December 19, 2010
New Hip Modern Soul Roman Birthday '10.12.13(mon)
’10.12.13(mon)
あまりに長い30回目の誕生日、15:05発/13:50着デルタ航空ニューヨーク直行便、
「1980年12月8日/ジョン・レノンのいちばん長い日」を読み耽りながら12時間45分のエコノミートリップ。
12時間45分、東京-博多間の高速バスとほぼ同タイム、すなわち「地球なんて実は狭いぜ」などと洒落込む30。
JFK空港降り立てば、まったくもって言葉と知恵を持たない生まれたての子どもと同義のファッキン野郎と化しながら、
執念の「またしてもNYに舞い戻って参りましたよ顔」だけは損なわず税関を通過する。
仕組みもシステムもマンハッタン行きの電車の乗り方もまるで弁えず、
どうにか回転バー式の改札を潜り抜けようとした矢先、トランクが引っ掛かり回転バーだけが回り、
こちとら押しても引いても上げても下げても出られない始末。
早速困り果て改札の黒人姉ちゃんに歩み寄る、「Hey!これ引っ掛かっちゃったんだよ!」
黒人姉ちゃんは苦笑い極まる「このド素人が!顔」にて手動で回転バーを回し、
俺はその九倍の苦笑いにして「いやーしかしNYも変わったなぁ!顔」だけは断固損なわず改札を突破する。
地下鉄では黒人浮浪者が小銭の入った紙コップをジャラジャラ鳴らして小粋な唄を歌いながら車両を徘徊し、
マンハッタン辿り着き34丁目の階段を上ったらエンパイアステートビルが堂々と突き刺さっている様を目の当たり、
「おいおいキトるやないか!」などと盛大に感極まりながら、「やはり12月のNYはいつ来ても良いなぁ顔」だけは辛うじてキープする。
エゲツナイ寒さの中、夢にまで見たボヘミアンの聖地と呼ばれて久しき「チェルシーホテル」看板を発見し、
「これは完全にキトるやないか!」などと胸中丸ごと爆発させながら、「今回もまたここに泊まるのか!顔」だけは必死に取り繕う。
鍛え上げたつもりのイカサマ英語もいざとなれば「OK」しか出てこない有り様、
たとえベルボーイが「貴様、マリファナ売人か?貸せる部屋など一つもないぜ!」などと流暢な英語で捲し立てていたとしても、
俺はきっとこう答えただろう、「yeah,OK! thank you please!!」。
902号室に入ればあまりに広い部屋に歓喜、一通り部屋の説明を受け、「OK!」と「thank you!」を繰り返した後に尋ねる、
「smokin cigar OK??」
一人きりで余裕の一服をキメながら、「最初から全てスタイリッシュにやれる奴などいない」と言い聞かせ、
失敗と失態を繰り返しながらもまずは闘う事を選んだ俺を褒めてやりたい衝動に駆られる、いつか全ては茶番話に変わる。
タイムズスクエア「B.B.KING BLUES CLUB&GRILL」、
「tonight show OK??」でビートルズモノホンカバーバンドに22$、
根付いた音楽文化に触れ日本との歴然とした格差とライヴハウスシステムの違いを一目で確認。
タイムズスクエア周辺徘徊、アメリカンキングサイズのノートブック手に入れ我が愛しのチェルシー902、
アメリカでも有効な天下のスナック感覚を駆使してメモを書き殴り、疲れ知らずで再び街へ飛び出せば雪の中、
道中で「hot coffee please!」でコーヒー手に入れ遂に向かうグリニッチビレッジ「Village Vanguard」、
バドワイザー流し込みながら伝説のジャズバーで果てしなく酔いしれる。
雪を踏みながら写真を撮りまくり、道中で「hot coffee please!」でコーヒー手に入れ、
そいつを飲み干しながら以前、「アンタはどこに行っても大丈夫だよ」と呟いた相棒の顔を思い出す。
通常の八割増し我が物顔だけは決して忘れず真夜中に我が愛しのチェルシーホテル帰宅、
たった一日でコツと教養と風貌さえ得た感さえ漂わせ、今や至って流暢な英語で告げる、
「please,nine zero two key!」
余裕をかまし、冷え切った体と痛めつけた足を熱湯シャワーで温めてやろうとするも捻っても擦っても一切お湯が出ない。
毛布をきつく抱き締めて眠る、スタイリッシュは板につかず。
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この記事へのコメント
2. Posted by 高哲典 December 23, 2010 01:48
yeah,of course!!
please wait at old coffee shop,on 16:30!
please wait at old coffee shop,on 16:30!
1. Posted by goro December 20, 2010 19:29
摩天楼エアーライン(通称MAL)に
ご搭乗いただきましてありがとうございました。
23日→Let's eat lunch with me together
ご搭乗いただきましてありがとうございました。
23日→Let's eat lunch with me together