、守るべきこの俺が傷つけるだけ傷つけ、
自らの手で敵に回し、憎しみさえ抱かせ、取り返しのつかん事をしたのもこの俺自身だと責任を感じた時、
恥ずかしくて合わせる顔すらなかった。
哀愁の夏目漱石展は見逃し、週に一度のお楽しみラジオ、
「放送室」は今月いっぱいでまさかの最終回を迎える。
そうか、三月はご多分に漏れず別れの季節か。
ムーンストンプのライヴは演った、
キャンセルしようと真剣に考えたが、それは結局考えただけだった。
’09.3.8(日)
高哲典企画
「ブレイクスルー・アコースティック 2マンシリーズ vol.3」
アット 高円寺MOONSTOMP
【高哲典VS十条フォークジャンボリー】
1.喜怒哀楽な男
2.雨が降ったって大丈夫
3.深夜高速バスブルース
4.ロマンチック
5.ドクター
6.どうにかなりそう
7.思い出を繋ぎ合わせて今を生きる
8.アウトロー・バカヤロー
9.マリーと暮らす
10.愛すべき日々
始まる前と終わった後、共にウイスキーなるモノを煽ったが無論、酔っ払う事などなかった。
「今日はトバすね」、十条フォークジャンボリーが言った。
「そりゃまぁな」、俺が答えた。
十条フォークジャンボリーの唄は胸に突き刺さり、俺は自分の歌を唄いながら、如何に断片的に歌詞にあの娘が登場する曲が多かったか、それに自ら気付いてハッとした。
モデルガンを抱き締めてお前の帰りを待っていた
お前の心臓ぶち抜こうと思って待っていた
イカれた振りして大いに唄ってみる
俺が唄う。
「いる」を「いた」と過去形に変えた時、胸には確かに迫るモノがあった。
こういう時こそ逆に、説得力を増して歌える唄があるんかと捉えた。
俺は心底感情込めて唄える男だ、それだけは変えようのない事実だ。
なんたって自分の事しか唄ってない。
夢の中で君に会いたくなったら
両手を合わせてそうなる様に願うよ
次の日の事も忘れて俺は夢を見る
夢の中で君にいつだって会える
俺が唄う。
夢を見て、「ごめん」と謝りながら強く抱き合う夢を見て、夢の中で泣いた。
そこで目が覚めた時、目には現実の涙が溢れ返り、胸を締め付けられる思いでボロボロに泣いた。
夢の続きを現実で泣く、そんな事が何日か続いた。
髭なんか生やして大人ぶって
世の中分かった様な口を利きやがる
偉そうに 何もないくせに
だからこんな俺が嫌いだ
分かってんのか 優しいって事は
機嫌の良い事とは違うぜ
数少ない生き残りの吟遊詩人が唄う。
ここ数日何があったか、どうって事はない。
特別な事はない。
竜也兄貴とビール片手にセッションした。
真夜中のセッション。
ギターとベース取っ換えたりなんかして、久し振りにベースを弾いた。
「GOODLUCK」、一緒に唄ってグッときた。
さよなら 街を歩き疲れた俺もそこには居ない
今日は今日とて西新宿、
以前呟いた、
「俺はパスポート手に入れたら何するか分からんぜ」
来月20日頃、その第一弾として香港にスナック感覚を持ち込む事が決定した。
頭に浮かんだ事全部 片付けて行け20代
以前、10代の俺が唄った。
頭に浮かんだ事全部 片付けて行け30代
28歳端くれ自称音楽家、くたばるにはまだ早く、片付けたい事は死ぬまでなくなる事がない。
お金も返す、全部取り戻そう。
以前、あれだけ一人旅が好きだったのが、今は少なくともそんな気分じゃない。
俺は知り合って間もない、それでいて気が合う酔いどれ天使を引き連れて、
完全なノープランで香港をほっつき歩く。
団体行動ほど嫌いなモノはない。よって二人だ、ギリギリ良い。
集団でしかモノを言えん奴、カゲでしか意見を言えん輩、
俺はそこまでは成り下がってない。
その点、二人は良い。ギリギリ良い。
知らん街を、海を越えて我が物顔で歩け。
「おい、あそこの近くまで行ってみようぜ」
「此処、ええ感じちゃう?」
目に焼き付けたい光景を目で見て選ぶ、それ位で良い。
荷物はカメラだけ、あとは手ぶらでも良い。
パスポートを引き換えた後、俺は西新宿で迷子になった。
駅を見つけるまで30分以上、西新宿を歩き続けた。
ブーツは擦り切れても、まだ俺には歩く事が出来た。
近頃、ウォークマンなるハイカラ機器を片耳で聴きながら歩く機会が増えた。いや、増やした。
以前は夜行バスと眠る時以外、使う事などほとんどなかった。
街を歩く時は他人の下らん話に耳を傾け、歌詞を考えたりするのが常だった。
近頃は要らん考えを排除したかった。
もう何も見たくない、聞きたくない、喋りたくもない、
伝言ゲームは性には合わん、ニュアンス一つ違っただけで大変な事になる。
事実かどうかも分からんのに、こんな状態になってからも傷つけ続けたのは俺に違いないが、
これ以上傷つけ合うのは俺だって嫌だ。
「二人で築いた世界が存在する」だとか、
「あれだけ分かり合えた類い稀なる、肩で風切る二人が他人に戻ってしまうのはあまりに哀しい」だとか、
勝手に信じ込んで書き殴ったりしたが、それさえもただの思い過ごしだったと知った時、
束縛など大嫌いでそんなモノとは無縁の自然な関係だと思い込んどったこの俺自身が
一番束縛しとったんかと思った時、無理をさせ続けてしまったんかと知った時、
全部恥ずかしくなった。お門違いほど恥ずかしい事はない。
神経質が服着て歩く男このワタシ、神経が擦り切れて疲れてしまった。
効き目のないサイレン鳴らして消防車走る
水をぶっかけなきゃならない事は増えてくばかり
昨日まで支え合うように見えたふたりが唾をかけあう
欲しかったのはきっかけで残ったのは憎しみだけか
カラカラに乾いて ちょっと擦れただけで点火する 点火する
数少ない生き残りの吟遊詩人が唄う。
こんな終わり方になるとは少なくとも想像してなかった。
そうさせてしまったのも俺の責任だ。
ドキュメンタリーフィルムのワンシーンを気取って、片耳から聴こえてくるのがヒートウェイヴ。
今は日本人の曲しか聴いてない。
和の心は断じて捨てたつもりはない。
拝啓 ミスターソングライター
俺に言葉の雨がジャンジャン降る
敬意を込めて礼を云うよ
ヒートウェイヴが唄う。
西新宿で迷子になったおかげで、俺にも言葉の雨がジャンジャン降ってきた。
そこでこの文章を頭の中で組み立て、久し振りに文章を書こうと思った。
P.S 今年の俺の運勢は「大吉」だった。天狗様にもお参りした。
バットしかしそんなモン、自分の行動次第で「大凶」にもなってしまう。
「大凶」を引いたところで、自分の行動次第で「大吉」に変える事だって出来るだろう。
以前、天狗様に言われた気がしたな、
「所詮お前次第やで」
誰も悪くない、俺の過ちだ。
March 07, 2009
スローダウン
俺が支えとる、などと一丁前に思ってきた。
そこから全てが間違っとる事に気付いて、崩れ落ちた。
俺がずっと支えられて、ただ甘えとるだけの男だと気付いた。
根本から変える必要があるんだよ
俺が唄う。
そりゃ俺だ、今は思う。
ここ何週間、辛い辛いの類いを書き連ねてしまった。
そして、昨日まで書いてきた夢見がちな文章さえ恥ずかしく感じる。
消すのは止めとこう、昨日まで思ってきた事だ。
辛い、こんな言葉を吐いたり書いたりするのは格好悪い事だと思ってきた。
俺こそが男だ、いつもそう言い聞かせてきた。
ずっと前から無理させ続けてきた事を知った。
様々な事柄に無理をさせとる事にさえ気付かず、俺は調子に乗って偽者の男を気取り続けた。
ここ何週間で今この真実が一番辛い時、
自分自身と真っ向から闘う必要性。
夢見がちな男、全部捨てよう。
俺の夢と引き換えにでもお前が欲しかったのに
シオンが唄う。
そんな訳ないやろ、思ってきた。
そんな感情もあるな、今は思う。
恥ずかしいが今は思ってしまう。
明後日はライヴだ。
恥ずかしいがとてもそれどころじゃない、今は思う。
腐ったモンはほっといたって消えて粉々になるだけだよ
そう訴えかける目をして後ろポケット手を突っ込む 寂しくないと言えば嘘さ
ポマードを手に入れてイカサマリーゼント作るけど
誤魔化しようはないみたいだから冷たくはしないでくれよ 優しくもされたくはないけど
俺が唄う。
自信の欠片もない表情ぶら下げて唄ってしまうかも知らん。
ライヴは生ものだ、その日限りのモノだ。
俺は一から、ほとんどゼロからやり直す必要がある。
ずっと積み重ねてきたつもりだったハッタリの心意気は全て見失った。
鏡の中で逆さまの俺が笑ってる
借りもののライオンが自分に向かって吠えてるみたいだ
あぁ 人生をヴィデオテープみたいに巻き戻して
あぁ 毎日をコンピューターみたいにリセットしてみたい
けれど俺はどうせまた同じヘマをやらかし 同じ奴を愛し
同じ奴を憎み 同じラベルの酒を飲み 同じ怒りでテーブルを叩き割るだろう
けれどルールールー 外は雨
ヒートウェイヴが唄う。
大きい、あまりにも大きいシコリを抱えてしまった。
自業自得だ。
ここ何週間、必要以上にプライベートな事を書き連ねてしまった。
暫らく何かを取り戻す心の旅に出る事にする。
【スローダウン】
昨日初めて出会った女を抱いたんだ
恋というにはほど遠い愛の安売りさ
それなりに楽しくて それなりに虚しくて
気が遠くなるほど君に会いたいと思った
考えてみると今までのこの僕ときたら
束の間の幸せの為に痛みばかり感じてきた
曲がりくねった道に落ちた石ころ蹴飛ばせば
振り返る足跡はいつもひとりぼっちさ
スローダウン 怖がる事はないさ
スローダウン ここから始まるのさ
スローダウン 重たい荷物を背負って
スローダウン
その昔幼い少年は気弱な瞳だった
物みな全てが敵にしか見えなかった
手を差し伸べる裏側には泥だらけのひくつさと
金色の羽に包まれた裏切りがあった
いつの頃からだろう 人の心の裏ばかり
見る事を覚え始めてしまったのは
かけがえのない恋人やかけがえのない親達から
離れて行ったこの僕がいつも恨めしく思える
スローダウン 怖がる事はないさ
スローダウン ここから始まるのさ
スローダウン 重たい荷物を背負って
スローダウン
小高い丘の上から愛が欲しくて
誰かに寄り添いたくて泣いた事もあった
人並の幸せこそ価値あるものだと
気付くまでにほんの少し走り過ぎちまった
さぁごらん この僕の汚れた傷跡を
さぁごらん この僕のひきつった笑顔を
人はいつの時代でも真実が欲しいもの
時として僕みたいに遠回りする事だってある
スローダウン 怖がる事はないさ
スローダウン ここから始まるのさ
スローダウン 重たい荷物を背負って
スローダウン
元気になれたらまたその時、純粋な文章を書こう。
そこから全てが間違っとる事に気付いて、崩れ落ちた。
俺がずっと支えられて、ただ甘えとるだけの男だと気付いた。
根本から変える必要があるんだよ
俺が唄う。
そりゃ俺だ、今は思う。
ここ何週間、辛い辛いの類いを書き連ねてしまった。
そして、昨日まで書いてきた夢見がちな文章さえ恥ずかしく感じる。
消すのは止めとこう、昨日まで思ってきた事だ。
辛い、こんな言葉を吐いたり書いたりするのは格好悪い事だと思ってきた。
俺こそが男だ、いつもそう言い聞かせてきた。
ずっと前から無理させ続けてきた事を知った。
様々な事柄に無理をさせとる事にさえ気付かず、俺は調子に乗って偽者の男を気取り続けた。
ここ何週間で今この真実が一番辛い時、
自分自身と真っ向から闘う必要性。
夢見がちな男、全部捨てよう。
俺の夢と引き換えにでもお前が欲しかったのに
シオンが唄う。
そんな訳ないやろ、思ってきた。
そんな感情もあるな、今は思う。
恥ずかしいが今は思ってしまう。
明後日はライヴだ。
恥ずかしいがとてもそれどころじゃない、今は思う。
腐ったモンはほっといたって消えて粉々になるだけだよ
そう訴えかける目をして後ろポケット手を突っ込む 寂しくないと言えば嘘さ
ポマードを手に入れてイカサマリーゼント作るけど
誤魔化しようはないみたいだから冷たくはしないでくれよ 優しくもされたくはないけど
俺が唄う。
自信の欠片もない表情ぶら下げて唄ってしまうかも知らん。
ライヴは生ものだ、その日限りのモノだ。
俺は一から、ほとんどゼロからやり直す必要がある。
ずっと積み重ねてきたつもりだったハッタリの心意気は全て見失った。
鏡の中で逆さまの俺が笑ってる
借りもののライオンが自分に向かって吠えてるみたいだ
あぁ 人生をヴィデオテープみたいに巻き戻して
あぁ 毎日をコンピューターみたいにリセットしてみたい
けれど俺はどうせまた同じヘマをやらかし 同じ奴を愛し
同じ奴を憎み 同じラベルの酒を飲み 同じ怒りでテーブルを叩き割るだろう
けれどルールールー 外は雨
ヒートウェイヴが唄う。
大きい、あまりにも大きいシコリを抱えてしまった。
自業自得だ。
ここ何週間、必要以上にプライベートな事を書き連ねてしまった。
暫らく何かを取り戻す心の旅に出る事にする。
【スローダウン】
昨日初めて出会った女を抱いたんだ
恋というにはほど遠い愛の安売りさ
それなりに楽しくて それなりに虚しくて
気が遠くなるほど君に会いたいと思った
考えてみると今までのこの僕ときたら
束の間の幸せの為に痛みばかり感じてきた
曲がりくねった道に落ちた石ころ蹴飛ばせば
振り返る足跡はいつもひとりぼっちさ
スローダウン 怖がる事はないさ
スローダウン ここから始まるのさ
スローダウン 重たい荷物を背負って
スローダウン
その昔幼い少年は気弱な瞳だった
物みな全てが敵にしか見えなかった
手を差し伸べる裏側には泥だらけのひくつさと
金色の羽に包まれた裏切りがあった
いつの頃からだろう 人の心の裏ばかり
見る事を覚え始めてしまったのは
かけがえのない恋人やかけがえのない親達から
離れて行ったこの僕がいつも恨めしく思える
スローダウン 怖がる事はないさ
スローダウン ここから始まるのさ
スローダウン 重たい荷物を背負って
スローダウン
小高い丘の上から愛が欲しくて
誰かに寄り添いたくて泣いた事もあった
人並の幸せこそ価値あるものだと
気付くまでにほんの少し走り過ぎちまった
さぁごらん この僕の汚れた傷跡を
さぁごらん この僕のひきつった笑顔を
人はいつの時代でも真実が欲しいもの
時として僕みたいに遠回りする事だってある
スローダウン 怖がる事はないさ
スローダウン ここから始まるのさ
スローダウン 重たい荷物を背負って
スローダウン
元気になれたらまたその時、純粋な文章を書こう。
March 05, 2009
ゴー・ラッキー・ゴー
明け方、まるでラブレターの様な文章を書いてしまった。
恥ずかしい、バットしかし俺は書く、今この瞬間を書き殴るのだ。
パスポートを手に入れなくちゃ、入れなくちゃ。
お金?家賃?あと少し、もう少し、
俺は全てを取り戻してやるぜ。
四月は海外、
五月は故郷へ、
六月は京都、
七月、北へ、
八月、ご多分に漏れず甲子園へ。
六月の京都はヒートウェイヴ、
そう、京都拾得でヒートウェイヴが演りまくる夜。
あのステージで偉大なヒートウェイヴが踊る、
それを観ておいらが踊る。
そう、これは沁みるぞ、沁みるに違いない。
こんな自由な発想を何故もっと早く実行に移す事が出来んかったか。
おっ、あれか、そう、それだ。
連れて行きたい、どうしても連れて行きたいぜ、
駄々を捏ねても連れて行きたいぜ。
そこは100%、夢の国だぜ。
新しくなりたい、新しくなりたいぜ。
夢の暮らしに付き合ってほしいぜ。
全てを一から、旅人を気取ろうぜ。
そんなモン、気取ってなんぼだ。
ならば俺は気取りまくってやるぜ。
ところで当分寝てない、手を繋ぐ旅人の夢でも見るぜ。
恥ずかしい、バットしかし俺は書く、今この瞬間を書き殴るのだ。
パスポートを手に入れなくちゃ、入れなくちゃ。
お金?家賃?あと少し、もう少し、
俺は全てを取り戻してやるぜ。
四月は海外、
五月は故郷へ、
六月は京都、
七月、北へ、
八月、ご多分に漏れず甲子園へ。
六月の京都はヒートウェイヴ、
そう、京都拾得でヒートウェイヴが演りまくる夜。
あのステージで偉大なヒートウェイヴが踊る、
それを観ておいらが踊る。
そう、これは沁みるぞ、沁みるに違いない。
こんな自由な発想を何故もっと早く実行に移す事が出来んかったか。
おっ、あれか、そう、それだ。
連れて行きたい、どうしても連れて行きたいぜ、
駄々を捏ねても連れて行きたいぜ。
そこは100%、夢の国だぜ。
新しくなりたい、新しくなりたいぜ。
夢の暮らしに付き合ってほしいぜ。
全てを一から、旅人を気取ろうぜ。
そんなモン、気取ってなんぼだ。
ならば俺は気取りまくってやるぜ。
ところで当分寝てない、手を繋ぐ旅人の夢でも見るぜ。
近頃は別れの季節
何故うまくいかなかったのだろう?
今さら考えたって無駄な事さ
知らないでいた方が楽な事だってある
頑なすぎただけさ きっとこれでいいのさ
ヒートウェイヴが唄う。
誰かの歌詞を繰り返し引用するこの俺はどの角度から見ても弱い。
俺は今日まで待った。
希望を捨てずに待ち続けた。
いや、待つ事など不甲斐無いこの俺には到底出来んかったが、何かをどうにかしようとした。
そして答えは出た。
ノー、断固ノー。
すっきりしたぜ、
いや、すっきりなどする訳はない。
バットしかし、俺は楽になり、迷路から這いずり出た。
二年二ヶ月がまるで十年十ヶ月であったかの様な付き合い方をした。
無理をせず縛られず、自由な付き合い方だと勝手に思ってきた。
それがいつから彼女は無理な部分を背負ってしまったのか、
いつから無理と感じさせてしまったのか、
そんな事さえ気付けずに、唐突に現れるビター・エンド。
いつか笑って話し合いたい、
「あんた!あの時無茶苦茶やったでー」
「おー、あれは確かに言い過ぎたわ、調子に乗り過ぎとったな」
付き合い始めた時、彼女に伝えた事がある、
「もしいつか別れる時がきたとしても、あぁ、あの人は前代未聞やったな、確かに無茶苦茶やったなと思わせられる様な付き合い方を俺はしたい。他の誰とももう付き合う事が出来んと感じる様な付き合い方をしたい。まぁ今、別れた時の話してもしょうがないけどな」
広島の友達が言ったな、
「こんな奴のどこがええの?でもこの世界を理解して引きずり込まれたらもう抜け出せんね」
嬉しかった。誇りしかなかった。
好き嫌いじゃなくても良い、いつか笑って話し合いたい。
俺は贅沢な人間だ、許してほしい。
俺が好きなモノ、好きなスタイル、好きな生き方、好きな人間、好きなデザイン、
彼女はその全てを受け止めた。
俺が好きそうなモノを見つけたら
俺の顔やらを描いておくれ
それだけで充分幸せな気分さ
俺が唄う。
赤を見たら、ジム・ジャームッシュを見たら、ターゲットマークを見たら、
レコードを見たら、コーヒーを見たら、唐揚げを見たら、モデルガンを見たら、
粋なシャツを1200円で見つけたら、JPSを見たら、ロニー・レインを聴いたら、
ブロックチェックを見たら、ブルータスを見たら、羊を見たら、ダウンタウンを見たら、
ハットを見たら、長い指を見たら、トランクを見たら、ジャック・ケルアックを見たら、
美術館の広告を見たら、文庫本を後ろポケットに突っ込んで歩く奴を見たら、アメリカンドッグを見たら、
とにかく何を見ても面白かった事を思い描いてほしい。
一歩間違えば無茶苦茶なこの人間を、
「何も出来ずにごめんね」と支えてくれた。
「これしか出来なくてごめんね」と一言添えて、
料理とコーヒーで俺の怒りを自然の内に和らげてくれた。
嬉しい事があった時、悔しい事があった時、
いつだって一番に話がしたかった。
何か嬉しい事があったらすぐ電話しても良いかい?
やぁやぁ俺さ お調子者だよ
何か悔しい事があったらすぐ電話しても良いかい?
やぁやぁ俺さ 泣くのは止めだよ
俺が唄う。どうしようもない恋の唄。
「これ買っていい?」「これはさすがに贅沢かな?」
彼女は聞いた。
「お前それは止めとけ、教養がない」「君!買い物上手やな!」
俺は答えた。
自然で誇り高き関係がいつまでも続くと思い込んだ。
誰に何を言われても関係ない、二人で築いた世界が存在した。
様々な事柄に疲れ、
無理をさせとる事さえ気付く事なく、
俺は調子に乗り続けた。
恥ずかしい人間、それは時に俺の事だ。
こんなにも傷付ける前に、別れるという言葉が出る前に、
ちゃんと向き合って話がしたかった。
それが出来とけば、
もっと早く気付いとけばこんな結果になる事はなかったかも知らん。
ギブ・ミー・ア・チャンス、
俺にはやり直せるチャンスがなかった。
全ては後の祭り、
そう、俺の得意な後の祭り。
男と女の永遠のテーマ、
あれだけ分かり合えた類い稀なる、
肩で風切る二人が他人に戻ってしまうのはあまりに哀しい。
名古屋に行く事が決まった時、彼女は聞いた、
「私はどうすれば良い?違うホテルに泊まれば良い?」
可愛い、愛しい、愛すべき日々。
いつから俺は無理を背負わせてしまったのか、
いつの間に傷を深くしてしまったのか、
怖がらせてしまったのか。
大言壮語を吐きまくってきた。
あんなのほとんどハッタリだ。
俺はハッタリで自己暗示をかける。
ところで俺はこんなところに何を書き連ねとるのか。
許してほしい。
俺にとって一番大事にするべきモノは彼女だった。
気付くのがいつだって遅過ぎる男このワタシ、一番大事なモノが何か、失ってから気付いた。
彼女とか彼氏だとか、そんな生温い関係じゃなかった。
そんなモンはいつだって馬鹿にして毛嫌いしてきた。
真夜中に観た思い出の映画、
「ナイト・オン・ザ・プラネット」。
いつか笑ってレコードと映画と本の話でもしようぜ。
「欲しいやろ?このレコード700円!」「えーっ!」
そんな会話をさせてくれよ。
編み物の話も織り交ぜてくれて構わんぜ。
デリカシーだけは人一倍重んじる、今の俺には彼女にモノを言う権利がない。
バーは三月いっぱいで辞める、ここで一曲お送りしよう、
細野晴臣で「終わりの季節」。
名古屋で手に入れた洒落こましたフック、1個100円。
「買い物上手ですね」、笑ってほしかった。
プレゼントなど渡す柄じゃないが、勝手な期待を抱いて、笑って戻って来た時の事を思って手に入れた。
こういったデザインには目がない男このワタシ、台所で使ってほしかった。
予想以上に俺は女々しい男だった。
大江慎也を愛そう。
二人でウィットに富んだ夢を見続けたかった。
それは俺一人が願っても叶うモノではない。
書き出したら止まらず、AM5:13。
こんな「女がどうのこうの」の類いは元来書く柄じゃない。
二週間前までは今までほとんど書かずにやってきた。
でも近頃はこの事で頭がいっぱいだった。
ここに載せたライヴの写真をずっと撮り続けてくれたのも彼女だ。
許してほしい。
P.S
俺の事が嫌いで憎くてしょうがない輩はずっとそのままで居続けろ。
そんな輩がこんなモノを読む権利などどこにもない。
今日の味方は明日の敵だ、神経を研ぎ澄ます事だけは忘れるな。
馬鹿にしたいならどっか他でやれ、二度と読むな。
俺は他人に好かれようとして何かをやろうとする事が何より大嫌いな男だ。
そんなに器用な人間でもない。
優しさ芝居にはうんざり、その前に俺の事が嫌いで憎くてしょうがない輩を俺自身が嫌っとる。
でもな、感謝してやるぜ。
敵が多ければ多い程、原動力は増え続ける。
残酷性が高ければ高い程、週刊誌は飛ぶ様に売れる。
俺は得体の知れん偽者野郎とは一味も二味も違うぜ。
でもな愛すべき女の子、もしも許してくれるならお前だけは別れてもずっと味方でおってくれないか。
でも、お前ももう読む事さえ止めたかも知らんな、知る術もない。
俺は我儘な人間だ、許してほしい。
無理をさせとる事さえ気付けず、自由な付き合い方だと勝手に思ってきた。
好き放題やり続け、言いたい事を歯に衣着せず言い続けてきた不甲斐無いこの俺をどうか許してやってほしい。
今さら考えたって無駄な事さ
知らないでいた方が楽な事だってある
頑なすぎただけさ きっとこれでいいのさ
ヒートウェイヴが唄う。
誰かの歌詞を繰り返し引用するこの俺はどの角度から見ても弱い。
俺は今日まで待った。
希望を捨てずに待ち続けた。
いや、待つ事など不甲斐無いこの俺には到底出来んかったが、何かをどうにかしようとした。
そして答えは出た。
ノー、断固ノー。
すっきりしたぜ、
いや、すっきりなどする訳はない。
バットしかし、俺は楽になり、迷路から這いずり出た。
二年二ヶ月がまるで十年十ヶ月であったかの様な付き合い方をした。
無理をせず縛られず、自由な付き合い方だと勝手に思ってきた。
それがいつから彼女は無理な部分を背負ってしまったのか、
いつから無理と感じさせてしまったのか、
そんな事さえ気付けずに、唐突に現れるビター・エンド。
いつか笑って話し合いたい、
「あんた!あの時無茶苦茶やったでー」
「おー、あれは確かに言い過ぎたわ、調子に乗り過ぎとったな」
付き合い始めた時、彼女に伝えた事がある、
「もしいつか別れる時がきたとしても、あぁ、あの人は前代未聞やったな、確かに無茶苦茶やったなと思わせられる様な付き合い方を俺はしたい。他の誰とももう付き合う事が出来んと感じる様な付き合い方をしたい。まぁ今、別れた時の話してもしょうがないけどな」
広島の友達が言ったな、
「こんな奴のどこがええの?でもこの世界を理解して引きずり込まれたらもう抜け出せんね」
嬉しかった。誇りしかなかった。
好き嫌いじゃなくても良い、いつか笑って話し合いたい。
俺は贅沢な人間だ、許してほしい。
俺が好きなモノ、好きなスタイル、好きな生き方、好きな人間、好きなデザイン、
彼女はその全てを受け止めた。
俺が好きそうなモノを見つけたら
俺の顔やらを描いておくれ
それだけで充分幸せな気分さ
俺が唄う。
赤を見たら、ジム・ジャームッシュを見たら、ターゲットマークを見たら、
レコードを見たら、コーヒーを見たら、唐揚げを見たら、モデルガンを見たら、
粋なシャツを1200円で見つけたら、JPSを見たら、ロニー・レインを聴いたら、
ブロックチェックを見たら、ブルータスを見たら、羊を見たら、ダウンタウンを見たら、
ハットを見たら、長い指を見たら、トランクを見たら、ジャック・ケルアックを見たら、
美術館の広告を見たら、文庫本を後ろポケットに突っ込んで歩く奴を見たら、アメリカンドッグを見たら、
とにかく何を見ても面白かった事を思い描いてほしい。
一歩間違えば無茶苦茶なこの人間を、
「何も出来ずにごめんね」と支えてくれた。
「これしか出来なくてごめんね」と一言添えて、
料理とコーヒーで俺の怒りを自然の内に和らげてくれた。
嬉しい事があった時、悔しい事があった時、
いつだって一番に話がしたかった。
何か嬉しい事があったらすぐ電話しても良いかい?
やぁやぁ俺さ お調子者だよ
何か悔しい事があったらすぐ電話しても良いかい?
やぁやぁ俺さ 泣くのは止めだよ
俺が唄う。どうしようもない恋の唄。
「これ買っていい?」「これはさすがに贅沢かな?」
彼女は聞いた。
「お前それは止めとけ、教養がない」「君!買い物上手やな!」
俺は答えた。
自然で誇り高き関係がいつまでも続くと思い込んだ。
誰に何を言われても関係ない、二人で築いた世界が存在した。
様々な事柄に疲れ、
無理をさせとる事さえ気付く事なく、
俺は調子に乗り続けた。
恥ずかしい人間、それは時に俺の事だ。
こんなにも傷付ける前に、別れるという言葉が出る前に、
ちゃんと向き合って話がしたかった。
それが出来とけば、
もっと早く気付いとけばこんな結果になる事はなかったかも知らん。
ギブ・ミー・ア・チャンス、
俺にはやり直せるチャンスがなかった。
全ては後の祭り、
そう、俺の得意な後の祭り。
男と女の永遠のテーマ、
あれだけ分かり合えた類い稀なる、
肩で風切る二人が他人に戻ってしまうのはあまりに哀しい。
名古屋に行く事が決まった時、彼女は聞いた、
「私はどうすれば良い?違うホテルに泊まれば良い?」
可愛い、愛しい、愛すべき日々。
いつから俺は無理を背負わせてしまったのか、
いつの間に傷を深くしてしまったのか、
怖がらせてしまったのか。
大言壮語を吐きまくってきた。
あんなのほとんどハッタリだ。
俺はハッタリで自己暗示をかける。
ところで俺はこんなところに何を書き連ねとるのか。
許してほしい。
俺にとって一番大事にするべきモノは彼女だった。
気付くのがいつだって遅過ぎる男このワタシ、一番大事なモノが何か、失ってから気付いた。
彼女とか彼氏だとか、そんな生温い関係じゃなかった。
そんなモンはいつだって馬鹿にして毛嫌いしてきた。
真夜中に観た思い出の映画、
「ナイト・オン・ザ・プラネット」。
いつか笑ってレコードと映画と本の話でもしようぜ。
「欲しいやろ?このレコード700円!」「えーっ!」
そんな会話をさせてくれよ。
編み物の話も織り交ぜてくれて構わんぜ。
デリカシーだけは人一倍重んじる、今の俺には彼女にモノを言う権利がない。
バーは三月いっぱいで辞める、ここで一曲お送りしよう、
細野晴臣で「終わりの季節」。
名古屋で手に入れた洒落こましたフック、1個100円。
「買い物上手ですね」、笑ってほしかった。
プレゼントなど渡す柄じゃないが、勝手な期待を抱いて、笑って戻って来た時の事を思って手に入れた。
こういったデザインには目がない男このワタシ、台所で使ってほしかった。
予想以上に俺は女々しい男だった。
大江慎也を愛そう。
二人でウィットに富んだ夢を見続けたかった。
それは俺一人が願っても叶うモノではない。
書き出したら止まらず、AM5:13。
こんな「女がどうのこうの」の類いは元来書く柄じゃない。
二週間前までは今までほとんど書かずにやってきた。
でも近頃はこの事で頭がいっぱいだった。
ここに載せたライヴの写真をずっと撮り続けてくれたのも彼女だ。
許してほしい。
P.S
俺の事が嫌いで憎くてしょうがない輩はずっとそのままで居続けろ。
そんな輩がこんなモノを読む権利などどこにもない。
今日の味方は明日の敵だ、神経を研ぎ澄ます事だけは忘れるな。
馬鹿にしたいならどっか他でやれ、二度と読むな。
俺は他人に好かれようとして何かをやろうとする事が何より大嫌いな男だ。
そんなに器用な人間でもない。
優しさ芝居にはうんざり、その前に俺の事が嫌いで憎くてしょうがない輩を俺自身が嫌っとる。
でもな、感謝してやるぜ。
敵が多ければ多い程、原動力は増え続ける。
残酷性が高ければ高い程、週刊誌は飛ぶ様に売れる。
俺は得体の知れん偽者野郎とは一味も二味も違うぜ。
でもな愛すべき女の子、もしも許してくれるならお前だけは別れてもずっと味方でおってくれないか。
でも、お前ももう読む事さえ止めたかも知らんな、知る術もない。
俺は我儘な人間だ、許してほしい。
無理をさせとる事さえ気付けず、自由な付き合い方だと勝手に思ってきた。
好き放題やり続け、言いたい事を歯に衣着せず言い続けてきた不甲斐無いこの俺をどうか許してやってほしい。
March 04, 2009
3104丁目へ連れてってくれ
このまま行ったら当然頭がおかしくなるだろう
何か楽しい事を考えなくちゃいけないんだ
このまま行ったらぶっ壊れるのは目に見えてる
何処か優しい所へ行かなくちゃいけないんだ
イカれた、イカしたバンドが唄っとる。
やっぱり、俺みたいな身勝手な男の事を強い男などとのし上げるのは金輪際止めろ、
いつか俺はあんたを裏切ってしまうかも知らんぜ。
罵ってくれて構わない、
期待するのは止めとけ。
みっともない思いをする破目になるぜ。
誰かが言ったな、
「あんたは優し過ぎる」、
どこがやねん、どこがやねん、俺は残念ながらもうその手には乗らんぜ。
相棒、気をつけろ、気をつけろ、
昨日の味方は今日の敵だぜ、神経を研ぎ澄ます事を忘れるな。
精神科医におやすみのコールを、
「ハロー、グッドモーニング!!」、俺は元気にやっとるぜ。
来月、上海辺りにスナック感覚を持ち込もう。
海を越えて誰も知らん街に行こう。
上海辺りに特別な思い入れなどないが、
知らん街を我が物顔で歩け。
恥ずかしい生き方はするなよ。
あぁ、ぬいぐるみだって連れて行こう。
心の中の動物達だって連れて行こう。
男の中の男だって連れ立って行こう。
男、そうか、コイツを愛そう。
俺は同性愛者か、
そんな事はこの際どうだって良いぜ。
男を愛して何が悪い、答えてみろ、
俺は大江慎也を愛そう。
でもな相棒、気をつけろ、気をつけろ、
今日の味方は明日の敵だぜ、安易に人を信用するな。
二週間俺は何を食べた、
おぉ!名古屋で旨いモンにありついたな、
ありついたよな、相棒!
その後はどうだい?
あれは確かに夢じゃなかったぜ、俺達、夢を叶えたぜ。
ハローお母さん!
俺は元気にやっとるぜ。
名古屋で、東京で、
今日も御飯にありつけたぜ。
それが当たり前などと俺は思った事ないぜ。
ありがとう、いつもありがとうな、感謝感謝。
相棒、ボーリング大会を企てないか、
俺は勝つ、勝ちたいんだ。
目に見えるモノで全てを捻じ伏せてやりたいんだ。
ちょっと付き合ってくれ、
そんな訳で幸せのボーリング大会開催だ、
さぁ、行くぜ。
俺は勝つ、勝ちたいんだ、勝ち続けたいんだ。
この俺を一次審査も通さずに
何が「JAPAN BLOG AWARD 2009」や、
負け惜しみじゃないぜ、この点、俺は強いぜ。
「ブログ」などと名が付くモノにエントリーしてしまったこちとらが恥ずかしいぜ、
俺は俺の名を正々堂々と掲げて逃げも隠れもせずに叫ぶぜ、
ファックユー、こっちから願い下げだぜ。
モノをいう時の最低限の礼儀として名を正々堂々と掲げる事だけは忘れんぜ。
デリカシーの欠片もない輩を俺は必要以上に嫌ってやるぜ。
この人生に別れなどあるものかと
街角のラジオが声高に歌っていた
こんな孤独な都会暮らしの中で
どうして人の運命まで君に占えるのか
天に突き刺さるこのビルディングの向こうに
男は自分の未来の姿を見る
道を外れたこの生き方さえも
どうやら時代遅れになったとしても
魂は荒野をめざす
この魂は荒野をめざし
背筋を伸ばして咲く花になる
さぁ、魂は捨てるなよ。
俺は格好つけとるか、
あぁ、格好つけてやるぜ、
魂は捨てるなよ、信じ続けてやるぜ。
でもな相棒、気をつけろ、気をつけろ、
明日の味方は明後日の敵だぜ、神経を研ぎ澄ます事だけは忘れるな。
ひな祭りに雪が舞い散るロマンチックな夜に俺が誓う、
自分の居場所は自分で決めようぜ。
笑いたい奴は笑え、馬鹿にする奴は馬鹿にしろ、
俺は真面目に睨み続けてやる。
サービスエリアの猫に愛を。
俺はこいつを心の中で思い続ける。
元気でやってくれ、俺は元気にやっとるぜ。
何か楽しい事を考えなくちゃいけないんだ
このまま行ったらぶっ壊れるのは目に見えてる
何処か優しい所へ行かなくちゃいけないんだ
イカれた、イカしたバンドが唄っとる。
やっぱり、俺みたいな身勝手な男の事を強い男などとのし上げるのは金輪際止めろ、
いつか俺はあんたを裏切ってしまうかも知らんぜ。
罵ってくれて構わない、
期待するのは止めとけ。
みっともない思いをする破目になるぜ。
誰かが言ったな、
「あんたは優し過ぎる」、
どこがやねん、どこがやねん、俺は残念ながらもうその手には乗らんぜ。
相棒、気をつけろ、気をつけろ、
昨日の味方は今日の敵だぜ、神経を研ぎ澄ます事を忘れるな。
精神科医におやすみのコールを、
「ハロー、グッドモーニング!!」、俺は元気にやっとるぜ。
来月、上海辺りにスナック感覚を持ち込もう。
海を越えて誰も知らん街に行こう。
上海辺りに特別な思い入れなどないが、
知らん街を我が物顔で歩け。
恥ずかしい生き方はするなよ。
あぁ、ぬいぐるみだって連れて行こう。
心の中の動物達だって連れて行こう。
男の中の男だって連れ立って行こう。
男、そうか、コイツを愛そう。
俺は同性愛者か、
そんな事はこの際どうだって良いぜ。
男を愛して何が悪い、答えてみろ、
俺は大江慎也を愛そう。
でもな相棒、気をつけろ、気をつけろ、
今日の味方は明日の敵だぜ、安易に人を信用するな。
二週間俺は何を食べた、
おぉ!名古屋で旨いモンにありついたな、
ありついたよな、相棒!
その後はどうだい?
あれは確かに夢じゃなかったぜ、俺達、夢を叶えたぜ。
ハローお母さん!
俺は元気にやっとるぜ。
名古屋で、東京で、
今日も御飯にありつけたぜ。
それが当たり前などと俺は思った事ないぜ。
ありがとう、いつもありがとうな、感謝感謝。
相棒、ボーリング大会を企てないか、
俺は勝つ、勝ちたいんだ。
目に見えるモノで全てを捻じ伏せてやりたいんだ。
ちょっと付き合ってくれ、
そんな訳で幸せのボーリング大会開催だ、
さぁ、行くぜ。
俺は勝つ、勝ちたいんだ、勝ち続けたいんだ。
この俺を一次審査も通さずに
何が「JAPAN BLOG AWARD 2009」や、
負け惜しみじゃないぜ、この点、俺は強いぜ。
「ブログ」などと名が付くモノにエントリーしてしまったこちとらが恥ずかしいぜ、
俺は俺の名を正々堂々と掲げて逃げも隠れもせずに叫ぶぜ、
ファックユー、こっちから願い下げだぜ。
モノをいう時の最低限の礼儀として名を正々堂々と掲げる事だけは忘れんぜ。
デリカシーの欠片もない輩を俺は必要以上に嫌ってやるぜ。
この人生に別れなどあるものかと
街角のラジオが声高に歌っていた
こんな孤独な都会暮らしの中で
どうして人の運命まで君に占えるのか
天に突き刺さるこのビルディングの向こうに
男は自分の未来の姿を見る
道を外れたこの生き方さえも
どうやら時代遅れになったとしても
魂は荒野をめざす
この魂は荒野をめざし
背筋を伸ばして咲く花になる
さぁ、魂は捨てるなよ。
俺は格好つけとるか、
あぁ、格好つけてやるぜ、
魂は捨てるなよ、信じ続けてやるぜ。
でもな相棒、気をつけろ、気をつけろ、
明日の味方は明後日の敵だぜ、神経を研ぎ澄ます事だけは忘れるな。
ひな祭りに雪が舞い散るロマンチックな夜に俺が誓う、
自分の居場所は自分で決めようぜ。
笑いたい奴は笑え、馬鹿にする奴は馬鹿にしろ、
俺は真面目に睨み続けてやる。
サービスエリアの猫に愛を。
俺はこいつを心の中で思い続ける。
元気でやってくれ、俺は元気にやっとるぜ。
March 03, 2009
男らしいってわかるかい
牛乳とシャンプー、そしてレコード袋をぶら提げて歩く。
俺は確かにこの街で暮らしとる。
この街が今、俺には哀しく映る。
街が哀しい訳ではない、
俺の思考が勝手に哀しくさせる。
苦しい事など他人に語るな
ドブに捨てちまったら一生だんまり決めろ
義理も人情もケジメもないこの街で
今夜もずけずけと生き恥をさらす
どうせおいらはどこかの流れ者
おいらのしかめっ面 今さらなおるわけがねぇ
どうせおいらはどこかの流れ者
生まれっつきのうらぶれた小汚ねぇ暮らしに乾杯
商店街で長渕剛を口ずさむ。ルーツにあるモノはふとした瞬間に顔を出す。
名盤「JEEP」を引っ張り出して聴きかじる。三回リピート。
馬鹿か利口かケジメのつかねぇ夜だった
夢にしばられおまけにてめぇの首までしめちまい
一生嘘でかためてやれとおいらひんまがりゃ
向こう見ずの乱暴者とまたののしられた
馬鹿がつくほど正直に街の空を仰いだら
すれ違う友は俺の前から遠去っていった
夢と暮らしのゴッタ返しのざわめきの真ん中で
俺にはやっぱりお前しかいなかった
男らしいってどんな奴か?
黙っとくのが男なのか、吠えまくるのが男なのか。
どっちでもええし、何でもええよ。
そんな括り自体を俺は馬鹿にしてやろう。
バットしかし、ディランⅡが唄う、
男らしいってわかるかい
ピエロや臆病者のことさ
おぉ、俺は生憎ピエロで臆病者だ。すなわち男だ。
これ位で良い。
俺は確かにこの街で暮らしとる。
この街が今、俺には哀しく映る。
街が哀しい訳ではない、
俺の思考が勝手に哀しくさせる。
苦しい事など他人に語るな
ドブに捨てちまったら一生だんまり決めろ
義理も人情もケジメもないこの街で
今夜もずけずけと生き恥をさらす
どうせおいらはどこかの流れ者
おいらのしかめっ面 今さらなおるわけがねぇ
どうせおいらはどこかの流れ者
生まれっつきのうらぶれた小汚ねぇ暮らしに乾杯
商店街で長渕剛を口ずさむ。ルーツにあるモノはふとした瞬間に顔を出す。
名盤「JEEP」を引っ張り出して聴きかじる。三回リピート。
馬鹿か利口かケジメのつかねぇ夜だった
夢にしばられおまけにてめぇの首までしめちまい
一生嘘でかためてやれとおいらひんまがりゃ
向こう見ずの乱暴者とまたののしられた
馬鹿がつくほど正直に街の空を仰いだら
すれ違う友は俺の前から遠去っていった
夢と暮らしのゴッタ返しのざわめきの真ん中で
俺にはやっぱりお前しかいなかった
男らしいってどんな奴か?
黙っとくのが男なのか、吠えまくるのが男なのか。
どっちでもええし、何でもええよ。
そんな括り自体を俺は馬鹿にしてやろう。
バットしかし、ディランⅡが唄う、
男らしいってわかるかい
ピエロや臆病者のことさ
おぉ、俺は生憎ピエロで臆病者だ。すなわち男だ。
これ位で良い。
March 02, 2009
池下駅前のファッションヘルスに流れ星が落ちたから
’09.2.28(土)
ライヴ アット 名古屋GURUGURU
1.アウトロー・バカヤロー
2.深夜高速バスブルース(名古屋編)
3.どうにかなりそう
4.思い出を繋ぎ合わせて今を生きる
5.マリーと暮らす
6.俺が唄うブルースに首ったけ
7.愛すべき日々
ノーマイク、そして座って唄う。本番が始まる前までは、歩き疲れたせいかボロボロでほとんど誰とも会話をせずただただ待ち続ける。
最初、ノーマイクと聞いた時、「それは迫力ないやろ」、思った。
バットしかしライヴが始まればまるで別人、ボロボロの「ボ」の字もノープロブレム、「ノーマイクって最高やね」の連発、俺は歌を唄いに来たのだ。言い訳など通じる訳もなく、中途半端なライヴを演っとる場合ではない。
声はマイクを通すよりもリアルに尽き抜け、ピックは欠けながら、9割方目を閉じたまま唄う。
このイカしたライヴバーの周辺はファッションヘルス街だった。
池下駅前のファッションヘルスに流れ星が落ちたから
皆で一緒に願い事をしに行こうぜ
空想を今すぐ現実にしてくれ
気がフレた様に、とりつかれた様に唄に身を任す。唄い終えた時点で、俺はどこに出たって恥ずかしくないぜと思った。自分が今の時点でかなり高いレベルで満足出来るライヴ、これを名古屋二ヵ所で演る事に成功した男このワタシ、そう思えれば周りにどう捉えられようがノープロブレム、口でしか、陰でしかモノを言えん様な輩には好き勝手言わせとけ、そして地獄へ落ちろ。
共演者の人が根っからのルースターズファンで、二人で深い話を繰り広げた。博多にある、俺が夢に見続ける「ヤキトリ・ルースターズ」にも出向いたという。
「それ、俺がもの凄い行きたいところですやん」、笑った。
家族構成にも通じるモノがあり、お父さんとお母さんの話をした。
いくら悪ぶっても、親に対する思いが変わるモノではない。
色んな話をして、
「これをマザコンと呼ぶなら、俺はそれで構わんですよ」
「そうやんねー」
二人で大いに頷いた。
このライヴバーのオーナーは、とんでもない企画を次々と打ち立てる人物、そしてDJ、そしてエトセトラ。2007年10月、「野狐禅/レディオキャロライン/50回転ズ」、こんな組み合わせの企画が名古屋であった。それを発見した時、「企画とはこういうモンやで」と、俺は周囲に言いまくり興奮した。ジャンルもバラバラ、それでいて突き抜ける感じ、これこそ素晴らしいと思った。俺は実際に名古屋まで足を運んでライヴを観賞し、「こんな企画を平然と企てるのは一体どんな男なのか」と考えた。
そんなオーナーと話が出来た、「とんでもない企画をやられてますね」
レコードの話をした。名刺を渡し、名刺を貰った。
ライヴを終えてマンガ喫茶へ一人トボトボ歩く時、オーナーからメールが届いた。胸が躍る文章で俺は何度もそれを読み返した。
このライヴの前日、シオンを招いてイベントを開催したという。そこに俺が出ても太刀打ち出来ると思う位、今日のライヴは素晴らしかったと、全てに心を打たれたとその文章には書いてあった。
嘘でも嬉しいが、嘘でこんな事を俺みたいなペーペーに言う必要は何一つないんじゃないか、思った。次の連絡を今か今かと待ち続けよう。
この喜びを俺と同じレベルで喜んでくれるヤツは一人しかおらん、思った。
ご多分に漏れず浮いたり沈んだりを繰り返すが、俺は死ぬまで夢を見続けてやろう。馬鹿にする輩は地獄へ落ちろ、俺はやるだけやっとる。そしていつかヴィニール盤の燃えカスと共に天国へ出向く。
’09.3.8(日)
高哲典企画
「ブレイクスルー・アコースティック 2マンシリーズ vol.3」
アット 高円寺MOONSTOMP
【高哲典VS十条フォークジャンボリー】
このライヴ以降、俺はライヴが決まってない。いや、決めてない。その間に全てを立て直し、曲を作り、レコーディングをし、そしてまた近々、旅に出ようと思う。
P.S 「媚びるなよ ’09」を更新。
俺の持てる最上の娯楽は俺とお前の二人だけ
様々な事柄に心臓を鷲掴みにされながら、小谷美紗子を聴きながら新宿に到着するのをただただ待った。
もしもこのバスが事故を起こしたら何人が心配するかだとか、
もしも俺が消えたら何人が探してくれるかだとか、
あまりに馬鹿らし過ぎる事さえ考えてしまう体たらく。
今まで数々の大言壮語を吐いてきた。今後もきっと吐き続けるだろう。
バットしかし今までの大言壮語の中には、ただのハッタリの部分もあった事に気付く。
部屋に戻るとそこはまだ二週間前のままだった。一ヶ月振りに戻った様な感覚で、あの娘が出て行ってまるで一年位経った様な感覚だった。
扉を開けると、前のままの笑顔を携えてアイツが出迎えてくれる事を期待した。懲りもせず期待してしまった。そんな事が起こったら緊張の糸が途切れて一年分泣いてしまうかも知らん。
扉を開けると、そこはあまりにも現実だった。
行方不明のオレの恋人は破れたシャツで真実を探し求めている
イカれた、イカしたバンドが唄っとる。
名古屋の旅はライヴ、プライベート、共に満足した旅だった。俺は得るモノをしっかりと得たと自負する。
男二人で三日三晩を過ごした。こんな経験は上辺だけの関係で成り立つモノではない。
当初、お互い気を遣う様なら別行動にしようかと俺は考えた。結果、そんな心配は微塵もなかった。気を遣う事もなく、それでいてさりげなく気を遣い合った。とにかく自由だった。十条フォークジャンボリーがカラオケボックスにギターを担いで唄いに行った一時間半以外、二人は全ての行動を共にした。ホモでも何でもないが、そこには確かに世に言う「友情」というヤツさえ感じた。
’09.3.8(日)
高哲典企画
「ブレイクスルー・アコースティック 2マンシリーズ vol.3」
アット 高円寺MOONSTOMP
【高哲典VS十条フォークジャンボリー】
深まった絆を持ち寄って、こちらも一発かましてやりたい。この点に関しては強い二人を観に来てほしい。
名古屋に出向く直前に演った「下北沢デイジーバー」での俺のライヴを観た人が、その場では一言も話してないにも関わらず「myspace」を通じて連絡をくれた。名古屋でも数々のあまりにも嬉しい言葉を受け取った。
嬉しい事柄と哀しい事柄が激しくせめぎ合う。
ブコウスキー名文句、
孤独だったことなんかない
オレはオレが好きだ
オレの持てる最上の娯楽はオレなんだ
二、三杯飲ませてくれたら全世界をやっつけてやるぜ
やっつけたいんだ!
俺は誰かの真似をしようと思った事はない。
バットしかし、この大作家と俺の思考は恥ずかしげもなくあまりにも近いんじゃないか。
敬愛して止まん。
全ての詳細はまた後日。
P.S 26日のライヴ終了後に書いた一編「媚びるなよ ’09」がうまく更新されてなかった。もっともっと長い大言壮語な文章だった。後日書き直して掲載する。読み直してほしい。
BGMはルースターズ、何度でもリピート。
もしもこのバスが事故を起こしたら何人が心配するかだとか、
もしも俺が消えたら何人が探してくれるかだとか、
あまりに馬鹿らし過ぎる事さえ考えてしまう体たらく。
今まで数々の大言壮語を吐いてきた。今後もきっと吐き続けるだろう。
バットしかし今までの大言壮語の中には、ただのハッタリの部分もあった事に気付く。
部屋に戻るとそこはまだ二週間前のままだった。一ヶ月振りに戻った様な感覚で、あの娘が出て行ってまるで一年位経った様な感覚だった。
扉を開けると、前のままの笑顔を携えてアイツが出迎えてくれる事を期待した。懲りもせず期待してしまった。そんな事が起こったら緊張の糸が途切れて一年分泣いてしまうかも知らん。
扉を開けると、そこはあまりにも現実だった。
行方不明のオレの恋人は破れたシャツで真実を探し求めている
イカれた、イカしたバンドが唄っとる。
名古屋の旅はライヴ、プライベート、共に満足した旅だった。俺は得るモノをしっかりと得たと自負する。
男二人で三日三晩を過ごした。こんな経験は上辺だけの関係で成り立つモノではない。
当初、お互い気を遣う様なら別行動にしようかと俺は考えた。結果、そんな心配は微塵もなかった。気を遣う事もなく、それでいてさりげなく気を遣い合った。とにかく自由だった。十条フォークジャンボリーがカラオケボックスにギターを担いで唄いに行った一時間半以外、二人は全ての行動を共にした。ホモでも何でもないが、そこには確かに世に言う「友情」というヤツさえ感じた。
’09.3.8(日)
高哲典企画
「ブレイクスルー・アコースティック 2マンシリーズ vol.3」
アット 高円寺MOONSTOMP
【高哲典VS十条フォークジャンボリー】
深まった絆を持ち寄って、こちらも一発かましてやりたい。この点に関しては強い二人を観に来てほしい。
名古屋に出向く直前に演った「下北沢デイジーバー」での俺のライヴを観た人が、その場では一言も話してないにも関わらず「myspace」を通じて連絡をくれた。名古屋でも数々のあまりにも嬉しい言葉を受け取った。
嬉しい事柄と哀しい事柄が激しくせめぎ合う。
ブコウスキー名文句、
孤独だったことなんかない
オレはオレが好きだ
オレの持てる最上の娯楽はオレなんだ
二、三杯飲ませてくれたら全世界をやっつけてやるぜ
やっつけたいんだ!
俺は誰かの真似をしようと思った事はない。
バットしかし、この大作家と俺の思考は恥ずかしげもなくあまりにも近いんじゃないか。
敬愛して止まん。
全ての詳細はまた後日。
P.S 26日のライヴ終了後に書いた一編「媚びるなよ ’09」がうまく更新されてなかった。もっともっと長い大言壮語な文章だった。後日書き直して掲載する。読み直してほしい。
BGMはルースターズ、何度でもリピート。
March 01, 2009
バイバイの唄
ヒートウェイヴを唄いながら街を散々徘徊した後、俺はバスに乗り込んだ。一足先に東京に戻った十条フォークジャンボリーからは「もう着いたぜ」と連絡がきた。俺の乗り込んだバスはご多分に漏れず満席、荷物は何故か膨れ上がり、お金はまたしても底をついた。
旅に飽きたら仕事仕事 お金を貯めて新しい場所へ
仕事場では一人 難しい顔をして 友達も出来ずにやり過ごすけど
本当の俺を誰も知らない それでもええよ 無理はしないよ
新しい場所は何処が良いかな ハーモニカ吹いて流れて行く
俺が唄う。唄う旅人になりたい。もっともっと演りまくりたい。こんな時間に長距離バスに乗り込むのは初めてかも知らん。今の俺はあまりに強く、そしてあまりに弱い。
注目を俺へ
嬉しい事と哀しい事が共存しとる。
そして俺は今、一人になった。
明日夕方のバスで新宿に向かう。
夕方までは喫茶店に出向こうか。
今夜のライヴも最高だった。最高、そう、それ以外はない。
名古屋二ヵ所、俺は共に自分がかなり高いレベルで満足出来るライヴをやり遂げた。
俺がやり切った事だ。そして誰かが力を貸してくれたお陰だ。
詳細は後日、俺はいつかあのとんでもない髭男と演り合う、演り合うぜ。
P.S アクセス数が一週間連続で100をオーバー。いや、100どころではない。130~350辺りをうろついとる。俺の好きな人も嫌いな人もこれをきっと読んどるかも知らん。バットしかし、どっちにしても俺は思う壺にはならん、ならんぞ。
そして俺は今、一人になった。
明日夕方のバスで新宿に向かう。
夕方までは喫茶店に出向こうか。
今夜のライヴも最高だった。最高、そう、それ以外はない。
名古屋二ヵ所、俺は共に自分がかなり高いレベルで満足出来るライヴをやり遂げた。
俺がやり切った事だ。そして誰かが力を貸してくれたお陰だ。
詳細は後日、俺はいつかあのとんでもない髭男と演り合う、演り合うぜ。
P.S アクセス数が一週間連続で100をオーバー。いや、100どころではない。130~350辺りをうろついとる。俺の好きな人も嫌いな人もこれをきっと読んどるかも知らん。バットしかし、どっちにしても俺は思う壺にはならん、ならんぞ。