February 09, 2009
グッド・フィーリング&バッド・フィーリング
’09.2.7(土) 夜
THE REVOLVERの解散に立ち会う。バンドは燃え尽きたがそこに新たな始まりを観る。解散の理由は聞いてない。バンド内でしか分からん「何か」があったのだ。俺が立ち入る事じゃない。今後は個々で繋がって行ける事を願う。
お世話になりっぱなしのデイジーバー・オーナーに一階のラグーナを案内され見学する。その後、真夜中ど真ん中までビールをご馳走していただき話し込むに至る。この場所で何か面白い事を演りたいと企む。
’09.2.8(日)
高哲典企画
「ブレイクスルー・アコースティック 2マンシリーズ vol.2」
アット 高円寺MOONSTOMP
【高哲典VS安部裕二】
DJ/シムスケ/タカアキノリ
1.アウトロー・バカヤロー
2.自作自演屋
3.ラウンドミッドナイト
4.どうにかなりそう
5.思い出を繋ぎ合わせて今を生きる
6.旅路のパーティ(仮)
7.自由
8.マリーと暮らす
9.俺が唄うブルースに首ったけ
10.愛すべき日々
遂に安部裕二とのツーマンが実現。MCでは言い忘れ、返し忘れたが、「俺も女ならアンタに惚れてまうかも知らんぜ」な男。交わす言葉はそんなに多くないが、お互いが必要とする、そんなヒップな関係。昨日の一番のターゲットは明らかにこの男だった。久し振りにライヴを観て、もっともっと「VS」し続けたいと思った。
俺は力を抜いて言葉を噛み締める様に唄う。唄の最中は、周りの目など一切関係ない程に入り込んでこそだ。それがないと嘘になる。終演後はもちろん伝えたが、本番中に来てくれた人達やDJのシムスケ、ムーンストンプへの感謝を言い忘れ後で一人、激しくむず痒い思いもしたが、俺は今日だって皆にありがとうと思い続けとる。
ライターは10個売れ、自分が考えた品が売れる喜びはナニモノにも代えがたいぞと思い知る。でも忘れちゃいかん、俺が作りたいのはライターよりもマッチだ。
そしてCDは毎回数枚は売れとる感がある。まさにコツコツというヤツで、これはどこまでもグッド・フィーリング。無料で配る事など俺の思考では金輪際考えられんと捉えとる。お金目当てではなく、欲しい人だけが来てお金を払い、家に帰ってもう一度聴くという目的の下でそれを手に取る。それで良いと思っとる。その分、手に取ってくれた時の嬉しさは倍増する。「無料なら下さい」と言われて喜ぶ、そんな時期はもう過ぎた。何でもかんでも前に進む。そう、財布をガサゴソやりながら「一枚下さい」と言われた時の方が夢は膨らむ。「もう一度聴きたい」と残念ながら思ってない人達にいくら無料でCDを渡しても聴かんモンは聴かんだろう。これは調子に乗っとる訳でも偉そうな訳でもない。自信がない様な行為、大事な曲が可哀想になる様な行為は取りたくない。
終演後、何人かの男前にレコーディングの話を打ち明ける。そこでは二つ返事の快諾が得られる。こんな関係を築く事を理想としてきたが、それは近い内に現実になるだろうと信じて疑わず、誇らしい味方がおってくれる事が何より救われる。でも忘れちゃいかん、俺が作りたいのはCDよりもレコードだ。
’09.2.9(月)
現実に舞い戻り、まるでお金はない。バッド・フィーリング携えてロードバイク跨り三軒茶屋、クレジットカード窓口で要相談。
「今溜まっとるお金を支払ったら、すぐにカードは使える様になるのかい?」問う。
返ってくる返事はまさか、「ノー!断固ノー!」だ。
これはいよいよ深刻でこのまま行くと、電気、携帯電話はもちろん止まり、インターネットなど贅沢の極致、その前に家賃は一体どうするというのかといった類い。それでいて煙草は止めず、大切な品々を売り飛ばす気など毛頭ない。
ところで本日、皮膚科に出向く。例のアレだ。そして俺は今やケンタロー(23歳)ではなく、ヨーヘイ(23歳)を演じる必要がある。
不甲斐無いこの俺に保険証なる神聖なモノを簡単に貸してくれる男達、感謝しかない。
俺はこの皮膚科を以前の泌尿×科から紹介された。おっと、隠すところをまた間違えた。いや、隠す事でも何でもない。
ところで何故、これを読んどるであろう人達はこの話題を避けるのか。いや、たまたまか。関心がないだけか。こんな俺が嫌いなのか。それなら止むをえん。これを書いとる時点で隠しても何でもない。MCで話した事もあるし、何人もの男に話したし、むしろどしどし何でも聞いてほしい位だ。俺からいくらでも広めれば良いが、ただいきなりこの話題にもっていくのはどうかというタイミングは考える。もしこの話題になれば軽くビール三杯はいけるだろう。何も聞かれん事を俺は逆に寂しく感じたりもしとるのだ。
紹介された事を皮膚科の医師に告げると医師は言った、
「じゃあ、そちらの医師に手紙書いときますよ」
勢い任せに俺、いや、ヨーヘイ(23歳)は答える、
「あっ、はい!!」
これはまずい、泌尿×科を訪れた際、俺はケンタロー(23歳)だったのだ。ヨーヘイ(23歳)が泌尿×科を訪れた形跡はどこにもないのだ。
もう色んな事で頭がいっぱいだ。今は何も考えたくない。空から八万円が降ってくる事をロマンチックに願ってしまおう。
どうせ全部、いつか笑い話になる。
THE REVOLVERの解散に立ち会う。バンドは燃え尽きたがそこに新たな始まりを観る。解散の理由は聞いてない。バンド内でしか分からん「何か」があったのだ。俺が立ち入る事じゃない。今後は個々で繋がって行ける事を願う。
お世話になりっぱなしのデイジーバー・オーナーに一階のラグーナを案内され見学する。その後、真夜中ど真ん中までビールをご馳走していただき話し込むに至る。この場所で何か面白い事を演りたいと企む。
’09.2.8(日)
高哲典企画
「ブレイクスルー・アコースティック 2マンシリーズ vol.2」
アット 高円寺MOONSTOMP
【高哲典VS安部裕二】
DJ/シムスケ/タカアキノリ
1.アウトロー・バカヤロー
2.自作自演屋
3.ラウンドミッドナイト
4.どうにかなりそう
5.思い出を繋ぎ合わせて今を生きる
6.旅路のパーティ(仮)
7.自由
8.マリーと暮らす
9.俺が唄うブルースに首ったけ
10.愛すべき日々
遂に安部裕二とのツーマンが実現。MCでは言い忘れ、返し忘れたが、「俺も女ならアンタに惚れてまうかも知らんぜ」な男。交わす言葉はそんなに多くないが、お互いが必要とする、そんなヒップな関係。昨日の一番のターゲットは明らかにこの男だった。久し振りにライヴを観て、もっともっと「VS」し続けたいと思った。
俺は力を抜いて言葉を噛み締める様に唄う。唄の最中は、周りの目など一切関係ない程に入り込んでこそだ。それがないと嘘になる。終演後はもちろん伝えたが、本番中に来てくれた人達やDJのシムスケ、ムーンストンプへの感謝を言い忘れ後で一人、激しくむず痒い思いもしたが、俺は今日だって皆にありがとうと思い続けとる。
ライターは10個売れ、自分が考えた品が売れる喜びはナニモノにも代えがたいぞと思い知る。でも忘れちゃいかん、俺が作りたいのはライターよりもマッチだ。
そしてCDは毎回数枚は売れとる感がある。まさにコツコツというヤツで、これはどこまでもグッド・フィーリング。無料で配る事など俺の思考では金輪際考えられんと捉えとる。お金目当てではなく、欲しい人だけが来てお金を払い、家に帰ってもう一度聴くという目的の下でそれを手に取る。それで良いと思っとる。その分、手に取ってくれた時の嬉しさは倍増する。「無料なら下さい」と言われて喜ぶ、そんな時期はもう過ぎた。何でもかんでも前に進む。そう、財布をガサゴソやりながら「一枚下さい」と言われた時の方が夢は膨らむ。「もう一度聴きたい」と残念ながら思ってない人達にいくら無料でCDを渡しても聴かんモンは聴かんだろう。これは調子に乗っとる訳でも偉そうな訳でもない。自信がない様な行為、大事な曲が可哀想になる様な行為は取りたくない。
終演後、何人かの男前にレコーディングの話を打ち明ける。そこでは二つ返事の快諾が得られる。こんな関係を築く事を理想としてきたが、それは近い内に現実になるだろうと信じて疑わず、誇らしい味方がおってくれる事が何より救われる。でも忘れちゃいかん、俺が作りたいのはCDよりもレコードだ。
’09.2.9(月)
現実に舞い戻り、まるでお金はない。バッド・フィーリング携えてロードバイク跨り三軒茶屋、クレジットカード窓口で要相談。
「今溜まっとるお金を支払ったら、すぐにカードは使える様になるのかい?」問う。
返ってくる返事はまさか、「ノー!断固ノー!」だ。
これはいよいよ深刻でこのまま行くと、電気、携帯電話はもちろん止まり、インターネットなど贅沢の極致、その前に家賃は一体どうするというのかといった類い。それでいて煙草は止めず、大切な品々を売り飛ばす気など毛頭ない。
ところで本日、皮膚科に出向く。例のアレだ。そして俺は今やケンタロー(23歳)ではなく、ヨーヘイ(23歳)を演じる必要がある。
不甲斐無いこの俺に保険証なる神聖なモノを簡単に貸してくれる男達、感謝しかない。
俺はこの皮膚科を以前の泌尿×科から紹介された。おっと、隠すところをまた間違えた。いや、隠す事でも何でもない。
ところで何故、これを読んどるであろう人達はこの話題を避けるのか。いや、たまたまか。関心がないだけか。こんな俺が嫌いなのか。それなら止むをえん。これを書いとる時点で隠しても何でもない。MCで話した事もあるし、何人もの男に話したし、むしろどしどし何でも聞いてほしい位だ。俺からいくらでも広めれば良いが、ただいきなりこの話題にもっていくのはどうかというタイミングは考える。もしこの話題になれば軽くビール三杯はいけるだろう。何も聞かれん事を俺は逆に寂しく感じたりもしとるのだ。
紹介された事を皮膚科の医師に告げると医師は言った、
「じゃあ、そちらの医師に手紙書いときますよ」
勢い任せに俺、いや、ヨーヘイ(23歳)は答える、
「あっ、はい!!」
これはまずい、泌尿×科を訪れた際、俺はケンタロー(23歳)だったのだ。ヨーヘイ(23歳)が泌尿×科を訪れた形跡はどこにもないのだ。
もう色んな事で頭がいっぱいだ。今は何も考えたくない。空から八万円が降ってくる事をロマンチックに願ってしまおう。
どうせ全部、いつか笑い話になる。