October 2019
October 22, 2019
歴史 '19
オレにとって一番の癒しは、履き潰されたレザーブーツの写真をただただ眺めるコトだ。
余計なコトは考えず、そうなったまでの経緯についてだけ考える。すなわち歴史について。
何年も前、場所は福岡でのライヴを観てくれていたマダムが身内にこんなコトを囁いていたと後で聞いた、
「足元が寒そうで可哀想だわ」
当時、オレのブーツは穴だらけで、オマケにつま先が破れパカパカで、中の靴下まで見えていた。
その言葉を褒め言葉と受け取るのか、侮辱と捉えるのかなんて人それぞれだ。そこにはただ歴史があるだけだ。
さて、2019の終わりに向けて始まる今回の旅は、どうやら東京に戻らず行きっぱなしの旅の中で過去最長のモノになるみたいです。
19日間で17本、無事にコトを終えて東京に戻って来れた暁にはその足でブーツ修理屋に駆け込みたい所存です。
準備と行動と経験の繰り返し、それを続けている内にいつか必ずやって来る事実がある、死だ。
穴の開いたギター。哀しいと感じるのか、嬉しいと捉えるのかなんて人それぞれだ。
何処かの町でお会いしましょう。