May 18, 2010
昨日よりも若く ’10
休憩時間を利用しては繁華街まで弦を買いに走る。
明日はライヴだ、そう、「ライヴ・イン・ステーキハウス」だ。
チキンの入ったパンを抹茶オレにてハイカラに流し込む、
宮下公園だか山下公園だか知らんが、とにかく原宿近辺、場違い極まるナウな場所での昼下がり。
仕事を終えれば一目散、部屋に戻れば髪の毛にへばりついたファッキンヘアーワックスもそのままに、
どうにもこうにもやさぐれた心持ちでパンツ一丁新聞紙乗り込み、
バリカン取り出し、専売特許のスナック感覚駆使して両サイドを刈り込む。
成功なのか失敗なのか、そんな事柄断固ノープロブレム事項、
どう転んでも鏡に映っているのは俺だ、所詮俺一人だ。
そんな事よりも俺が考えているのは2年以上前、
俺にこのバリカンを与えてくれた全身入墨男は今も元気でいるのかという事だ。
冷たい視線モノともせず、「肌色を無くしたい」というスローガンを掲げてまで入墨を増やし続けるその精神は、
どうしようもなく呆れもするが、どうしようもなく格好良い。
そして「CHIVAS REGAL」、すなわち、ウイスキーの柄が印刷された鏡は15年前の誕生日、
俺にこの鏡を与えてくれた大きな瞳のあん畜生は今も元気でいるのかという事だ。
俺が29歳だなんて俺が誰より信じ難い今日この頃、
どんな試練も苦笑いで乗り越えてやるぜなどと洒落込み、突入する魂のスリー・デイズ・レッド・ウィーク、
ライヴから芸術鑑賞、懲りもせずキメたい事柄が若さと共に溢れかえっている始末。