May 08, 2010
the エチケッツ
AM4:40、1969年日活映画「嵐の勇者たち」観賞。
モダン具合、粋な展開、ヒップな男達、どれをとっても特級な仕上がりに胸は弾み続ける。
AM6:01、朝も早よから回る洗濯機、煮込む豚骨ラーメン、ハチミツトーストを溶かしながら流し込むアイスコーヒー、
すなわち、眠るのは止めだ。
AM7:35、ファンキーガールのレコードを回しながら、眠らず美術館へ駆け込もうと決め込んだ矢先、
突然訪れる睡魔様、気付けば眠りこけPM15:33、まったくもって思い通りにはいかない始末。
PM16:57、雨の中で迷い込む神泉駅近辺、
バットしかし、迷ったおかげで得る知識、あの街はモダン喫茶で溢れている、ヤツを今度連れ込もう。
久方振りの美術鑑賞は「レンピッカ展」、ヒップなやさぐれ女の絵描き物語。
ところで「何かと道を尋ねられる選手権」前人未到の殿堂入り人間このワタシ、
これは一体どういう風の吹き回しなのか、とにかく国籍を問わず何かと尋ねられるってんだからまったくもっての七不思議だ。
今日は今日とて喫煙所で煙草を咥え込んでいたら「渋谷MAP」を抱えた外国人兄ちゃんが突然近寄り話しかけてくる、
「Excuse me!」
男はMAPを指差しながら「ヒアー!」、ここにゴーしたいんだとプレイスを告げてきた。
そこに書かれていた文字は天下の「ビームスボーイ」、こちとら専売特許のイカサマ英語を駆使してリッスン、
「oh!!BEAMS BOY???」
「俺にそんなハイカラショップの行き先を尋ねるなんて筋違いも甚だしいぜ」とまずは教えてやるべきだったが、
そんな英語の教養はどこにもないが故、こちとらMAPを睨んでボディランゲージと流暢な英語でもってアンサー、
「You here!this,this!right go!!」
全てはハッタリ、それで全ては巧みにローリングストーン。
困っている人間をヘルプしたいとシンクするのが人情だ、
そんな訳で路頭に迷ったらいつでも構わず俺の所に来やがれとほざきたくもなる昨今。
ところで神泉駅近辺で道に迷っている際、スーパーマーケットのおっちゃんに聞いたぜ、
「あのー大変申し訳ないのですが渋谷駅はどちらになりますでしょう??」
誰よりも道に迷っているのはこの俺だ、持ちつ持たれつ、譲り合いの精神、
何たってこちとら渋谷駅の方角さえアンノウンなスーパーガリヒョロ刈り上げボーイ。
AM0:18、全ては思い出、笑い話、繋ぎ合わせて今を生きる。