December 23, 2010
マンズマンズ・ヒストリー ’10

ある時は17時間眠りこけ、
ある時は31時間起き続け、
ある時は遅刻で平謝り、
ある時は2時間半だけ眠り覚醒して駆け抜ける。
朝も昼も夜の垣根も飛び越えて、
小さ過ぎる事柄には金輪際縛られず、
スナック感覚が国境さえ突き抜ける事が証明された昨今、
たった四泊のニューヨークトリップを経て八割増しの行動力とハッタリ根性を手に入れ、
勢い治まらず3月にはメンフィス&ニューオリンズへ強行突破。
愛して止まない諺は「百聞は一見に如かず」、
誰かの与太話も大袈裟な忠告もどうでも良い、俺は目で見たモノしか信じない。
ロックンロールを愛しているのならその生誕の地に出向かない手はない、
夢の国などない、全ては地球上に存在している街だ。
待てど暮らせどメンフィスがやって来ないのなら自らが出向く事で事は足りる、
そこにメンフィスが存在する限りは。
待てど暮らせど幸せが来ないのなら自らが掘り当ててやれば事は足りる、
旅に幸せを見い出せる限りは。
正月にはハードケースでも抱えて鈍行列車飛び乗り適当な街まで向かい、
2月にはお母ちゃんに挨拶に帰ろう。
ポンコツバイクを修理し、或いは手に入れ、生活に塗れながら、
次から次へと追い立てられる様に胸中と興奮の爆発を連発。
ところで高円寺楽やでは我が愛しのKEYNAとハイカラ仲間達と呑み明かし夢の話を繰り広げ、
モノホンチャーミング野郎が新曲として歌い上げたマリーの唄は個人的に胸を締め付けられ、
俺はカウンターで涙を浮かべながら胸を躍らせた。
高円寺からの帰り道、ルート・スゥイートホームにて突然左足のペダルがもげやがるロードバイク、
ペダルを手に持ち、鼻の下を黒く塗ってロードバイクを押し、
スタイリッシュは板につかず、生活に塗れながら年を越す。