May 01, 2010
「心の風来坊」 Vol.5
’10.4.30(金)
リハーサル前の空いた二時間を有効活用、
ドサクサ紛れに中毒の如き勢い駆使して行きつけレコード屋駆け込み、散々頭で諸々を計算しながら四枚を抜き出す。
リハーサルを終えれば再び発狂心斎橋タウン中心部に舞い戻りうろつくゴロツキ二人、
旅の最中、もはや何軒目かも定かでないモノホン喫茶潜り込みオムライスを平らげる。
’10.4.30(金)
アット 大阪/心斎橋CLUB★JUNGLE
1.ロマンのど真ん中
2.思い出を繋ぎ合わせて今を生きる
3.深夜高速バスブルース(大阪編)
4.自作自演屋
5.夢の暮らし
6.愛すべき日々
敵も味方もない型、額面通りの類いにはどうにもこうにも喧嘩を売りたくなる性分このワタシ、
三弦を吹き飛ばしながら、何かを睨み続けながら、すっかりしゃがれた声にて叫び散らしてみる。
終演後、ヒップなファッションセンス溢れるモダンなお姉ちゃんが「どうしても一言伝えたくて」と近付いてきた。
戯けたスタイルでソファに凭れてハイネケンを煽っていた我が物顔の臆病者に突然話しかけてきた。
それはポップな言葉の数々、胸の高鳴りは驚異の12連符を断固キープオン、
「スタイル崩さず絶対にそのままでいて下さい」
よー姉ちゃん、胸躍る言葉ランキング颯爽たる殿堂入りおめでとう、
真っ当な精神とその目と耳を100%中505%愛している。
「受け取った言葉を杖にして歩いてやれ」などとどっかのやさぐれ野郎が叫ぶなら、
「かしこまりました」と俺は阿呆の様に唱え続けるだろう。
ところでそんな一丁前気取りの精神論はともかく、お姉ちゃんが言ったぜ、
「話かけたら怒られるんじゃないかと思って怖かったわ」
ノー、断固ノー!
怒りは理不尽と茶番な事柄が交じり合う時にのみ湧き出るって仕組み、
一体今日まで何人にこんな言葉を投げかけられたのか、
バットしかし、俺はその度に仰け反って大笑いする事に成功している始末。
ハイネケンを散々煽った後、深夜高速バスは東に向かってまっしぐら、
音楽を聴く間もなく眠り続けて気付けばファッキン新宿タウン着。
もっと果てしなく長い旅に出たいと強く思っているんだけれど、
とにかく恋人との呼び声高き「十条フォークジャンボリー」との【ソウル・ロマン派】はまだ未完結、
’10.5.3(月・祝)
アット 下北沢BAR?CCO
5月3日、俺は意識不明の大事故から丸19年、十条フォークジャンボリーは30歳を迎える誕生日3日前、
すなわち、とても大事な日にお互いがお互いを潰し合うかの如き迫力でもって殴り合う次第。
BGMは50’sロックンロールレコード、
歩き続けたボロボロブーツと、出会えた人間らしい人間に感謝を忘れない。