October 2013

October 30, 2013

Do Doo ’13


AM10:05、まるで眠れずに天井を睨んでいた。

そんな天井真上から電動ドリルがギュー、金槌はカツコン、ノコギリガージィ、間髪入れずの爆裂ニヒル音が響いていた。

窓の外では小僧がフッピィシャラリーなどと聴いたコトもないメロディを唄い、軽快且つ痛快のステップをキメ込んでいた。

「貴様等、何時だと思っとる?」、吠える権利などサラサラなかった。

オレにとっての丑三つは貴殿にとっての午前様だ。

PM12:13、
ここ最近アタマに浮かんでは消えていた「ワイルドサイドを歩け」を聴いていた。

「ヘイベイブ、荒れた側を歩こうぜ  doo do do doo do do doo」、

その日の夜、ルーリードは死んだ。

PM15:33、一年以上放置していた本を読破した。宣伝文句は「日本のビート」だった。

ドラッグをキメる+放浪=ビート、こんなヤスい且つアサい方程式など甚だ読むに耐えない。

「ポイ捨てするヤツがアウトロー」、コレと同義のクダラナ指数。

作者名は伏せるが文章がヘタ過ぎるのと必要皆無の段落分けに苛立つどころか引き攣り笑いさえ込み上げてきた。

ソレでも読破したのには理由があった。性質の悪いコトに内容が面白かった。ソレだけに許し難い場面がいくつもあった。

「貴様!ペン貸しやがれこのジャンク椎茸野郎!」、吠える権利が欲しかった。

PM16:55、誰かの仕事がハケる頃ようやく眠りこけ、4時間後に目を覚まし、それから「朝食」を仕入れに格安スーパーへと向かった。

その次のAM10:00、オレにとっての丑三つ、「午前10時の映画祭 / ゴッドファーザー」を観に六本木茶番タウンへと出向いた。

フルスクリーン且つ大音量で観るマーロンブランドは果てしなくモノホンのボスだった。

「貴様!オレに代わりやがれ!」、吠える気なんて微塵もなかった。

今、ヘイトアシュベリーはAM09:10、

「ヘイベイブ、アメリカに行けば時差ないね!」、などとゲートブリッジガールが呟いた。

そうしようと思った。

全てを立て直してからそうしようと思った。

 


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October 27, 2013

LIVE! ’13


久方振りに会った男がオレに吠えた、

「あんなに嫌がっていたスマートフォンを今は使いこなしているのかい?」

オレは答えた、

「コレよりスマートじゃないモノがあるなら逆に教えてほしい」

ホザきながら懐中電灯の役割までスマートフォンとか何とかって逆モダン極まる代物に任せてしまうオレは、一体何をやっているんだろう?×98414701。

「オレってひょっとしてクズ野郎なのか?」と問うたオレに女が逆に問うた、

「クズ野郎とオカマはどっちが下なの?」

オレは答えた、

「オカマだよ、ハフッ!」

2013年10月、この季節を忘れてはいけない。

オレがいつかモノホンのオカマになったら呆れた調子で笑ってくれ、

「オホホッ、ピッ!」ってな具合で。

気付けば久しくレコード屋に出向いていない。その前に音楽自体まともに聴いていない。

深く物事を考えたくない時はバラエティ番組などに目を向ける。

「ダウンタウンが居なかったらこの世はどうなっていただろう?」だなんてかれこれ23年前から思い続けている。

「たった一秒で世界は変わる」などとコマーシャルコピーが盛大に叫んでいる、

ソレは事実だ、その一秒は今日か明日か、はたまた、茶番極まるコトに永遠に来ないままかも知れない。

読書灯だけ灯してズタボロになったアメリカの地図を広げて眺めてみた、

モノホンの自由ってのは想像を絶する覚悟だ、失敗か成功かってのは死ぬ2秒程前に考えれば充分にコト足りる。

さて、生粋のスマートさで次へ進む為にまず必要なモノがある、

たかが紙切れ、されど紙切れ、坊主にするにも絵葉書を送るにも紙切れは要るぜってな具合で。
 


drecom_eroom5session at 03:23|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ │散文 

October 24, 2013

トゥルー ’13


ハイヒールのコツコツ音さえ聞こえないAM05:25、

聞こえてくるのは新聞配達のバイク音と脳内未整理部分のガタピシ音。

破滅に向かっているのか未来を見据えているのかさえ定かでない昨今の胸中事情、

一つだけ確かなコトがある、一ヶ月後に生きているだなんてまるで狂喜だ。

喉が渇く夢を見て、夢の中で水を飲んだ瞬間に目が覚める。

起きた時、喉はカラガラのままで、一目散に冷蔵庫に入っている林檎ジュースを目指す。

ソイツを飲み干しながらも夢と現実の違いが分からずにいる。

バット、一つだけ確かなコトはある、冷蔵庫に林檎ジュースが入っているだなんてまるで狂喜だ。

ところで「志望動機は何ですか?」って君、「ポールマッカートニーを生で観る為」だよコノヤロー、

顎が外れ意識が飛ぶ様な大嘘をカマすよりそっちの方がよっぽど真実味があるだろう?

一つだけ確かなコトがある、嘘を吐いて生きているのはアンタの方だよ×56860。


久方振りにリトルフィートを回したら23歳時分のこちとらが颯爽たるフラッシュバック、

成長しているのか後退しているのか甚だ見当も付かない昨今の胸中事情、

一つだけ確かなコトがある、オレは腐ったアクセサリーさえ外さない。


drecom_eroom5session at 06:14|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ │散文 

October 21, 2013

ジャンキー・モンキー ’13


ある時は機械みたいな女が話し掛けてきた、

「貴方、長所は?」

オレは役者魂に火を点け存分に燃え上がらせた後に答えた、

「どんな環境にも合わせるコトが出来る」

ソレは世紀の大嘘吐き、我が耳を疑ったのは紛れも無く我が自身だ。

あるヤツに取っての長所はあるヤツに取っては短所だ、

あるヤツに取ってはクズ、あるヤツに取っては宝である様に。

眠ればイカレた夢を見て、起きれば疲労、また眠りイカレた夢を見て、起きれば困憊、

よー姉ちゃん!オレは何をやっているんだろう?×98414701、

どいつもこいつも巧いコトやって、気付けばオレだけが取り残されているってなショウモナイ気分、

大人って一体どういう意味だ?

「機械みたいな女」と同義か、オールパス。

「煙草とアルコールが無かったらキツかった」だなんて一体何時から一丁前な素振りでホザく様になったのか、

そこんとこを機械みたいな女と机上の論理ってヤツを飛び越えて話してみたいね×780414701。

ところでそんな逆ハードボイルドストーリーはともかく、近藤房之助師匠のブルースバー「下北沢STOMP」にかれこれ四年半振りにハッタリバーテンダーとして復帰します。

至って突然ですが一発目の日時は10.22(火)18:00~24:00(延長有)、

カウンター越しに話し捲ろう、テーマは無論「ロマン」一点張りで。

機械みたいな女にはオレンジブロッサムを、真ハードボイルド野郎にはバーボントリプルを、

オレったらヴィニール盤を根こそぎ裏返しハッタリバーテンダー兼DJ兼与太話家にて立ち振る舞う所存ですのでどうぞ宜しくお願いします。

結局、後先考えず抜け出したオレだけが巧くやっていると思われているのかも知れない、

どうでもええじゃん、最後に一言、性分には抗うコトなど出来ない始末。


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October 14, 2013

マイクロフォンは唾だらけ ’13


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'13.10.12(土
)

【どうだ凄いだろ!】Vol.2

神奈川 / 溝の口12Bunch

ワタナベマモル(MAMORU&DAViES) / 高哲典

 

1. ワンダフルピースタイム
2. 深夜高速バスブルース
3. ロマンのど真ん中
4. 思い出を繋ぎ合わせて今を生きる
5. 表現者
6. 自作自演屋
7. 絵葉書を出すのさ(仮)
8. アウトローバカヤロー
9. ヘイトアシュベリー
10. バー・デ・シャウトのテーマ
11. ニューヨークサブウェイブルー
12. マーケットに春はない(can't buy spring) 


2020年に開催されるらしい何ちゃらオリンピック大会なんかより美しい日なんてのは数え切れん程にある。

例えば昨日、場所は競技場でも体育館でもましてスタジアムなワケもない、危険番地での出来事。

帰るのもシャラクサくなり与太話に明け暮れていたらとっとと迎えるAM5:55、

呑み放題ってコトで何杯呑んだかは断固忘れたが、話した内容については強固忘れませんってな有り様。

「アンタ凄いぜ!」な主催者亜土さん、危険番地取締役ぺーちゃん、ファッキングレイツタウンは溝の口。

さて、「アタマ悪くてIQ高め」って類いの不敵な連中に幸あれってコトで間髪入れず次はコチラ、


'13.10.15(火)

【祝20周年!高円寺ShowBoat超番外編ライブ!】

東京 / 高円寺ShowBoat

高哲典 / asari / NAI

 

OPEN 19:00 START 19:30 adv¥1800_ door¥2300(+1drink)



当初、「高哲典&のさばるファッキンジャンキー」での出演を予定していましたが計画は無念のオジャン、

こちとら思い出の場所で一人、武者震いにてのさばりたい所存。

コレを終えたらどうやら資金繰りの旅だ、モノホンの自由ってのは終始エゲツナイでってな様相、

例えば北海道、間髪入れず沖縄まで飛べる様に。


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October 11, 2013

ロード・デ・シャウト・オン・マイ・マインド vol.2 ’13


'13.10.1(火)~10.9(木)


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モノホンの自由を求めてリュックサック担いで旅に出た。

こんな時、相場は「ボロを着て」だが、オレは何と一張羅を着ていた。いつか古着屋の兄貴がプレゼントしてくれたモノを念じる様に毎日着ていた。

スナック感覚だけを頼りに一人で旅に出たのに気付けば色んな奴等が迎えてくれ、ズタボロトランクを運び、見送ってくれた。

断じて奴等、「ヒマだから」ってワケじゃない、

知らん間に関係が繋がっているコトが嬉しかった。

素直に思った、「オレもこんな人間になりたい」だとか何だとか。

今回行けず仕舞になってしまった土地からも連絡を受けた。

「いつ来るの?」「次はコチラで!」だとか何だとか。

「北の果てから南の街をほっつき歩いて〜何と云われようと止められないんだ〜止められないんだ〜」などと加川良の詩をずっと口ずさんでいた。

旅の途中、かの有名な天神警固公園にて「ボロを着た」粋なおっちゃんと出会った。

僅か8.67秒のワールドタイムにて意気投合し様々なテーマで語り合った。

カラオケの話、作曲家の話、政治の話、女の話、エトセトラ、とにかく奴さん、様々な話に精通していた。

「そう思わん?」と奴さんは繰り返し、「オレも寂しがり屋やん」ってな言葉を残し唐突に闇の中へと消えた。

左手には空缶と吸い付くした煙草を持っていた。あのシーンは今回のハイライトだった。

福岡からは飛行機で東京に戻った。バスの半額に近い料金だった。どうやら時代はまんまと変わりやがった。

成田空港に着いた時、現実感に目が眩んだ。「早く次の何処かへ」と思った。

旅の途中、「モノホンの自由ってエゲツナイで」などと思っていたクセにだ。

いつから東京が戻る場所になったのか、もはや皆目見当さえ付かない始末。

さて、思考するべきコト塵の如く、不安とかいうヤケに憎いヤツに押し潰される前に次はコチラ、


'13.10.12(土)


【どうだ凄いだろ!】Vol.2

神奈川 / 溝の口12Bunch
 

ワタナベマモル(MAMORU&DAViES) / 高哲典

 

OPEN 19:00 START 19:30 ¥2500_(+2drink付)


旅の道中で手に入れたモノはDのハーモニカ、

ソイツを駆使してジャスト一時間一本勝負、モノホンのギャンブラーにでもなった様な心意気で強固勝ちに行くってな塩梅。
 


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