March 07, 2009

スローダウン

俺が支えとる、などと一丁前に思ってきた。

そこから全てが間違っとる事に気付いて、崩れ落ちた。

俺がずっと支えられて、ただ甘えとるだけの男だと気付いた。

根本から変える必要があるんだよ

俺が唄う。

そりゃ俺だ、今は思う。

ここ何週間、辛い辛いの類いを書き連ねてしまった。

そして、昨日まで書いてきた夢見がちな文章さえ恥ずかしく感じる。

消すのは止めとこう、昨日まで思ってきた事だ。

辛い、こんな言葉を吐いたり書いたりするのは格好悪い事だと思ってきた。

俺こそが男だ、いつもそう言い聞かせてきた。

ずっと前から無理させ続けてきた事を知った。

様々な事柄に無理をさせとる事にさえ気付かず、俺は調子に乗って偽者の男を気取り続けた。

ここ何週間で今この真実が一番辛い時、

自分自身と真っ向から闘う必要性。

夢見がちな男、全部捨てよう。

俺の夢と引き換えにでもお前が欲しかったのに

シオンが唄う。

そんな訳ないやろ、思ってきた。

そんな感情もあるな、今は思う。

恥ずかしいが今は思ってしまう。

明後日はライヴだ。

恥ずかしいがとてもそれどころじゃない、今は思う。

腐ったモンはほっといたって消えて粉々になるだけだよ
そう訴えかける目をして後ろポケット手を突っ込む 寂しくないと言えば嘘さ

ポマードを手に入れてイカサマリーゼント作るけど
誤魔化しようはないみたいだから冷たくはしないでくれよ 優しくもされたくはないけど


俺が唄う。

自信の欠片もない表情ぶら下げて唄ってしまうかも知らん。


ライヴは生ものだ、その日限りのモノだ。

俺は一から、ほとんどゼロからやり直す必要がある。

ずっと積み重ねてきたつもりだったハッタリの心意気は全て見失った。

鏡の中で逆さまの俺が笑ってる
借りもののライオンが自分に向かって吠えてるみたいだ
あぁ 人生をヴィデオテープみたいに巻き戻して
あぁ 毎日をコンピューターみたいにリセットしてみたい

けれど俺はどうせまた同じヘマをやらかし 同じ奴を愛し
同じ奴を憎み 同じラベルの酒を飲み 同じ怒りでテーブルを叩き割るだろう

けれどルールールー 外は雨


ヒートウェイヴが唄う。

大きい、あまりにも大きいシコリを抱えてしまった。

自業自得だ。

ここ何週間、必要以上にプライベートな事を書き連ねてしまった。

暫らく何かを取り戻す心の旅に出る事にする。


【スローダウン】

昨日初めて出会った女を抱いたんだ
恋というにはほど遠い愛の安売りさ
それなりに楽しくて それなりに虚しくて
気が遠くなるほど君に会いたいと思った

考えてみると今までのこの僕ときたら
束の間の幸せの為に痛みばかり感じてきた
曲がりくねった道に落ちた石ころ蹴飛ばせば
振り返る足跡はいつもひとりぼっちさ

スローダウン 怖がる事はないさ
スローダウン ここから始まるのさ
スローダウン 重たい荷物を背負って
スローダウン

その昔幼い少年は気弱な瞳だった
物みな全てが敵にしか見えなかった
手を差し伸べる裏側には泥だらけのひくつさと
金色の羽に包まれた裏切りがあった

いつの頃からだろう 人の心の裏ばかり
見る事を覚え始めてしまったのは
かけがえのない恋人やかけがえのない親達から
離れて行ったこの僕がいつも恨めしく思える

スローダウン 怖がる事はないさ
スローダウン ここから始まるのさ
スローダウン 重たい荷物を背負って
スローダウン

小高い丘の上から愛が欲しくて
誰かに寄り添いたくて泣いた事もあった
人並の幸せこそ価値あるものだと
気付くまでにほんの少し走り過ぎちまった

さぁごらん この僕の汚れた傷跡を
さぁごらん この僕のひきつった笑顔を
人はいつの時代でも真実が欲しいもの
時として僕みたいに遠回りする事だってある

スローダウン 怖がる事はないさ
スローダウン ここから始まるのさ
スローダウン 重たい荷物を背負って
スローダウン


元気になれたらまたその時、純粋な文章を書こう。






at 04:21│Comments(0)TrackBack(0) 

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