August 22, 2007
「酔いどれ詩人になるまえに」
昨夜レイトショーにて「酔いどれ詩人になるまえに」観賞。あまりの客のスカスカ振りに、「これは大赤字だぞ、ブコウスキーらしいがな」と意気揚々。「ブコウスキー・オールドパンク」のポスターを手に入れ、ハイネケンを注文する。ブコウスキー=ハイネケン、この方程式は大いに成り立つ。嗚呼、ブコウスキーさんの分も注文すれば良かった、後で後悔。がしかしこの映画、ワタシの性には合わん気配。いや、性にはばっちり合うのだが原作本「勝手に生きろ」の方が千倍面白い。これを映画化するのは度台無理があったんじゃないか。ブコウスキーはブコウスキーにしか演じられんのだと偉そうにも感じてしまう始末。内容も薄すぎる。本の中の文章が何度も字幕で出てきて、それはもちろん最高なのだが、それなら本で充分な感もある。ワタシは期待し過ぎたのか、そう、きっと期待し過ぎたのだ。やはり「ブコウスキー・オールドパンク」、これだけが本来の姿を捉えとるという事になりそうです。
P.S さぁ、決勝戦見ようぜ。