May 01, 2006
野狐禅
という二人組を御存知か?そう、野狐禅を下北沢SHELTERへ見に行った。一歩間違えばただのベタになりそうなのだが、ボーカル&アコースティック、竹原ピストルの魂のこもった唄、説得力のある声、歌詞は俺が好きになる条件を充分に満たしている。俺が感じる日本の説得力のあるボーカリスト、(SION+木村充揮+ピストル)と括る事も出来る程だ。そして今日、本番前SHELTERの近くでピストルが歩いとるのを目撃した。俺は話がしたくて「はよー戻って来んかなぁ」と思っとったらすぐに戻ってきて、「握手してもらっていいですか?」と声を掛けた。俺は自分が好きと思える人には握手をまず求めたい。ピストルさんは「あぁ、もう全然いいですよ!」と感じが良くて、「あの~今日見ますんで!」と伝えた。そして二、三言話をする事が出来た。「じゃあ、まぁゆっくり楽しんで下さい」という言葉を残して去って行った。俺はここで一つ、もの凄い後悔をしてしまった。俺は最近ずっと、「野狐禅と一緒にライヴやりたいわぁ」と思っとった。それを伝えるだけでも伝えれば良かったとひどく後悔した。「野狐禅さんと一緒にライヴやるにはどうしたらいいんですかね?」と。ライヴはやっぱり素晴らしかった。今日で見るのは4回目だが、いつも泣きそうになる。30分か40分のライヴで何回も痺れるなんて事はそうあるもんじゃない。野狐禅にはそれがある。最後の曲「ぐるぐる」という曲でピストルさんの目にも涙が溜まっとる様に見えた。いや、気のせいかも知れんが、あれだけ魂込めて、自分の言葉で思っとる事唄ったらそりゃ涙が溢れてもなんの違和感もないと思う。帰りまた外でピストルさんを探したがその姿はなかった。いや、実はあったのだが、知り合いと「よぉ!」という感じやっとって入ってはいけそうになかった。次回までお預けである。でもいつか絶対野狐禅とやりたい。いや、俺はやる。