June 2015

June 25, 2015

焼ける喉 ’15


MAJIX


2枚目のフルアルバムへ向け、徐々に脳内乱痴気騒ぎな今日この頃。

選曲、曲順、ジャケットに資金調達、聴こえるナンバーはウルフルズで「てんてこまい my mind」。

結局カネなんじゃないかと、カネがあればイケるんじゃないかと、まだ見ぬ札束に思い巡らしたコト数知れず。

バット、そんなスタンダード極まり過ぎて赤面ってな類いの思考は止めにして日々を航海、

CDRを1500円以上で販売ってのは逮捕だろう、トムウェイツならまだしも。

シュリンク、或いはキャラメル包装、1万枚セールス記録なら本望、ソレ以前のテーマは恥ずかしくないヤツ。

完成はもう少し先ながら既に3枚目のコト、7inchカットのコトさえ思考して止まない今日この頃、

追い付くワケないだろう、決まってもない事柄にさえ胸躍らせている限りは。

それでいて確実に見えてきた年内ブッキング、7月には札幌から「PISTOL BOOGIE VINCENT」が、9月には沖縄から「ヨシムラタカシ」がやって来る、

気持ち良い夜が一日でも増えたなら本望。

ところで、靴職人兄貴を困惑させながら作ってもらった右手中指と小指にはめっぱなしの革の指輪が腐ってきて指が痒くてしょうがない。

外せよ!って話だろう。ヤングガールはハナで笑って逃げて行くだろう。

ところが、オレはポリシーを守りたい。


 


drecom_eroom5session at 10:14|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ │散文 

June 15, 2015

next soul roman,15 June




2015 Let's get seoul tour Document Part 1,
dir : handa koichi (PandA) 



【ロマンのど真ん中】

Eg&Vo / 高哲典 -Akinori Taka-
Ba / 丸山章太郎
Dr / 鴫原浩平 (Watson Parker 2strokes) 



ソウルでミュージックヴィデオを撮るとなった時、この曲以外には思い浮かびませんでした。 コレ以上にハマる詩はないと思いました。

随分と前、アタマがイカれてしまいそうな時分に書いた詩ですが、コレは2015年でも有効です。

相棒にも姉ちゃんにも兄貴にも美容師にもボンクラにも観ていただきたいと思っています、

腐るなんてダサいでってコトで。

さて、先日は二日間で24時間オーバー、マジックススタジオに閉じ篭りレコーディング作業、

ある曲にはアップライトベース、ある曲にはバイオリンが入りこちとら興奮、

ミックスダウン前の音を繰り返し聴きながら徐々にアルバムが見えてきた様なもう一歩の様な塩梅、

必ずモノにしましょう、ニュースタイルのヤツを。


'15.6.18(木)

【レッツゲットロマン パート24 〜 CCO8周年スペシャル】

 

出演:高哲典 / 三浦雅也(夜のストレンジャーズ)

 

東京 / 下北沢BAR?CCO

 

OPEN 19:00 / START 20::00

前売り¥2000_ 当日¥2500_(+2order)

 

http://www.cotoc.co.jp/toppage.html



CCOは8周年、大好きな三浦雅也氏と一騎討ち、新たな震える夜を掴みましょう×29356!

敬具。
 


drecom_eroom5session at 08:45|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ │ 

June 06, 2015

Let's get seoul,17-18 May


777
5
5


May 17



とっとと起きて徘徊する。旅の鉄則。リサーチ済のレコード屋を冷やかし、浮かれた街を歩き、体力をたっぷりと残して一旦宿に戻り、それから路上でカマす為、パフォーマーが多くいるエリアへと繰り出す。

役割を把握し、歩きながらジャリズリと吠え、吠えたままの勢いで会場のツバメ喫茶店まで辿り着く。

アドリブで唄い、石に飛び乗り、「@&%$|>++F#!!!!!」と話し掛けてくれたソウルマンに「これからギグ演るで!」と答えれてみれば、その男達も後ろに付いてきてくれる。

あるヤツは一緒に唄い、あるヤツはカメラを構え、あるヤツは知らん間にビアーを呑み、あるヤツはトランクを持ち、そしてオレはずっと吠えていた。

あの瞬間は近年稀にみる火の点き具合だった。

ツバメ喫茶店は地下にステージ、吹き抜けの一階からもステージを覗ける造り、そして一階には地下のステージの映像が巨大クールスクリーンで流されているってな仕組み。

前を見ても上を見ても人が居て、何度かステージを降りて、最後は一階まで唄いに上がった。

皆浮かれていて、デタラメ英語で捲し立て、ダブルアンコールまで。初めての地で爆発する胸中、一生忘れるべからず、止めるべからずの心意気。

ヘロフラに疲れ果て、一旦外に出ればエスカレートしている先程のソウルマン、離れた場所では興奮して喧嘩をしているお祭り野郎、

店側からいただいたウイスキーボトルを片手に「やぁ、呑みましょ?」などと喧嘩を割って入り、地下に戻れば取材に来ていただいた記者のインタビュー小一時間。

ボロプラに疲れ果て、これぞニクい疲れの最高峰などと洒落込めば、そこからもう一つの夜が始まる。

全てから解放され、あとは遊ぶだけと相成ればマカオ、ニューオリンズ以来、三度目のカジノにて茶番ギャンブラーズラをキメ込みルーレットに興じる。

チップを「7」に置けば「7」が出て36倍、山積みになったチップが返ってくる。

「おい、コレを見ろ!」、メンバーに吠え、調子に乗ってチップを山積みのままに賭けていたら即座に一枚も無くなるチップ、旅の鉄則。

明け方、格安ゲストハウスに舞い戻り、興奮の坩堝と化したAM8:23、ソウルの朝は当然の如く晴れ渡っていた。


May 18


あと8ヵ所は演りたい思いを残したまま空港着。二時間以上前に空港に入ったにも関わらずヤケに混んでいた関係でギリギリのタイム。

「係員の指示」で荷物検査に並ぶ人達の列を申し訳無くすり抜けて行かしてもらっていたら日本人チャーミング女がとんでもなく苛立った声でオレに吹っかけてきた、

「何で先に行くのよ?」

「デリカシーゼロ軍団」と思われたコトに対し許し難い憤りを感じ、釜山まで聞こえたであろう下品声にてアンサー、

「コノヤローバカヤロー!」

実際はもっと汚い言葉だったが事情を知り女は理解し、オレもその場を収めた。

飛行機はヤケに揺れ、「コレは落ちるのでは?」なんて思ったらあまりに怖く惜しい気持ちになった。まだ死んではいけんと思った。

新宿まで辿り着き、狂乱のソウルを振り返りながら打ち上がる。そこでは男同士で涙を流し、その中でもオレが何より、久し振りにあんなに泣いた。

あんなに価値ある涙を馬鹿にするヤツは地獄の更に8倍下まで落ちてしまうだろう。

そんなこんなで喜怒哀楽の総本山このワタシ、初めての10人旅を終えいまだ興奮の坩堝。

バット、次に向けてコトはかなり動いている、

「ありがとう」は今、生憎ストックがゼロなので代わりに大好きな言葉を最後に一つ、「やるだけやってやれ」、敬具。






drecom_eroom5session at 10:06|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ │ 

June 05, 2015

Let's get seoul,16 May


 2、3日の内に書き上げる予定がこのザマ。思考が次にしか向かない性分故、振り返るどころかとっとと行こうってなモンながら、着手したこの記録はスゥーッと残しておきたい次第。


May 16



IMGP2569


PM12:30、ローリングホール入り。あの雰囲気で「タップリ睡眠」だなんてまるでモグリだろう。

リハーサル、「リバーブゼロ」「ボリュームアップ」「ヒップ!」などのやり取りを通訳を介して行う。同時にカメラ位置を確認。

本番までの時間、快晴の空の下でビアーなどを嗜む連中を心底羨みながらホットコーヒーにて体内を燃やす。

本番、どんな感じで展開するのか皆目見当もつかんままに普段通りのセッティングを整える。

階段を上る前からずっとカメラは回っている、「ドキュメンタリーフィルムを常に撮られてる気分で居られれば・・・」をジャスト実践。

幕が上がり切る前にかの有名な歓声ってヤツが聞こえてきた。オレが駆使するべきはハッタリの英語と標準って意味さえ知らん日本語、それに加え一つ二つ辛うじて憶えたハングル語だ。

「プリーズコールミーアキチャン!」、あきちゃんと呼んでくれ!などと正しいかどうかも定かでない英語で叫んでみたら「アキチャーン!」と黄色い声が返ってきた。

あとはイクだけ。イッた。全部を記憶して脳内を離さないが全部を書き綴るだなんてモスト野暮だろう。

https://youtu.be/IQ4EiQKvjns (こちらは韓国主催者側の映像)

終演後、カメラマンが聞いた、「どうでした?」、

あの瞬間なら空も自由に飛べただろう。一人じゃないからこそ出来るコトがある。10人皆が歓喜し、そして泣いていた。オレは気狂い寸前の覚醒状態にて震えていた。

ようやくビアーを掴み、ラウドバンドのライヴを眺め、男に肩車を頼み、その状態で最前列まで躍り出てバンドにダブルガッツポーズを送りながら叫んだ、「ファー!!!」。

打ち上げに出向き、そこから大人しく眠るだなんて強固オカマ、如何わしい場所を徘徊し、それから韓国式サウナに出向いた。

男とサウナ場で立ち相撲を興じ、「アチー」などとのたうち回り笑っていれば簡単に朝が来る。一人じゃないからこそ出来るコトがある、例えば立ち相撲だろう。

サウナ場を出る時、韓国式アカ擦り90分コースに大枚を叩いていたメンバーとすれ違った時、奴等の顔はプルピチと輝いていた。各々の過ごし方で朝は来る。

格安ゲストハウスに舞い戻り、また懲りもせず喫煙所でビアーを掴んだ時、ソウルの朝は完璧な仕上がりで晴れ渡っていた。





drecom_eroom5session at 09:43|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ │ 
記事検索