July 2015
July 22, 2015
闇と光の技術 ’15
ここ何日間かは比較的ゆったりと過ごしている。
なんてコトはないが、二時間超えの映画を連発して観たりしている。
「もう、映画館以外で二時間越えの映画を観るコトなどないかも知れない」などと思ってもいたが、ヘッドホンで暗闇で観る映画も悪くない。
ソレは主に戦争映画だ。社会科の勉強をまともに受けていなかったのが今更ながら悔やまれる。
資料を読んだり歴史を紐解いたり、胸中に従うがままに知りたいコトを知ろうとしている。
そしてドサクサ紛れに、映画館で上映していた「時計じかけのオレンジ」を遂に観た。
推定15年前から観るべき映画に指定しておきながら何故か敷居が高くて観逃しまくっていた映画だ。
この機会を逃したら一生観ないままになりかねないと、映画館へと滑り込んだ。
気がフレたアレックスの気持ちが2%でも理解出来るオレは一体何なのか、ソレはオレにも解らない。
ところで先日、「PISTOL BOOGIE VINCENT」の連中が札幌から乗り込んで来た。
フェリー18時間、車で5時間を費やし下北沢へ突っ込んで来た。
「まずは猿小屋へチェックインだな!」などと息巻き、それから長い時間を共にまともに眠らず過ごした。
ライヴは興奮で、その後の時間は抜群で、今、思い出しても笑える時間が多々あった。奴等が友達で良かったと、そう思わずにはいられない。
奴等は猿小屋を2ステイ後チェックアウトし、車で5時間、フェリーで18時間を費やし札幌へと帰った。
オレは来月北海道へ行く、飛行機でビューン2時間弱。真夏の北海道は初めてだ。滞在中に甲子園は決勝戦を迎える予定だ。
オレはソレをミルクハウスで眺めた後、そのまんま高校球児の胸中でライヴバーへと向かうだろう。
猿小屋を移転して半年が経過した。当初からスローガンは「旅人も泊まれる宿」然り「喫茶併設スタジオ」だった。
今も出入口を行ったり来たりする度、「本気でオレはここで暮らしているのか?」といった気分がする。
すなわち、まだ生きている。
さて、左脳が痛い。左脳オンリー。ソレ以外無傷。何日か前からくすぶっていたモノが2日前から全面に伸し上がってきた。
自己診断の結果、「後頭神経痛」なるドンクサイモノと症状が9割オーバーで一致する。
ドクターなら云うだろう、「原因はストレスです」。
ストレス、そんな類いは聞き飽きた。ストレスなんて扇風機にだってあるだろう。
「ストレスがない人間とは?」の問いには0.291秒のワールドタイムにてアンサーするコトにしている、
ソレはデリカシーの欠如した人間のコトだろう。
スマートさの欠片もないスマートホンより必要なモノは健康と左脳を冷やす保冷剤だ。
ここ何日間かは比較的ゆったりと過ごしている。
週末は名古屋へ行く。早く行きたくて左脳も疼いている。
ギターを弾いている。あの場所で唄いたい詩が山程ある。