February 01, 2009

【スタンド・バイ・ミー】

真夜中、「スタンド・バイ・ミー」観賞。


俺は世にいう「名作」の類いをあまり観てない。

この「スタンド・バイ・ミー」でさえまさか、今日まで避けて過ごしてきた。

なんせ敷居が高いのだ。

東京に出てきた当初、三軒茶屋から下高井戸まで真夜中に線路を歩き続けた事があった。

一緒に歩いた当時のバンド仲間(釜山で結婚式を挙げた男)が言った、

「スタンド・バイ・ミーみたいやなぁ」

img20090201.jpg


ジャケットなどを見た事はそれ以前にも何度もあった。バットしかし、内容を知る事なく月日は流れ続けた。

そしてここへきて期待感もさほどなくスナック感覚で観賞に至る。

そこで画面に広がるのは何とまさに最高の類い、すなわち内容、1959年の舞台、車、音楽、スリル、その他諸々、最高の類い。

観ず嫌いは断じて良くない。俺が欲しいのはいつだって冒険心だ。

ニューヨーク行き、頭の中には残り続ける。

19歳の時に俺は唄った、


「頭に浮かんだ事全部 片付けて行け20代」

おっと、あれから果てしなく時は流れてもはや28歳。

次に俺が唄うのは、


「頭に浮かんだ事全部 片付けて行け30代」

といった年頃。

興奮して眠れずに、目覚めれば既に遅刻の時間、電話を入れ「行きます行きます」と伝えたのも束の間、様々な問題とは裏腹に嫌気が全身を駆け巡り18時まで眠り続けた。

これは抗いでも冒険心でも何でもない、ただの迷惑野郎だ。

俺は一体どこへ向かえばええのだろうか、クビにされて然るべきだぜ。




at 19:52│Comments(0)TrackBack(0)映画 

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
記事検索