July 16, 2010
オー・ボーイ・オー ’10

発表などされていなくても俺には分かる、
いや、どんな輩にでも分かる筈だ、
梅雨など既に明けているという事実は。
お母ちゃんが言ってたぜ、
「アンタは何故、そんなにも嬉しそうに笑うの?」
そしていつかのモダンなお姉ちゃんが言ってたぜ、
「どうしてそんなにも狂った様に怒るの?」
死んだ様に生きるなんて死んでからで充分事足りるからだなどと一丁前に洒落込みながら日々を航海。
ところで昨日はお母ちゃんの誕生日だった、
御多分に漏れずブコウスキーの本でも贈ろうか、
きっと2ページ目辺りで嫌悪感を露わにするに違いない。
底は破れ、踵は磨り減り放題の愛すべきブーツを行きつけの修理屋へ持ち込む。
新しいブーツなど要らない、バットしかし、修理代が5500円。
甲子園行き深夜高速バスチケットはポイント利用で往復5000円の奇跡、
バディ・ホリーのヒップナンバー20曲収録のハイカラレコードは380円の逆インチキ価格。
必要とするモノにはお金を叩き、それ以外は全てボーリングピンの中。
さりげなく旅行代理店へと潜り込めば執念の「ニューヨーク行こかな思てますさかい顔」にてパンフレットをチラ見、
何から何まで準備と行動の繰り返しだ。
日が暮れる前にボブ・マーリーを聴きたい衝動に駆られれば即座に実行、
冷蔵庫には「世界のハイボール」を常時キープオン、
「世界のハイボール」の空き缶を並べてボーリングでもやろうぜ、
はたまたモデルガンで撃ち倒すグレイト極まる遊びでもオーケー。