August 2016
August 10, 2016
the AT's Summer '16
御多分に漏れず、猿小屋では甲子園中継が放送中だ。
グラウンドに立つ孫を見つめる爺ちゃんの眼差し、その眼差しを見つめるだけでオレは号泣が可能な男だ。
振り返る隙もなく日々が進んでいる。
真っ昼間に街を徘徊するコトが極端に減った今日この頃、イマイチ夏さえも感じられないかに思えたがしかし今は安心だ、
甲子園の絶叫アナウンサーが確実に夏を教えてくれる。
台北は天気予報を余裕で覆す快晴、雨って概念さえ持ち合わせてないんじゃないかって程に暑かった。
風来坊のフランス人とハッタリ英語で意思を疎通させ、台北人の二の腕にはジャパニーズ漢字で刺青が入っていた、
ヤツは屈強な二の腕を誇らし気に指差した、
身体に刻まれた文字は「一生懸命」だった。
台北初日、DJパーティに潜り込み、5分だけ時間をもらいギターを抱えて飛び込んだ。
「アイムジャパニーズ!」だとかシャウトして「上を向いて歩こう」を唄った。
その姿を見てヤツが刺青を指差したのだとしたら、心意気は簡単に国境など越えられるって証だろう。
この飛行機がもしも墜落するなら、最後に残す走り書きはどんな言葉になるだろうとか、そんなコトばかり考えている。
先日、プロテストガールがセッド、「ところでアンタ、あと一年間生きれる?というか、生きる気あるの?」、
オールオーケー、このテンポで死ぬまで生きよう。
胸躍る瞬間とファッキン極まる瞬間が見事に共存している。
好きなヤツが好きで、嫌いなヤツが嫌いだ。何時だってただソレだけだ。
4日の鈴木羊フェスティバルでのライヴ&DJ、6日の下北沢ラグーナ8周年アニバーサリーは心底嬉しかった。
どうにもこうにも音楽が好きなんだと奮い立った。
さて、次は一週間後に迫った関西5デイズ、ソレが終わるまで生きていられるかどうかなんて一体誰に分かるというんだといった塩梅。
乗り込もう、無論、甲子園のグラウンドに立つ胸中で。
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