November 2017
November 23, 2017
the AT's Sun '17
5時起床。外は既に暗く雨が降っていて、オマケに寒過ぎる。
これが朝の話なら優雅にトースターで食パンでもきつね色に焼きつつ、そいつをホット珈琲で流し込みながら本でも読んで、
或いは録り溜めたダウンタウンを見て、日が昇る頃にはモーニングジャズでも回しながらついでに洗濯機も回転させ、
ブーツでも磨いて今日は何処と何処へ行ってあれもせんとこれもしとかんとなどとスケジュールを一つずつ着実且つ軽快にこなし、
日が陰る頃にはご苦労さんと肩でも組んで小粋に一杯キメたいところだが何をどうやっても巧みに事は運ばない。5時じゃない、17時だからだ。
優雅もきつね色も珈琲も全部すっ飛ばして町へと繰り出し、店が閉まる前にとスーツ屋とか服屋を回る。世間の都合と俺の都合はもはや完璧にズレている。
寒さ、雨、噛み合わない時間軸、発狂に値する三大要素を存分に兼ね備えながら練り歩く新宿、
「アーガイルの靴下は何足あっても困らない」、そんな愉快な事を辛うじて考えながら寝ぼけ眼のままに舞い戻る猿小屋ジャスト22時。
これが朝ならなんとまだ10時なのに、などといくら不貞腐れたところで外は暗く、オマケに寒過ぎる。
それからようやく洗濯機を回し、モーニングジャズなどまるで聴く気になれず、ロックンロールもてんで気分じゃない。キマりだ、ラジオだ。
現在時刻06:16、いまだ小粋に一杯キメるには早く、それは完全に日が昇ってからの話になるだろう。
そして商店街がチンドンと賑わう頃、俺は取り残された背景の様に眠るだろう。そして起きたら、きっと17時。
こんな時、俺は誰にご苦労さんと云い、誰におやすみなさいを告げればいいだろう。
思うに近年、時差が酷過ぎる。進んでいるのか遅れているのか、ワイルドなのかスケコマシなのか、クズなのかチャーミングなのかも定かじゃない。
太陽は今日も行方不明だ。アメリカに行きたい。
P.S
先程、「母なる証明」という韓国映画を観た。正義とは何なのかを突き付けられる様なシナリオだった。自分の事は自分にしか分からない。
俺は今も震えている。それはシナリオのせいで、寒さは関係ない。
November 21, 2017
the AT's Naked '17
アメリカからカムバックしてまだ二ヶ月しか経ってないらしい。もう二年前みたいなのに。
慌ただしくて、体内には毒が溜っていく。吐き出そう。
そして俺は今こう思っている、「また、アメリカに行きたいな」。
気付けば暗闇ばかりを歩き、そして一人ホザいては笑う、「サムスギルエルス!」。
俺ってひょっとして怪しい男なのか。
気付けばマリファナの名手、ドラッグの売人などとよく間違われる。
その事を内心では嬉しく思っていたりする。実際はそうじゃないという誇りがそう思わせる。
最高だ、クスリをやっていないこの俺がジャンキーだと思われているだなんて。
だから職務質問などを受けた暁には両手を広げて律儀に財布まで差し出してみせる、
「君等、何も出てこんかったら一人二万円ずつ頼むで」。
この冬がざっと見積もってもあと四ヶ月半は続くであろう事を考えると文字通り震える。
正義は何処に眠っているのか。
さて、2017.12.13は下北沢ラプソディにてワンマンショー。今まで出会った様々な人達に魅せる格好の舞台だと捉えている。
昔、下北沢のしの字も知らんかった俺が今は一丁前にこう思っている、
「この町も変わりやがったな」。
しかし、何も変わっていないモノも確かにある。例えば俺とか、ポリシーとか。
なにしろクダラナイ事が多過ぎる。意味不明の冤罪とか、言い訳にもなってない言い訳とか。
正義を呼び戻そう。レッツゲットソールドアウト。