June 20, 2010
逆ハットトリック野郎共言及 ’10
’10.6.19(土)
街は狂乱のお祭り騒ぎ、
ボブディランが来日しても、スペシャルズがとびっきりのダンスパーティを繰り広げてもこうはならない。
高田渡が死んでも、デニスホッパーが死んでもこうはならない、そして俺が死んでもきっと誰も気付かない。
そんなモンだ、所詮そんなモンに違いない。
サッカーの「サ」の字も、オフサイドも、コーナーキックも、果てはハンドの意味さえも弁えてない可能性有のスケコマシガール共が、
サムライ何ちゃらの、何ちゃら選手のユニホームを恥じらいもなく我が物顔にて着こなして街を練り歩く。
俺はそれが末恐ろしく、何より不気味で、奴等の頭の構造を覗いてみたい衝動、哀れみは最高峰、
そしてほとんどの人間がそんな自分に疑問の一つも抱いていないってんだからまったくもって閉口度は果てしない、
むしろ羨ましくも思えてくる程の逆ハッピー具合だ。
何たってサッカーの「サ」の字も、オフサイドも、コーナーキックも、果てはハンドの意味さえも弁えてない可能性大だ。
「8万円あげるからこれ着て街を練り歩いてよ」とせがまれたところでこちとらノー、断固ノー、
これはお金の問題じゃない、ポリシーの話だ。
俺はサッカーを語らない、美術を語らない、音楽さえも語りたくない、
何一つ「知らない」し、「知った振り」など自己嫌悪11年分に値する始末。
要するに一致団結の類いには甚だ拒絶反応(夏の甲子園除く)、
秩序もなく同じ格好の連中が集まる場でルールも分からずサッカー観戦、
周りがどよめいた雰囲気だけで一緒に盛り上がった「振り」をし、
このジャガイモガール共はオフサイドによって鳴り響いた笛の音の意味さえ知る訳もなく、
その理由を聞こうと周りのド阿呆に近寄りこう問うんだろう、
「ねぇ、今の笛なにー?意味分かんないんだけど!超ウケるー!!」
おー、IQはジャスト3、どれだけ贔屓目に見積もってやっても7.1だ、末恐ろしい×5600032。
そしてこんな俺に対し、知った振りしたド阿呆でも味方につけて、言葉センスの欠片もない口調でこう罵るんだろう、
「ハッ??楽しいんだから良いじゃん!!」
オーベイビー、よしよし、それ一理、いや、八理ある事にしといて「あげる」。
こういう奴等だ、流行を先取りしていると堂々と勘違い出来る奴等ってのは。
どこにでも流され、それでいてまんざらでもないって顔を曝せる絶える事なき逆ハットトリック野郎共ってのは。
専門用語と知った振り、この二大巨頭をエゲツナイ程に毛嫌いしながら街を練り歩く男、このワタシ。
ところで俺はサッカーを見た、見てみる事にした、
騙された気分で、二人で、二匹で、そう、今期初登場のどでかいゴキブリと共に。
途中、サッカーを見ているのか、レコードの上を我が物顔にて徘徊するゴキブリを見ているのか定かではなくなった。
それは90分の間で一番ヒップな見所だった、まったくもってイカす。