May 07, 2009
ヒッピーに捧ぐ
’09.5.6(水)
【オグリ昌也個展&LIVE!!】
アット 阿佐ヶ谷オイルシティー
1.雨が降ったって大丈夫
2.喜怒哀楽な男
3.ロマンチック
4.アウトロー・バカヤロー
5.ラウンドミッドナイト
6.自作自演屋
7.思い出を繋ぎ合わせて今を生きる
8.ルート・スゥイートホームにて
9.ビッチ(カバー)
10.自由
11.愛すべき日々
12.マリーと暮らす
13.スポットライトな生き方
14.俺が唄うブルースに首ったけ
真っ当な人間になろうぜ。誰の指図も知ったこっちゃない。
やる事をやれば良い、演り続ければ良い。
辞めるなら辞めろ、好きにしろ。
やるなら何でもやれば良い、誰の指図も知ったこっちゃない。
間違っとると思う時は誰に何を言われるでもなく自分で気付くモンだぜ。
迷惑はかけるな、出来る事なら人を傷つけるな、受け取ったモノは無駄にするな。
そして俺達は残念ながらほとんど何も間違ってない。
【オグリ昌也個展&LIVE!!】 5日間連続で開催された最終日、
久方振りにこの男と演り合う。それはとても気持ち良い。
「個展までやってまえ!」、この時点で充分にニクい。
外野席からヌカす輩にこちとら、リングの上から堂々の暴言を。
後ろめたい生き方はするなよ。
ブコウスキーを読み、
「こんなふざけたおっさんが一丁前に作家などと呼べる訳ないやろ!」
心底憤慨する輩はきっとゴマンと存在するだろう。
そんな輩にはたったの一言、
「ほっとけドアホ!」
迷惑がないなら好きな様にやれば良い。
それはいつかどこかで圧倒的支持を得るだろう。
生を受けたら死ぬまで夢を見続ける権利がある。
ビールを三杯呑み、断じて明日の事など考えずギャンギャンと喋り、
哀愁の「CHESS RECORDS」Tシャツを物色しとる内に最終列車は走り去った。
そして忌野清志郎は逝ってしまった。夢を見続けたまま逝ってしまった。
会った事もなければ観た事もない、普段頻繁に聴く訳でもないのに関わらず、
この虚無感は一体何なのか。
放送禁止を連発した「夜のヒットスタジオ」のタイマーズには心底胸を躍らされた。
それだけではないが、ある意味それだけでもインパクトは充分だった。
音楽を演る意味はそんなところにもある。
寝不足さながらの仕事の合間、ニュース記事や数々の音楽家の文章を読み、捉えようのない何かが急に襲ってきた。
「認められん」と人は言うが確かに逝ってしまった今、俺みたいなモンでも何かがしたくなり、そして何かを受け止めたくなり、
俺は仕事の休みを入れ替えて9日の葬儀場に出向く事にした。