January 27, 2010
ホリディ・ジョブ・ダイアリー
’10.1.26(火)
鼻水垂れ流しながら平常気取りで物事を進めていたらいつもの八割増で行動力が湧き上がり、ポスターを貼り替え、イカしたチラシを壁の隙間に貼りまくる。
居心地の良い場所を追求する事だけを思考する間に時間は経ち、ルースターズのポスターを天井に貼るという冒険にも出たがそれは今朝剥がれ落ちてきた。
真夜中2時21分には「マリーと暮らす」を録音し、ギターを弾いて歌を唄い、新曲を探った。
眠る気にならず明け方4時8分からジョニー・キャッシュ自伝的映画「ウォーク・ザ・ライン」を観賞、期待以上の素晴らしさに胸躍らせ6時1分ようやく眠りにつく。
’10.1.27(水)
11時22分にはきっぱりと目を覚まし、レコード棚から佐野元春を引っ張り出してターンテーブルを回しながら唄う。
勢い止めずロードバイクまたがり「ドンキホーテ」なる激安評判の店まで一っ飛び、あまりの安さに目を疑い、無洗米やらフォアローゼズやら卵やらウインナーやら何やら、しこたま買い込んでカゴのないロードバイクまたがり、フラフラになり袋を破りながらしかめっ面で家路を急ぐ。
間髪入れず街に繰り出しキッチン用品手に入れ、一番街を走れば以前働いたライヴハウスオーナー、そしてかの有名な今村竜也氏、すなわち二人の九州男児と立て続けにすれ違う。
竜也の兄貴に「子どもおめでとう」と告げたら「祝い金出さんかい」の仕草をしてきたので「5万円で足りるか?」と聞いたら「それは足りん」と言うのでビタ一文払わず手を振って別れる。この街がたまらなく好きだ。
部屋に戻れば「マカロニ・シーチキンクリーム」&「ウインナーエッグトースト」を即座に注文、すなわちこしらえ、そして平らげる。
塩をふり、なんやかんやと適当にかきまぜ、何一つ分かってもないくせにさも知った様な顔して味見などしながらフライパンを振り、一丁前を気取る。
もう料理からは逃げない、「誰かに食べさせたい」という気持ちが俺みたいなモンにでも分かってきた感さえ漂う今日この頃。
夜は夜とて「今村竜也とウエタケユキオ」ワンマンショー観賞、人柄から集まってくる客の質の良さ、曲の心地良さ、盛り上がり具合に最前列から拍手を送る。
「バス」という名のイギリスビール一杯で酔っ払い、ライヴを観ながら無性にコーヒーが飲みたくなりエスプレッソを啜る。
休みの間は気分に合うレコードを次から次へと引っ張り出す。
その中で本日一番のレコードは長い間棚の中で眠っていたベティ・カーター、たまらず三回リピートするに至る。
あと106日休みがあれば最高だが残念ながら働かなければならない、
やりたい事をやる為に、こんな素晴らしい休日を掴む為にだ。
熱を測るのは止めだ、体温計を信じてないからだ。
曲を作って眠ろう。