June 08, 2007

カリプソを踊れ

仕事のやり方にいくら不満を洩らして文句を言っても、俺には「朝が弱い」という最大の欠点がある。この点、言い返す事など出来ず「すいません、ごめんなさい」などと告げる事になる。このバランス感覚、何とも言えん。しかし、歴史は夜作られるとは上手い事言ったモンで、夜はなかなか手強いこのワタシ。とにかく今日は休んだ。玄関ドアにはさまれた、大家からの「至急振り込んで下さい」と赤字で書かれた紙切れ。素直にそうしようと思う。2時間以上散歩に出掛けた。そう、サンダル履いて。ポケットにカメラ、本、入れて。レコードを漁り、本屋を覘く。「マイルス・デイビス自叙伝」をええ加減読みたいが、見つからん。カリプソ踊りたい程陽気な天気で、すっかり休日。俺は間違っとるのか。近所の広場で村上龍を読んだ帰り道、タトゥー満載男が俺の真横にバイクをつける(心配するな、友達だ)。そう、この男も本日、「仕事を休んだ派」だったのだ。ベンチに座り込み、話をした後、すぐ近くの俺の部屋までバイクで二人乗りをする。俺のヘルメットはいつもの帽子。そう、開放的な夏はすぐ其処まで来とるのだ。

P.S BGMは吉田拓郎。そして明日はロックの日。

at 17:13│Comments(0)TrackBack(0)短編 

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