April 2013
April 28, 2013
餞のヘイトアシュベリー ’13
'13.4.26(金)
トンだVIP野郎と勘違いしてしまいそうな雰囲気にて銀座とか何とかって街に向かった。
六本木、表参道、銀座、レコード屋もズタボロ看板も赤提灯も見つかりそうにないハイカラ茶番トーキョーの風景を眺めていた。
車内にはジャズ、ソニー・ロリンズ、ジョン・コルトレーン、チェット・ベイカー、エトセトラ、
そう、オレは筋違い野郎と化してキンピカ車の後部座席に足さえ組んで埋もれていた。
ハッタリトーキョーシティを眺めながら胸は強固躍っていたがなるべく黙っていた、かの有名なキンチョーとか何とかっていう名の武者震いが絶え間ないが故に。
奴等とは至って自然の内に仲良くなった。
大事に着ていた「STOMP」のTシャツを見ていつか男がシンプルにホザいた、
「かっこいいですね!ソレ、下さい!」
どうしようもなくケチなオレも「ヤツになら」、と思える力が男にはあった。
オレはソレをヤツに手渡した、
「ハッピーバースディ!週7日中8日着やがれ!」などとヌカしながら。
その日はヤツの誕生日でも何でもなかった。
ヤツはソレをガタボロになるまで着てくれている。
約束、信頼、とはこういうコトだと思っている。
いつかのライヴ後にヤツがカマした、
「ヘイトアシュベリー、唄っておくれ!」。
女は見るからにイカしていた。
そんなダイナマイトガールがいつか囁いた、
「アンタのムチャクチャなところ、好きだわ!」
「オレも好きやで!」ってなモンで奴等は結婚に至った。
そんなワケで銀座の結婚パーティ会場に着いた。
「環状七号と甲州街道の交差点で神聖なマルボロを一発キメる時、天使と契約したって男の気持ちがほんのちょっと分かった気もしたんだよー」
奴等は環状七号線と甲州街道の交差点近くに住んでいた。
例え他の連中が聴いていなかったとて断固ノープロブレム事項、
オレは二人を目の前に盛大にジャリズらせていただくってコトにしたんだ。
「ヘイトアシュベリー」銀座ウエディングバージョン、
奇しくも2年前、サンフランシスコから無事帰国した翌日の花見に誘ってくれたのも奴等だ。
「ピッタリキマったんちゃうんけこの生粋チャーミングカップル!」って勝手にキメて人生四度目の「結婚式で唄う」大舞台を突破、
「イカす思い出」になったのは奴等よりもオレだ、ソレだけは譲らないって寸法、
おめでとう!×153、結婚する場を見るのは最高だ、ソレだけで幸福感を味わえるって仕組み。
April 23, 2013
コラム・バップ ’13
結果、15時間37分に亘り眠りこけた。
時々、気もフレる様な腹痛に苛まれる。
ファー!ゴメンナサイ!フォー!ユルシテクダサイ!
理由の無い平謝りにて日が暮れる。
結局、野球には一度きりしか参加していない。
快音、轟かせるコトを夢見ていたのに。
ところで猿小屋には幾つものワーゲンバスミニカーがある。
いつかコイツに乗って旅に出たいと思っている。
バット、驚いたコトに!免許が無い。
夢は夢のままで終わるだなんて断固御免の最高峰。
レコードのコトばかり考えている。
スピーカーの配線を換えたらLとRのバランスが格段に向上した。
ソレでオレは畜生極まる腹痛の後、マッドネスで踊った。
軽快且つ痛快、ざまあみやがれ×291、といった心意気で。
ところで何年か振りにレコードプレーヤーを手に入れた。
オレじゃない、誰かの為に。
懲りもせずレコードにまつわる本ばかり読んでいる。
「この文化は絶やすワケにはいかない」、
オレじゃなくても著名な偉人達が盛大にホザくであろう戯言をオレだって律儀にヌカし続けていたいって寸法。
さて、26日は人生4度目の「結婚式で唄う」日だ。
コレはタマラナイ、こんなオレを指名してくれるって点で。
無論、唄うのは「キャンユーセレブレイト?」じゃない、
「ヘイトアシュベリー」だ。
サンフランシスコの夢を唄った詩を誰かの結婚式で披露する、
コレはモストオブロマンに値する。
経て、5月6月はビッグプランが目白押し、
15時間37分眠りこけたってコトは4日間眠らずに過ごせるってコトにしてほしい。
理由の無い平謝りには甚だ飽き飽きときている始末、
こうなりゃキマりだ、AM05:32のグランド・ファンク・レイルロード。
April 16, 2013
俺は手に入れたばかりのオールディーズレコードへ珈琲を横に置きやっと針落としたところ ’13
'13.4.12(金)
東京 / 下北沢BAR?CCO
【レッツゲットロマン】パート19
高哲典 / 水本有(フリサト)
1. ラウンドミッドナイト
2. 今日はパレード
3. 自作自演屋
4. ヘイトアシュベリー
5. 思い出を繋ぎ合わせて今を生きる
6. 深夜高速バスブルース
7. 自由
8. マーケットに春はない(can't buy spring)
9. 愛すべき日々
'13.4.13(土)
神奈川 / 溝の口12Bunch
【Juke Joint】vol.3
高哲典 VS 斉藤敬介(cheese young / ザ・ドリステンズ)
1. ラウンドミッドナイト
2. 輝いて見えるのはこれから
3. ヘイトアシュベリー
4. アウトローバカヤロー
5. 明大前にて
6. ON MY BEAT(BOOWY)
7. ロマンのど真ん中
8. 愛すべき日々
高哲典 & 斉藤敬介
1. いい事ばかりはありゃしない(RCサクセション)
2. ガールフレンド(ザ・ルースターズ)
3. アイ・シャル・ビー・リリースド(RCサクセション)
書くべきコトが多過ぎて立ち往生、言語道断といった有り様。
「二日間共ウルトラヒップ!」だなんてあまりにカルい、オマケにヤスいといった塩梅。
まるで異なるツーデイズにて暗中飛躍。
水本有(フリサト)、斉藤敬介(cheese young)、バンドマンとの合戦。
二日目はBOOWYの1st大名盤「MORAL」B面ラストより「ON MY BEAT」を敬意を込めて。
「ボウイ?超ウケる〜!」じゃねぇ!
「勉強仕事に疲れて首を吊るのは絶対イヤだぜ!ビッビッビッビッオンマイビート!」、ユーノウ?
ラスト三曲は予定に無いナンバーを胸躍らせながらカマして大団円。
12Bunchメンバーもアルコールを流し込みながらの生粋トーキンブルースナイト、
「いやーしかし、お酒が進みますねぇ!」ってアレ、世界一胸躍る言葉。
【明大前にて】
俺は手に入れたばかりのオールディーズレコードへ
珈琲を横に置きやっと針落としたところ
その横で彼女は興味なさそうな素振りで
「せっかくの休みよ、もっともっと遊びましょ」
その内に彼女はヘッドフォンでテレビ観賞
今聞いたばかりの情報をきれい残さずに喋る
テレビの情報に騙されん俺の立派な耳は
「悪いが今の話、全て右から左」
俺はライナーノーツを片っ端から読み漁って
今得たばかりの情報を得意気に喋り捲る
その横で彼女は興味なさそうな素振りで
「悪いけど今の話、全て右から左」
噛み合わねえなぁ!明大前にて
集中力の欠けた俺の頭と体は
自然の成り行きとして屋根裏部屋へと移る
この部屋は自慢だが何しろ危険がいっぱい
例えば夏の日は軽く40度超える
俺の自慢のレコードがサイケデリック化してしまわん様に
仕事中でも何でもそれだけが気掛かり
こんな事を洩らせばきっと彼女はこう言うだろう
「ワタシって何なの?アンタって最低よ」
噛み合わねえなぁ!明大前にて
やがてそれぞれの部屋に引っ越して行った二人は
物足りなさを感じて電話越しに喋り捲る
そこでこないだ彼女がこんな事を洩らした
「染み付いてしまったの!あのレコードが聴きたい」
例のサイケデリック化してしまったその内の一枚を
久し振りに回したら気持ち悪くて気持ち良い
まさに俺とお前の関係の様だろう
「上手い事言うだろう?もう一回やろうぜ」
やり直そうぜ!明大前にて
さて、ありとあらゆる手続きを経て、遂に天下のディスクユニオン各店舗でも【ダンス・ウィズ・ザ・ドキュメンタリー】が買える様になりました。
詳細はコチラ、http://akinoritaka-new-hip-moderns.jimdo.com/
かれこれ1213万円強を注ぎ込んできた感あるレコード屋に「猿小屋レコーズ」からの第一弾が置いてある、
コレは気分としてはタマラナイ、強固ワンダフルって意味で。
いつも犯罪者の如き熱視線にて睨み潰す新入荷コーナーに驚異の二列配置、
ダンスをキメまくりながらレジカウンターまで運んでいただけたなら本望。
通い詰めたレコード屋に「猿小屋レコーズ」からの第一弾が置いてある、
まるで他人事の様に嬉しかった。
April 04, 2013
甲子園スゥイング胸中 ’13
ドサクサ紛れに甲子園へ一目散、無論スナック感覚にて。
もしもに備え、CDとポストカードを真っ赤なトランクへと詰め込む。
三塁側、或いは一塁側応援席に潜り込み、そのナマでこその狂喜に懲りもせずシビレている。
「革命はテレビには映らない、革命はナマだぜ」
ギル・スコット・ヘロン師匠がポエトリースタイルにて訴えかけてくる、
こちとら生粋のノーマネー野郎ながら、律儀に首を縦に動かし続けている。
ところで「甲子園」と「心斎橋TIMEBOMB RECORDS」って響きはイコールに近い、
神聖極まる場所って点で。
そんな、何年も前から唱えて止まないキングオブレコード屋にて俺の「ダンス・ウィズ・ザ・ドキュメンタリー」って渾身作が置いてもらえるコトになった。
まずは話だけでも聞いてもらおうと執念の猿小屋取締役面にて近寄れば愛して止まない二つ返事が返ってきた、
「えぇ、置きましょ!」
そこで俺は持っていたCDとポストカードを根こそぎ手渡した。
俺が如何にこのレコード屋を愛しているかをたっぷり55分に亘り息巻かせていただきたかったが、
聞いている側は「この髭、話長いな」になるであろうからして止めた。
とにかく俺は嬉し過ぎて甲子園をジャスト8周匍匐前進のみでカマしたい衝動に駆られていたが、
発見した側は「この猿、ヤバいぜ」になるであろうからして抑えた、辛うじて。
「置いてもらえただけで気取るな、売れてからホザけ」などと誰かはヌカすかも知らんが、
置いてもらえたコトから始まるドキュメントが数限りなくあるんだと俺は一丁前にカマし続けたい。
手ぶらで退出するだなんて到底考え難いレコード屋、「心斎橋TIMEBOMB RECORDS」に「猿小屋レコーズ」からの第一弾が置いてある、
コレは気分としてはタマラナイ、強固イカすって意味で。
どうかあの場で俺のソレを探してほしい、そしてショッキングピンクの血湧き肉躍る袋にソレを詰め込んでもらってほしい。
俺はその、あの場で売れる場面をそう、断固ナマで見てみたい、
その時こそまさに心斎橋から梅田までをムーンウォークのみでキメる瞬間なのかも知れない。
そしてその直後に観た「BOOWY」のライヴドキュメンタリーがヤケに沁みた、
「数をこなすのとモテてる事とは同じじゃないんだぜ、尻軽ティーンエイジガール!」
意義無しのローリングレイツ沸点越え!!
何処にでも突っ込もう、其処にロマンが転がっている限りは。