April 09, 2009
男のロマン言及
’09.4.8(水)
仕事を終え一目散に新宿へと出向き、「アルタ前の喫煙所」なるハイカラ極めた場違いな場所で斉藤秀夫氏と待ち合わせ、新宿ロフトへと向かう。
ロフトの前ではかの有名な「PLEASANT TAP」の粋な男達が俺を待ち構え、男五人でロフトへと足を踏み入れる。
背の低いソファに身を沈めてビールを嗜みながら与太話を繰り広げ、我らがオーナー率いる「BRIAR」の出番を待つ。
そこにオーナーがコロナ片手に現れ、
「お前等分かっとるやろな?よー見とけよ」
40の立派な男がガチガチに緊張しとる姿を見て男のロマンを感じる。
闘い続け、何一つ諦めてないぜといった面持ちで一つの大舞台を掴んだ表情を見る。
そして俺はウイスキーを煽り、「BRIAR」の本番を目に焼き付ける。
40の立派な男がガチガチに緊張しながら、それでいてギラついた目を失う事無くロックンロールをがなる。
それは「こんな男こそモテて然るべきだ」と感じずにはおれん瞬間、
何故ならば「何一つ諦めてない」姿がそこにはある。
続いて登場した「ロックンロール・ジプシーズ」を観終えた後、ベロンベロンに酔ったオーナーが傍に来ておどけながら言った、
「いやー、花田さんと話しちゃったモンねー。まぁ、スーパースターやけんね」
まるで子どもやないか。
バットしかし、それが無茶苦茶格好良い、格好良過ぎるぜ。
俺にとっても特別な夜は、本人からすれば何十倍も特別な夜だった事は安易に想像がつく。
そして帰り際には竜也兄貴が「PLEASANT TAP」のCDを花田裕之氏に手渡しする姿を見た。
おー!俺達誰一人「何一つ諦めてない」ヤサグレ軍団ちゃうんけ。
「類は類を呼ぶ」と言うが、勝手に言わせてもらえばどっかで「同じ匂い」を感じる人達としか結局は付き合う事など出来ん。
こんな素晴らしい世界を知り尽くす事も無くどっかに消えてしまった女の子達に哀れみを感じずにはおれん、俺は欲張りな男だ。
すると今時の女の子達はハナで笑いながらこう言うだろう、
「何が哀れみよ、アンタの方がよっぽど哀れよ」
おー!まるで虫けら同然の扱いをされるかも知らん。悔しい、悔し過ぎるぜ。
バットしかし、俺は理想を追い求める。
勘違いでも何でも良い、やる事をやり続ければ何でもええ、やらんよりは何千倍ええぜ。
夢の「ラーメン二郎」にありつき、男と秘密の約束を交わして俺は家路についた。
’09.4.9(木)

「ここに伝票を貼ってください」
太字でしっかりとこう書いてあるにも関わらず、ここには何も貼らず、裏面に堂々と伝票を貼り付けるパンク感満点の旅行会社から香港行きの「最終日程表」を受け取る。
俺はこういった類いを愛しとる。すなわち「説明通りやって堪るか精神」、
「ちゃんとやる事やっとけばどんな格好でもええやろ精神」である。
街に繰り出し、着るだけで心まで明るくなる様なド派手なシャツを千五百円で手に入れ、そして俺は靴の修理に明け暮れる。
ブーツの次は以前、インフルエンザ真っ只中に二千円で手に入れた、モノホン・スゥエード・クラークス、
すなわち「これが二千円なら六千五百円の靴ってどんなのや?」の類い。
コイツもご多分に漏れず履き潰し、あっという間に踵は擦り切れた。
バットしかし、コイツをお蔵入りにしてしまうのは阿呆のやる事だ。
例の修理屋のおっさんのところへ出向くともはや俺は顔馴染みとなり、
「おー兄ちゃん今日は何?うわー兄ちゃん、持ってくるの遅いよ」
これはさすがのおっさんも修復は不可能で、俺は「SHOE GOO」なる修復材を手に入れ、自ら修復作業に没頭する事を決める。
「でもその靴高かっただろー?」
「これ二千円なんですよ、凄いでしょ?」
「うぅ!えぇー!二千円?それ本物のスゥエードやんけ!また何でも相談に来てよ」
江戸前気質のおっさんと色んな話を繰り広げる内に、俺にはこの街がやっぱり輝いて見えてくる。
古き良き時代がしっかりと存在する。
メキシコのウエスタン漂う喫茶店で「ガーリックソテー・トマトソース」を平らげ、御飯が盛られた皿にフッと目をやればしっかりと皿はさりげなく欠けとる。
俺の持論にまず間違いはない。
部屋に戻れば服を着替える時間も惜しく、そそくさと大事な靴に「SHOE GOO」を塗りたくる。

これで多少でも修復に成功すれば、俺はコイツとやり直す事が出来る。
そう、香港にだって連れて行こう。
男のロマン忘れるべからず、
こんな素晴らしい世界を知り尽くす事も無くどっかに消えてしまった女の子達に哀れみの唄でも作ろう。
そしたら女にはとことん嫌われる反面、男達は俺に絶大なる賛辞を贈ってくれるかも知らん。
それで良い、それが良いぜ。
ところで先程、池袋の重要人物から紹介文が届いた、
「生き様に惚れてます!ヤンチャな匂いも好きです!この男は、要チェックですね☆」
俺は確かに存在する、忘れるな、忘れるなよ。
近頃は目に見える景色がすっかり変わってきた。
バットしかし、俺は何一つ変わってない。
理想を追い求める、手始めに本を作ろう。これを忘れたらいけん。
仕事を終え一目散に新宿へと出向き、「アルタ前の喫煙所」なるハイカラ極めた場違いな場所で斉藤秀夫氏と待ち合わせ、新宿ロフトへと向かう。
ロフトの前ではかの有名な「PLEASANT TAP」の粋な男達が俺を待ち構え、男五人でロフトへと足を踏み入れる。
背の低いソファに身を沈めてビールを嗜みながら与太話を繰り広げ、我らがオーナー率いる「BRIAR」の出番を待つ。
そこにオーナーがコロナ片手に現れ、
「お前等分かっとるやろな?よー見とけよ」
40の立派な男がガチガチに緊張しとる姿を見て男のロマンを感じる。
闘い続け、何一つ諦めてないぜといった面持ちで一つの大舞台を掴んだ表情を見る。
そして俺はウイスキーを煽り、「BRIAR」の本番を目に焼き付ける。
40の立派な男がガチガチに緊張しながら、それでいてギラついた目を失う事無くロックンロールをがなる。
それは「こんな男こそモテて然るべきだ」と感じずにはおれん瞬間、
何故ならば「何一つ諦めてない」姿がそこにはある。
続いて登場した「ロックンロール・ジプシーズ」を観終えた後、ベロンベロンに酔ったオーナーが傍に来ておどけながら言った、
「いやー、花田さんと話しちゃったモンねー。まぁ、スーパースターやけんね」
まるで子どもやないか。
バットしかし、それが無茶苦茶格好良い、格好良過ぎるぜ。
俺にとっても特別な夜は、本人からすれば何十倍も特別な夜だった事は安易に想像がつく。
そして帰り際には竜也兄貴が「PLEASANT TAP」のCDを花田裕之氏に手渡しする姿を見た。
おー!俺達誰一人「何一つ諦めてない」ヤサグレ軍団ちゃうんけ。
「類は類を呼ぶ」と言うが、勝手に言わせてもらえばどっかで「同じ匂い」を感じる人達としか結局は付き合う事など出来ん。
こんな素晴らしい世界を知り尽くす事も無くどっかに消えてしまった女の子達に哀れみを感じずにはおれん、俺は欲張りな男だ。
すると今時の女の子達はハナで笑いながらこう言うだろう、
「何が哀れみよ、アンタの方がよっぽど哀れよ」
おー!まるで虫けら同然の扱いをされるかも知らん。悔しい、悔し過ぎるぜ。
バットしかし、俺は理想を追い求める。
勘違いでも何でも良い、やる事をやり続ければ何でもええ、やらんよりは何千倍ええぜ。
夢の「ラーメン二郎」にありつき、男と秘密の約束を交わして俺は家路についた。
’09.4.9(木)

「ここに伝票を貼ってください」
太字でしっかりとこう書いてあるにも関わらず、ここには何も貼らず、裏面に堂々と伝票を貼り付けるパンク感満点の旅行会社から香港行きの「最終日程表」を受け取る。
俺はこういった類いを愛しとる。すなわち「説明通りやって堪るか精神」、
「ちゃんとやる事やっとけばどんな格好でもええやろ精神」である。
街に繰り出し、着るだけで心まで明るくなる様なド派手なシャツを千五百円で手に入れ、そして俺は靴の修理に明け暮れる。
ブーツの次は以前、インフルエンザ真っ只中に二千円で手に入れた、モノホン・スゥエード・クラークス、
すなわち「これが二千円なら六千五百円の靴ってどんなのや?」の類い。
コイツもご多分に漏れず履き潰し、あっという間に踵は擦り切れた。
バットしかし、コイツをお蔵入りにしてしまうのは阿呆のやる事だ。
例の修理屋のおっさんのところへ出向くともはや俺は顔馴染みとなり、
「おー兄ちゃん今日は何?うわー兄ちゃん、持ってくるの遅いよ」
これはさすがのおっさんも修復は不可能で、俺は「SHOE GOO」なる修復材を手に入れ、自ら修復作業に没頭する事を決める。
「でもその靴高かっただろー?」
「これ二千円なんですよ、凄いでしょ?」
「うぅ!えぇー!二千円?それ本物のスゥエードやんけ!また何でも相談に来てよ」
江戸前気質のおっさんと色んな話を繰り広げる内に、俺にはこの街がやっぱり輝いて見えてくる。
古き良き時代がしっかりと存在する。
メキシコのウエスタン漂う喫茶店で「ガーリックソテー・トマトソース」を平らげ、御飯が盛られた皿にフッと目をやればしっかりと皿はさりげなく欠けとる。
俺の持論にまず間違いはない。
部屋に戻れば服を着替える時間も惜しく、そそくさと大事な靴に「SHOE GOO」を塗りたくる。

これで多少でも修復に成功すれば、俺はコイツとやり直す事が出来る。
そう、香港にだって連れて行こう。
男のロマン忘れるべからず、
こんな素晴らしい世界を知り尽くす事も無くどっかに消えてしまった女の子達に哀れみの唄でも作ろう。
そしたら女にはとことん嫌われる反面、男達は俺に絶大なる賛辞を贈ってくれるかも知らん。
それで良い、それが良いぜ。
ところで先程、池袋の重要人物から紹介文が届いた、
「生き様に惚れてます!ヤンチャな匂いも好きです!この男は、要チェックですね☆」
俺は確かに存在する、忘れるな、忘れるなよ。
近頃は目に見える景色がすっかり変わってきた。
バットしかし、俺は何一つ変わってない。
理想を追い求める、手始めに本を作ろう。これを忘れたらいけん。