August 2010
August 28, 2010
魂が鈍ると形式が現れる ’10
ドンクサイ連中につけるクスリなどない。
無論、塗るクスリもない、開発する薬剤師はいない。
何かの輪には入らない、入れない、入らない。
ヒップな、人間らしい人間とだけつるんでいたい。
俺みたいな人間は一人で良い、
一人いれば充分事足りる、
だからお前も代理の利かない「一人だけ」でいてほしい。
愛想笑いは金輪際お終い、
今日までチヤホヤされてどうにか生き延びてきた様な輩に謝る言葉も使い果たした。
この常夏がもうじき過ぎ去るというならどこまでも夏を追いかけろ。
俺はしつこい、少なくとも必要ある事柄においては。
グァムは年がら年中30℃以上あるって話だ、
決まりだ、容易い話だ、どこまでも夏を追いかければ良い。
眩暈する程の怒りと侘しさと寂しさを抱えながら次から次へと仕掛け続けろ。
お母ちゃんの言葉をフラッシュバック、
「要するに阿呆ばっかりや」
怒りを鎮める楽園まで超特急で向かいたい。
俺はどうやら本物のクレイジーになるには礼儀を知り過ぎている。
何かの輪には入らない、入れない、入らない。
新たな輪を作ろう、一から組み立てる事は可能可能。
「魂が鈍ると形式が現れる」、
ブコウスキーの名文句、意味を説明する必要などある訳がない。
感じろ、ドンクサイ連中には永久に迷宮、理解不能。
’10.8.29(日)
【BOOGIE WOOGIE STOMP】
アット 下北沢ラグーナ
w/黒坂正二郎/草臥れて/Strings Club/etc...
18時開場/18時半開演/1500円(+1drink)
August 26, 2010
ずっとこのままでいられたらいいのに ’10
’10.8.25(水)
魂の解放区、俺の部屋で乾杯を
俺の部屋に遊びに来ないかい、夜が明けるまで
魂の解放区、俺の部屋で祝杯を
俺の部屋に遊びに来ないかい、笑いが止まらない
快楽と試練を行ったり来たりの常夏UV野郎このワタシ、
断固「試練側」のインチキジョブを終えれば部屋までロードバイクで一目散、
階段を上れば一人の人間が右手に缶ビール、左手にビニール袋の夕涼みスタイルでのさばっている。
一瞬ファンかと思ったが俺みたいなUV星人にはそんなモノなど存在しない事を頭で即座に確認、
「やぁやぁ、入り給え」
そして今村竜也氏が爽快極まるシテヤッタリ顔にてモダンソファに腰掛ける。
三時間半に亘る攻防戦、
「まぁまぁ、俺の功績のオカゲで」
「いやいや、何と言ってもこの俺のあの場面は・・・」
どうしようもない人間を勝手気ままボロカスに罵りながら、
真剣にふざけ続けて精神を堂々とひけらかしている。
「SONG OF HEAVEN」という旅は紛れもなくかけがえのない旅として刻まれた。
我が愛しのKEYNAが言ったぜ、
「曲を映像に使っても良いかい?」
こちとら0.8秒の速度で華麗にアンサー、
「愛しとるさかい」
そう告げたか告げてないかなんて断固くだらない事柄、
何たって気分は告げたにさも似たりだ。
「自由」を極めた様な情景が映し出される映像を二人で何度も見返し、
最後に流れるのはあの場所にすっかりと溶け込んだ俺の大事な曲に他ならない。
「さすがだ、さすがだ」
興奮しながらインチキジョブの事など直ちに忘れ、ただただ酔いを回していた。
’10.8.26(木)
「好きな俳優は?」、
こんな問いには考えあぐねながら「ジャン・ポール・ベルモンド」、
「好きな画家は?」、
頭傾げながら「ルネ・マグリット」、
「今、最も好きな言葉は?」、
こんな問いには0.3秒の速度で即座にアンサー、「UV」×7272(夏々)。
一部界隈でその名を一気に轟かせた渡辺雅弘氏が朝も早よから水着にリュックサックの定番スタイルでやって来る。
そこでこちとら、水着にタオルにリュックサックの定番スタイルでセイハロー、
相も変わらずロードバイクまたがり神聖極まる駒澤公園まで一っ飛び。
泳ぎ方を忘れたドンクサ野郎を尻目にイカサマ背泳ぎで水とUVさえ友達にして止まない男このワタシ、
渡辺雅弘氏を水中から持ち上げてどうにか浮かばせる役目さえ担いながら「キャッキャッ」と存分に戯れる。
間髪入れず渋谷美術館、トーキョーヒップスターズクラブ徘徊、
日の焼け具合は前日比1.7倍、なるほど、UVの仕業だ。
10月には永遠の相棒と飛行機にでも飛び乗り、上海だとかソウルだとかグァムだとか何だとか、
「場所なんてもはや何処でもええぜ」などとほざきながらスナック感覚で海さえ越えて、
こうなったらUVをどこまでも追いかけてやろうって寸法。
どうやら俺はくたばる気配もなく果てしなく元気なのかも知れない、
いつまでもこんな感じが良い。
August 23, 2010
夏を終わらせない ’10
考えうる限り最高の夏、毎年毎年そんな事をほざき続けていたい。
ありとあらゆるUVをカットしてもまるでカットしきれないイカす真夏の太陽、
俺は一体いつから夏がこんなにも好きになったのか。
誰かが言ったぜ、
「まるでサイパン帰りの様」
なるほど、UVに負けて俺は随分と日に焼けたって寸法。
手強いUV、ライバルUV、ハローUV、UV、UV。
さぁ、満を持して一つ聞くけど「UV」って一体どういう意味だ、
ウィキペ何ちゃらで調べただけの薄っぺらい知識をさも知った様な口調でひけらかす事だけは止めろよ。
田野畑村も甲子園も渋谷もさほど変わらない、
空の下、道の上に居るという事においては。
俺には肩書きも取り柄もないかも知れない、
バットしかし、考えうる限り最高の旅のオカゲで新曲がドカンとまとめて完成しつつある。
一夏をまとめて記録、とんだ儲け話だ、そして考えているのは新しい旅の事ばかり。
BGMはビートたけし「浅草キッド」、
よし、UV二、三個持って来てくれ、
UV磨いて、UV抱き締めて、新しい詩を唄おう。
August 22, 2010
甲子園の中と道の上 ’10
’10.8.21(土)
格安ホテルをチェックアウトし、決勝戦開始の三時間前には既に甲子園内をうろついていた。
チケットは軒並みソールドアウトで、俺はどうにか滑り込みで三塁側アルプス席チケットを確保し、
東海大相模大応援スタンドにさも「99年度卒業生」面で座り込んだ。
ありあまる時間を駆使して物思いに耽り、そしてランボーをペラペラと捲った。
ところで甲子園内の喫煙所にて、22歳の誕生日に手に入れた大事な大事なジッポライターを失った。
居た場所を離れる時には忘れ物がないかの三度見確認を断固怠らない男このワタシ、
決勝戦という事で浮かれていたのか、確認を怠りJPSとライターを置き去りにし、気付いて取りに戻った時には無くなっていた。
ドクロとトランプ柄がほとんど剥がれたイカすライターは甲子園で姿を消した、懸命の捜索も報われずさようなら。
東海大相模大応援スタンドからは興南大応援スタンドが見渡せた。
「ハイサイおじさん」の粋な音頭に足が自然と踊りだしたが俺の席は東海大相模大応援スタンド、
「99年度卒業生」という設定であるが故、適度に控えた。
試合を観戦しながら、どちらが勝つとか負けるとかなどは実にどうだって良く、
「これだけの人間に応援されるのは一体どんな気分なのか」という味わったこともない感情を想像してみただけでビリビリときた。
何かを応援するという機能が圧倒的に欠けている男このワタシ、
俺は所詮、自らの事しか応援出来ない底無しのあん畜生。
試合前に灼熱の甲子園で読んだランボーの詩を拝借しよう、
あらゆるものに縛られた哀れ空しい青春よ、
気難しさが原因で僕は一生をふいにした
心と心が熱し合う時世はついに来ぬものか!
ほら、トランクにランボー、まったくもって役に立つ。
本気で帰りたくない感情が襲い出し、
北海道にでも飛びたい衝動に激しく駆られながら梅田の街を歩き倒し、
頭の中で作り上げていた詩を結局は律儀に乗り込んだ新宿行きバスの中で書き込んだ。
’10.8.22(日)
音楽など聴かず、思考と葛藤を繰り返しながら瞬く間に新宿に降り立つ。
動きを止めたらどうしようもなく厄介なモノに飲み込まれそうで、
午前一番、着替えるのもしゃらくさく、水着にリュックサックの定番スタイルでロードバイクまたがり神聖なる駒澤公園まで一っ飛び。
あの日、水着を手に入れていたかいなかったかで俺の常夏独り占め気分は随分と違っていただろう。
昨日までの甲子園、先日の岩手、旅の幕切れに愕然としながらハッタリクロールで息も絶え絶え泳ぎ続ける。
そして間髪入れず天下の六本木タウンまでロードバイク走らせ「マン・レイ展」鑑賞、
もう何も終わらせたくないなどと粋がる胸中。
ドヤ街情緒溢れる新世界だろうと天下の六本木だろうと頭にはタオルだ、しょうもない事柄に縛られ続けるのは止めろ。
ところで一心不乱で走り続ける道中で、
一生外さないと強く決めていた靴職人兄貴にオーダーメイドして作ってもらったブレスレットを落とした。
一夏を共にしたブレスレットはきっと246号の道の上、懸命の捜索も報われずさようなら。
俺は大事なモノを身に付け過ぎているのかも知れない、愕然とする程にうなだれて苦笑い。
さぁ、灼熱の甲子園で読んだランボーの詩を拝借しよう、
この世は欠点だらけだと君は言うのか?驚いて?
気にせずに、生きてみたまえ!
たいていな不運なんかは放っておいて・・・・・・・。
田野畑村のKEYNAと、素晴らしく美しい写真だと思う。
天国へ行ってしまったのえさんと最後に交わした言葉が忘れられない、
「一歩外に出ただけで、歩く速度が違うだけでストレスだ」
俺は死なない、この写真の様に笑える事だけ求めていたい。
’10.9.21(火)
ライヴ アット 池袋トライ
w/山口ひろとし/渡辺としのり/etc...
18時開場/19時開演/1000円(+1drink)
田野畑村にて共演の山口ひろとし氏と早速にして迅速極まる再会、運命なんて簡単に変わる。
’10.8.30(月)
十条フォークジャンボリー主催
【池袋オープンマイクジャンボリー】
18時開場/19時開演/500円(+1drink)
こちらは呼ばれもせんのに「やぁ、来ちゃいました!」顔にて新曲を連発予定、
「たいていな不運なんかは放っておいて」何かに縛られるのは止めだ。
よく聞けよ、焦燥のセンチメンタルボーイズ
一人ぼっちを気取る程、一人ぼっちでもない(ニュースタンダードナンバー)。
August 21, 2010
哀しみに勝て ’10
「甲子園に行く」なんて単なる口実に過ぎない。
目的は「旅に出る」という行為そのもので、一つのキッカケとして甲子園があるだけだ。
一番の目的は「感じて歩く」、はたまた「詩を書く」という事かも知れない。
頭の中ではありとあらゆる思考が渦巻いている。
例えば仕事を辞めたい、神経を痛めるばかりで人嫌いになるばかり、不貞腐れて人相は果てしなく悪くなる一方、
でも辞めたらこんな暮らしはきっと出来ないだろうという葛藤。
日雇い労働者の様な風貌で足を引き摺りながら歩き回り、4階建てのアンティーク屋に辿り着く。
ひたすら狙うのはそこだけだバカヤロー、居心地の良い場所、それは時に味あるモノだけが並べられたアンティーク屋。
新世界格安ホテルのすぐ近くに天下の「スパワールド」がある。
8階にある温水プールから通天閣を一望し最高の眺め、
流れるプールではファッキンカップルやら家族連れやらクソガキやらに交じって一人平泳ぎをキメる男このワタシ、
この瞬間のナニモノにも代え難い胸中が分かるか。
執念の「子ども連れで来たんやけども娘達はウォータースライダー乗りに行きましたさかい、今は僕一人ですねん」顔を駆使して眉間に皺を寄せて泳ぎ続けるフライデーナイトの胸中を忘れない。
いよいよ胸が張り裂けそうで堪らないんだけども、俺は俺のハッタリの勇気をそこそこに褒めてやりたい心意気。
「ここに奴等がいたらどれだけ幸せか」とセンチメンタルに浸る事多々あれど、
俺は一人の喜びと一人じゃない喜びを必要以上に知り尽くしたいあん畜生、全ては八倍返しの為の前章に過ぎない。
ハチミツミルク何ちゃらゼリー風呂に浸かり、塩サウナに入る、嬉しい事だけを考えていたい。
五ヶ月振りに計った体重は49.90kg、
まだまだ行ける、ストイック気取りで-3kgの余裕がほしいと企むスーパーガリヒョロボーイ(SGHB)。
いつまでも流れ続けたい、ジョンレノン/ピースベッドの心意気で全裸で眠ろう。
August 20, 2010
新世界ブルースタウンの夜
もはや哀しくなる程に胸躍る一日。
立ち止まる前に次から次へと仕掛けていかないと、どうしようもなく厄介なモノに押し潰されてしまいそうな胸中。
雪駄履き、堺筋だとか千日前だとか日本橋だとか何だとか、足が棒になっても延々と歩き続ける。
モノホン喫茶にてカツスパゲティなるハイカラメニューを平らげながら、
以前渋谷という街に存在した「パールライト」という喫茶店のモノホンおっさんマスターの事を思い出す。
やっこさん今頃、天国でアイスコーヒーでもお代わりしながらきっと甲子園の行く末を案じているんだろう。
ところで5、6曲分の歌詞をドサクサ紛れにまとめて完成させようとしながらいつまで経っても1曲も完成に辿り着かない。
準決勝を観ながら、アンティーク屋を巡りながら、流水プールに身を委ねたりしながら書いた詩が仕上がったら、
インチキエンジニアの手でもお借りしてニューアルバムを作りたい。
August 19, 2010
夢に浸って現実が消えた ’10
午前のニュースでは天気予報士が呟いていた、
「特に大阪は火曜日までとんでもない暑さになるでしょう」、
すなわち、まったくもってイカす予報に夢を。
そして俺はようやく難波行きの深夜高速バスの中、
一足お先に吹っ飛んで行った魂を追いかけるって寸法。
昼間には今日までどんな風に生きてきたのか冷静に問い詰めてみたくもなるキチガイが相も変わらず電話口でがなり立ててきやがる、
「お前、名前は何ていうんだ??」
殺意を抱く、コイツを殺して哀しむ人間がいるのか、きっといるのだ、悔しい。
殺意を抱いた事のない人間なんて信用しない、
俺はいつかどうしようもなく醜い人間を勢い余って殺してしまうかも知れない、可能性はゼロではない、
その時はお前、弁護人になってくれるか。
その前に俺が明日くたばってしまうかも知れない、哀しむ人間が傍にいてほしい。
トランクに詰め込むモノ、水着、ノートブック、ランボー。
先日岩手に出向く前、俺のトランクの中身を聞いた竜也の兄貴がほざいていた、
「モデルガンとかランボーとか要らなくねーか?」
そこでこちとら、0.8秒のスピードで即座にアンサー、
「要るんだよ」×880。
「昔は色んな町に行って・・・」などと過去だけを懐かしむなんて甚だ御法度、
俺は生涯現役を望んで止まない。
August 18, 2010
August 17, 2010
フリー・スタイル・デイズ
客商売なんてまったくもってしょうもないと常日頃思い続けている。
誰よりも不向きだと常日頃煮え繰り返している。
思い続け、煮え繰り返し続けながら気付けば今日まで、
ほとんど抜け出す事もなくファッキン極まる客を相手にお金を稼ぎ続けている。
例えば今日の仕事はまるで茶番、
俺の魂は田野畑って村の星降る夜の中、
熊が今にも飛び出さんばかりの山奥の中、
雨降る盛岡シティにて輩五人で平らげたじゃじゃ麺の中、
イカすオンボロ、デリボーイって車の後部座席に置き去りにしたままの様。
哀愁のセンチメンタル星人、竜也の兄貴がドアをノックし我が物顔にてモダンソファに腰掛ける、
「なんて愉快な旅だったんだ!」
気持ちは同じで、何度も乱痴気な写真を見返したりしている。
甲子園に行き、ニューヨークへ行く、
客商売をして稼いだお金をポッケに詰め込んで。
スナック感覚は専売特許、何かに縛られっぱなしの人間は嫌いだ。
August 15, 2010
天国はあるんだと心底思った ’10
’10.8.12(木)~8.14(土)
電波さえ追いつけない山の奥深くまで、個性溢れるあまりにも夢見がちな男達と旅に出る。
ハードケースとトランクがズラリ並ぶ光景にロマンの欠片も感じない人間なんてただのモグリだ、信じて疑わない。
俺よりも俺を知っている様な人間達が集い、総移動距離は1364kmを記録、
万年後部座席の立役者このワタシ、
俺はお調子者のセンチメンタルボーイズ達と何もかもうまくやっている様にさえ思える次第。
こんな旅はまるで初めてかも知れない、
何たって一人ではトランプもモデルガン遊びも高校球児気取りのキャッチボールさえ楽しめない。
俺は一人の喜びと一人じゃない喜びを必要以上に弁えていたいあん畜生。
屋根裏によじ登って眺めた星は冗談の様に輝き、嘘の様に流れ星が降り注いでいた。
俺達はただの子どもで、よじれる程に笑い、目に見える光景を即興で歌い、花火を両手に抱えて踊り続けた。
燃え上がる太陽の下で不必要な事は何も考えず、KEYNAと、空に向けて叫ぶ様に唄い続けた。
’10.8.13(金)
岩手県田野畑音楽祭
「SONG OF HEAVEN vol.4」
岩手県下閉伊郡田野畑村/思惟の森コミュニティ公園
KEYNA/髙哲典/今村竜也とウエタケユキオ/
十条フォークジャンボリー/渡辺雅弘(girasoul)/
リョー/MAR(まー)/ヤクワタクロウ/fleurmer(フルーマー)/
ムック(絵)/山口ひろとし/作兄(サニイ・Bomb-Do)/
Abie(あびぃ)/マイコン/浮意流(フィル)
1.深夜高速バスブルース(東北編)
2.ロマンのど真ん中
3.自由
4.夢の暮らし
5.愛すべき日々
全てを書き綴るなんてあまりにも野暮で、そしてキリがない、
時間を共有した人間達が誰一人死なず、誰一人哀しまずに突き抜け続けてほしい。
1364kmの間、命を守り続けたユキオウエタケ氏の名ドライブテクニック、
KEYNAとそれを取り巻くヒッピー集団の根性と行動力に絶え間なき脱帽を。
夢の世界からどうやら日常の世界へ
見知らぬ町から見慣れた景色へ
例えば今夜が最後の夜なら虹を潜り何を想う
車が東京に辿り着いた時にした握手を忘れない、
今村竜也とウエタケユキオ、十条フォークジャンボリー、バスと電車移動の渡辺雅弘、
築き上げた城は崩壊させない、崩壊するのは俺が腐った時で充分だ、
そんな時がきたらどうぞ見苦しい程に毛嫌いしてくれて構わない。
好き嫌いは如何なる場面でもハッキリさせた方が良い、
どうせ今後も各々が各々の為に闘い続けるだろう。
’10.8.15(日)
疲れ知らずのウーパールーパー野郎このワタシ、
ご多分に漏れず着替えるのもしゃらくさく、水着にリュックサック姿でまたがるロードバイク、
どれが現実でどれが夢かなんて実にくだらない事柄、
神聖極まる駒澤公園で推定1150mのハッタリスイミング。
確か三日後の夜には再びバスに乗り込み、颯爽たる偽OB顔にて甲子園バックネット裏に鎮座、
アイスコーヒーでも飲みまくりながら盛大にほざくんだろう、
「大逆転を狙いやがえ!!」
運転手さんブレーキ外れた様に西に向かってひたすら、
俺は運転手と、旅と、どうしようもない仲間達に凭れながらロマンと20代最後の真夏のど真ん中。
August 12, 2010
台風を蹴散らして ’10
仕事の話は止めてくれ、
そんな類いは実にくだらない。
ドンクサイ輩の話は止めてくれ、
そんな類いは実にどうだって良い。
女の話は止めてくれ、
そんな類いは実に聞き苦しい。
各々が各々の仕事を切り抜けて、
ようやく迎える誇り高き人間達との旅。
二人以上の人間と旅に出るのは一体いつ振りなのか、
もはや思い出せない程だ。
ハッピートランクに詰め込むモノはトランプとモデルガンとJPS、
俺は子どもで、まるで胸の躍りを止める術さえ知らない。
愛すべき相棒が言ってたぜ、
「アンタは50代になっても変わりそうにないね」
それは俺自身が望んで止まない事だ。
朝も早よからこの街抜け出し、
12時間後、24時間後には「渋谷」なんて夢の出来事、
サングラスでもかけて、
「今が全てだ」などと盛大にほざいてやる事さえ可能可能。
運転手さんブレーキ外れた様に東北に向かってひたすら、
こちとら御多分に漏れず後部座席は断固キープオン。
’10.8.13(金)
岩手県田野畑音楽祭
「SONG OF HEAVEN vol.4」
岩手県下閉伊郡田野畑村/思惟の森コミュニティ公園
KEYNA/髙哲典/今村竜也とウエタケユキオ/
十条フォークジャンボリー/渡辺雅弘(girasoul)/
リョー/MAR(まー)/ヤクワタクロウ/fleurmer(フルーマー)/
ムック(絵)/山口ひろとし/作兄(サニイ・Bomb-Do)/
Abie(あびぃ)/マイコン/浮意流(フィル)
http://bluecondor.net/soh/pc/
August 11, 2010
アイ・ウォント
’10.8.10(火)
ライヴ アット 下北沢デイジーバー
1.モダンソファに腰掛けて
2.マリーと暮らす
3.深夜高速バスブルース
4.ラウンドミッドナイト
5.自由
6.ロマンのど真ん中
仕事を終え、
一心不乱にロードバイクを転がして、
ヘロンペロンの千鳥足で、
空っぽの頭で、
洗濯機から汗まみれのタオルを取り出して、
そいつを巻いて、
気分を切り替えて、
空っぽの頭で、
トランクとハードケースを持ち上げた。
ライヴハウスに辿り着いた11分後にはステージで唄い、
その5分後には3弦を吹き飛ばし、
最後には2弦を吹き飛ばした。
切れない弦がほしい、
切れないギターがほしい、
力を抜く余裕がほしい、
今はまだ人生を語らず。
August 10, 2010
偽トライアスロン走者の孤独
午前、目を覚ます。
38℃ではないが雨はない、辛うじてネーミングセンス皆無逆風雲児野郎共を許そう。
甲子園中継に目をやり、着替えるのもしゃらくさく、
水着を穿いてリュックを背負い、タオルを巻いて生粋のアウトドア野郎気取り、
ロードバイクまたがり神聖の最先端、駒澤公園まで一目散。
50mプールをハッタリクロール、イカサマ平泳ぎ、雨が降り出しても繰り返しスイムし続ける、
だから天気が俺の忠実を奪うなんて断固ノープロブレム事項。
片端には水着姿のお姉ちゃん達がプールにも入らずまどろんでいる、
奴等、一体何の為にプールサイドを陣取っているのか、皆目見当もつかない始末。
部屋に戻れば甲子園中継に目をやり、それから靴職人兄貴に御挨拶、
「コンニチハ!」
そしてロードバイクまたがり見た事もない場所へ、
てんとう虫がズボンにしがみついて呟く、
「おい髭、俺も連れて行け」
お地蔵様には手を上げ話しかける、
「よぅ!!」
やりたい事がとても追いつかない。
BGMはSteady&Co、
壁紙はエドワード・ホッパー「夜耽かしの人びと」、
タイトルは永遠の聖書、アラン・シリトーで「長距離走者の孤独」、
「おれはどんな事があったって見せつけてやるんだ、誠実とはどういう事かを」。
August 09, 2010
忠実論
明日が雨だなんて嫌だ、とても信じ難い、止めろ、38℃にしてくれ、分かった、譲る、34℃でも渋々オーケー。
明日が雨なら神聖極まる駒澤公園のプールで得意のハッタリクロールをキメながら午前を過ごす俺の予定は丸潰れ、
天気が俺の予定を潰すなんて断固ファッキン事項。
お母ちゃんに電話をかける、
「アンタ!また甲子園行く気か??」
イエス、断固イエス、俺は俺に忠実に従いたい、
だから天気が俺の忠実を潰すなんて断固ファッキン事項。
ところで一つだけ尋ねよう、
「旧山手通り」って一体どういう意味だ、
教えろよ、ネーミングセンス皆無逆風雲児野郎共。
以前は「旧山手通り」が「山手通り」だったのか?
今の「山手通り」が出来て以前の「山手通り」を律儀に「旧山手通り」と改名したのか?
それなら「旧山手通り」は「山手通り」のまま名前を残して、何故新しい道に新しい名前を付けない?
そうすれば何もかもスタイリッシュに事は片付くんじゃないのか?
「簡単な事をわざわざ難しくする」呆然唖然の現象には甚だウンザリ、
俺はドンクサイ人間をエゲツナイ程に毛嫌いしている、そして怒りは永遠に治まらない。
「旧」と「現」の違いすら分からず道をひいこら突っ走り、気付けば「おい!ここどこやねん」×9801、
こちとら禁断の遅刻をしそうになってしまったんだぜ。
モノホンの阿呆に振り回されるなんて真っ平御免の最高峰、
ネーミングセンス皆無逆風雲児野郎共に告ぐ、
明日という日を38℃の晴天にしろ、そしたらこの件は全てチャラにして「あげる」。
写真はバッカス、晴天の明大前ジャズバー・バッカス、いつか君と。
August 08, 2010
ソウルロマン派は止まない ’10
体脂肪率「5」ジャストを狙って止まない男このワタシ、
痺れ、眩暈、発狂、武者震い、そして涙さえも止まらないのは、
何も夏バテだとか夏風邪だとか何だとか、そんなドンクサイ類いを患ってしまったからではない、
それは「甲子園が開幕しているから」の一点張りに他ならない。
この時期、最も問われる質問、
「元高校球児なの??」
ノー、断固ノー、残念ながらそんな浅はかな人間でもないが、
それと同時に「俺は何故甲子園を目指す球児ではなかったのか?」と後悔の念が押し寄せる事数百回。
高校時分、同じ学校に通う友達の7割は野球部の「坊主な」連中だった。
奴等、無給無休で練習に精を出し、「彼女とランデヴーする時間もないぜ」などと嘆きながら丹念にグローブを磨いていた。
そんな時、俺は新聞配達とガソリンスタンドで気狂い手前で働きながら意地を見せ、小銭を稼ぎ生活を保っていた。
ひょっとして俺は、もしかして俺は、「団体で一つのモノを目指す」という行為にひどく憧れているのかも知れない。
甲子園の映像を見る度、様々な女の子の事を思い出す、
相手も同じ気持ちならそれだけで充分幸せな気分。
甲子園中継が映るブラウン管にしがみつきながら吠える俺にクールなお姉ちゃんが噛み付いた、
「アンタだって打てないでしょ」
その足でバッティングセンターへ出向き、爽快極まる空振りを繰り返し首を傾げた思い出。
ところで胸躍る気分でロードバイクまたがる帰り道、
川の流れる遊歩道でチョコミントバーにむさぼりつくその時、
全てのファッキンジャンキーとのいざこざはキレイさっぱりと洗い流される仕組み。
どいつもこいつも闘っている、例えば「結婚・出産」という名の一大テーマ。
丁度二年前、俺は「ザ・ブルースドッグス」というバンドと京都と神戸を旅していた。
ライヴ前の少ない時間を見つけて我が愛しのゴローに告げた、
「ちょっと甲子園行ってきますさかい」
あれから丸二年、環境はことごとく変化しながらも、何も変わらない事柄だって溢れている。
すなわち、二年後には何処で何をしているのか、楽しみで仕方ないと捉える事さえ可能な次第。
August 07, 2010
自由過ぎて閉口 ’10
魂吸い取られるのが先か、稼ぐだけ稼いで逃げ切るのが先か。
ポッケに東京23区地図とメモ帳を詰め込んで、ロードバイクまたがり仕事場へと出向く。
道を変え、近道を探し、そして驚く事に17分後には颯爽たる面持ちで目的地へと辿り着き苦笑い。
俺は今まで一体何をやっていたのか、少なくとも暫らくはガタゴト電車には乗らない心意気。
一日一食の食事は天ぷらうどん、
後はアイスコーヒー、煙草、世界のハイボール、
推定体重は46.2kg、徹底的な常夏を過ごしたい。
仕事場では延々と呟く、
「あーうー、アーウー、Ah-Uh、&%$#¥¥¥E5$?$」
迷惑をかけ続けているのは断じて俺の方なのかも知れない、
魂吸い取られるのが先か、稼ぐだけ稼いで逃げ切るのが先か。
ところでイカサマ英語何ちゃらメールの類いは永遠に鳴り止まず訴えかけてきやがる、
「anti-ED!!」
ヘロンペロンになりながら一人大笑い&断固支持×389。
BGMはザ・ビーチズ、抜け出したい、逃げ切りたい。
甲子園は満を持していよいよ開幕、一年なんてあっけらかんと過ぎて行く。
原子爆弾が落ちた日だとか、誰かが結婚するだとか離婚するだとか何だとか、
事柄は山程溢れているが、所詮こちとら自らの事しか考えられない常夏のあん畜生、
プールで、ジムで、汗を垂れ流したい。
August 06, 2010
我が愛しのガタピシ精神
泳ぎたい盛りの桃源郷このワタシ、
夢遊病者さながら、燃え上がる夏の最中でもはや仕事にも今一つ精が出ない有り様。
そんな時は新しい仲間と過ごすランチタイム、まるで悪くない午後。
イカサマ何ちゃら精神を駆使して連続勤務を乗り越えれば向かう岩手、甲子園、エトセトラ、
夏バテって一体どういう意味だ、
教えろよ、何でもかんでも「~のせい」にしたがるハッタリインチキ野郎共。
俺は20代最後の夏という事実にどうやらそこそこに自覚的なガタピシのあん畜生。
ところで立て続けに観たウディ・アレンの映画の数々、
「泥棒野郎」、「アニーホール」、「ウディ・アレンのバナナ」、
巻き戻し、繰り返しながら何度でも呟く言葉、
「最高過ぎて閉口!!」
皮肉とニヒルとウィットの絶え間なき攻防戦、
モノホンのアウトローにはもはや嫉妬心しか抱けない、
こんなにも胸躍る映画を観たのは久方振りだ。
おっと、一緒に借りた芸術性極まるアダルト女優にもどうやら一言告げとかなくちゃいけない、
「最高過ぎて閉口!」
世の中、相も変わらず可笑しな事柄で溢れ返っている始末。
我が愛しの、俺達を岩手の山奥まで誘ってくれたKEYNAに早く会って抱き締めてやりたい、
「ようやく夢が叶うぜ!」
「夢の暮らし」を山奥で唄うのが俺の夢、
我が愛しのKEYNAが教えてくれたぜ、
「小熊が出るかも知れないよ!」
まったくもってイカす×7兆ジャスト。
ところで奇跡の「一泊二百円」のボロな民宿で二泊を過ごす予定に伴い、
我が愛しの今村竜也兄貴から「これ等の行為は控えろ」などと忠告が入る、
①因縁をつける
②カツアゲ行為
③威嚇
④淫行
⑤シンナー販売
すなわち、誰が暴力団やねん×9000355572。
バットしかし、俺は答えるだろう、
「④は守れそうにもありません」
とにかく旅に出る為には仕事に精を出さなくちゃいけない、
どうせ各々が旅に出る為に闘っているんだろう、俺だって勝ち続けたい。
’10.8.10(火)
ライヴ アット 下北沢デイジーバー
連続勤務の最中で我が愛しのリーゼント野郎から電話が鳴りやがりこちとら間髪入れずの二つ返事、
「おー、任せとかんかい」
溢れ出る新曲を慣らすにはうってつけの機会に賛辞を。
ところで何も食べず「世界のハイボール」を煽る真夜中、
日常と非日常の区別さえ定かでない今日この頃、
100%中1055%ニューヨークへ行こう。
August 05, 2010
隣りの芝生を塗り潰せ ’10
’10.8.3(火)
【レッツ・ゲット・ロマン】パート3
髙哲典 VS Loach
アット 下北沢BAR?CCO
1.モダンソファに腰掛けて
2.自作自演屋
3.ラウンドミッドナイト
4.ロマンのど真ん中
5.思い出を繋ぎ合わせて今を生きる
6.スポットライトな生き方
7.深夜高速バスブルース
8.何を想う
9.夢の暮らし
10.マリーと暮らす
11.愛すべき日々
涼しげな顔して土臭く物事をやらかすLoach氏は危機感を覚える程に粋で、そしてとんでもなくイカしていた。
俺は弦を吹き飛ばし、もはや何弦が切れているかも定かでなく、ただ、俺の事だけをやろうと思った。
少なくとも俺にとっては素晴らしき地下室での出来事で、それを見てくれた人間達には気持ち悪い程に感謝を。
カクテル看板に「常夏野郎」と書き殴った、例年にも増して夏が好きだ。
ところで、1500人位の前で堂々とひけらかすべき企画なのに、あまりにもったいない現状には甚だ嘆いていた。
責任は全て俺の中にあるが、集客とは友達を集める事とは訳が違うと思っている俺には未来など訪れない。
そして友達さえロクに集まらない俺は単なるファッキンヘビーボーイなのかも知れない。
そんな時、行きつけロックンロール屋の兄ちゃんが遊びに来てくれて嬉しさが溢れた。
「昔働いていた狭っ苦しいバーのカウンターでお互いの夢を語り明かそうって魂胆」の下、
ハーパー、ブラントン、ジャックダニエル、何ちゃらかんちゃら、
とにかく解放感に包まれながら次から次へとバーボンやらスコッチやら、味の違いも分からんままに呑み干して、
便所で眠る事もなく真夜中まで語り続けていた。
次は靴職人の兄貴が来てくれたら申し分ない、胸躍る事柄だけを求めていたい。
’10.8.4(水)
常夏のアウトドア野郎このワタシ、
ライヴだろうとハイカラショップだろうと何だろうと頭にはタオルを巻き続けている。
解放感に満ち溢れ、午前の内から起き上がり、ロードバイクを転がして旅に出る。
真っ昼間には、近頃毎日の様に顔を合わすマサヒロワタナベ氏と神聖極まる駒澤公園に辿り着き、
プールに浮かびながら水着姿のお姉ちゃんに見惚れたりしている。
一日中走り続けている様な、まだまだ走り続けていられる様な、そんな気分。
この街に来てもう10年近くもなるのに、落ち着くどころかまだ何一つ手にしてない様な、そんな気分。
岩手だとか甲子園だとか、あまりにも夏らしく笑い続けたい。
August 03, 2010
炎上する権利 ’10
人にやられて嫌な事を、他の誰かにそのままやり返す事でバランスを保とうとする驚異の暇人がいる。
御多分に漏れず、普段偉そうに出来る機会さえ皆無の溜まりに溜まったスケコマシドンクサ野郎共。
ノー博識の達人、長年歩んできた筈の人生の教養値ゼロ、
楽しみといえば人の困る姿を見て喜ぶだけのお門違い集団。
隣りの女が生粋のキチガイに取っ捕まっている、
俺はその会話を耳に入れるだけで気が狂ってしまいそうだ。
当の女は何食わぬ顔でやり過ごしている、或いはその様に見せている。
「大丈夫か?」
腐り果てた醜い輩を相手にもせずやり過ごす術など俺は知らない、
俺はその会話を耳に入れるだけでも気が狂ってしまいそうだ。
日がな12時間、眉間に皺を寄せて、目は何ちゃら中毒者さながらにとろけている俺はただ酔って、漂って、笑っていたいだけ。
俺は群れを作らない、大将でも、まして子分でもない、
ただ、俺の大事な人達は今何処でどんな事柄と闘っているんだろうかと考えたりはする。
’10.8.3(火)
【レッツ・ゲット・ロマン】パート3
?哲典 VS Loach
アット 下北沢BAR?CCO
19時開場/20時開演/1000円(+2order)
「仲が良い」などというには忍びないシャガレブルース男と繰り広げるツーマンショー、
邪魔者は要らない、「一対一」ってのが何より性に合う。