August 03, 2007

’07.7.30(月)の尾道クレイジータウン

’07.7.30(月)


車を走らせ尾道クレイジータウン。車中は軽快な童謡ソング(子どもも乗車中の為)。アレンジなどに感心しながらも、俺なら、俺ならば、と思う。是非、ロックンロールを。是非、カントリーソングを。もし将来、俺みたいなモンにも子どもが出来たとする。俺は構わず、自らも歌っとる様に、「車中はドライヴに最適ナンバー」で溢れさせたい。そして子どもがいつの日か口にする、

「パパ!今はディランじゃないよ。僕はCCRの気分なんだよー!ウェーン、せめて日が暮れてきたらオーセンティック・スカ聴かせてよー!」

これ理想、これ本物(俺は、求めすぎなのか?)。しかし俺はこれを望む。もしこんな事を、父親になった男(古くからの友人)に口出ししたならば彼はきっと鬼気迫る勢いでこう言うだろう、「やかましい、ほっとけ」。これで勿論、良い。子どももおらんこの俺に口出しされる筋合いは一切ない。

車は尾道に辿り着く。ガラでもなく「バナナスペシャルクレープ」に頬張りつく。海の匂いがする。尾道クレイジー商店街抜けたその時、目にした二つの光景、

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驚愕の林芙美子銅像(上)。日本界のビート・ジェネレーション第一人者、林芙美子様(詳細は、知らん)。以前図書館で「放浪記」を借りたが時間がなく読破出来んかった林芙美子様。とにかく胸高ぶるのは自然の流れで、東京の部屋に戻ってきて林芙美子の事が書いてあった本を探したが、どの本だったか見当がつかん。これをきっかけにもう一度「放浪記」を読みたい衝動。そして住宅の頂点にそびえ立つ城(下)。嗚呼、尾道クレイジータウン。多分何回か見た事ある光景だと思うが、今見るとまるで印象が違う。港町尾道を真横に感じながら歩き、ベタに尾道ラーメンをきれいに平らげ、軽快な童謡ソングを聴きながら福山に帰る。そして立派な父親(元ドラマー)は夜勤へと稼ぎに出掛け(忙しい中申し訳ない)、俺はその夜、東京行きのバスに乗り込んだ。寂しいが涙はない。またいつでも帰ってこれるという嬉しい事実があるからだ。短い旅だったが、バスの中で色んな事を思った。リトル・フィートの「truck stop girl」と「willin’」が沁みた。子どもにも是非聴かせてやりたい(要らんのか?)。

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