June 02, 2011
ジューン・ファッキン・フィーリング ’11

ウダツの上がらん気分屋吹出物野郎このワタシ、
ヤケにゴキゲン斜めで焦点定まらず、
真っ直ぐ歩く事さえ確かでないのはチラツく前髪のせいかも知れないし、
このノー太陽なヤサグレ天気のせいかも知れないし、
連日連夜に及ぶケンタッキー産ハイカラバーボン「CABIN STILL」深酒のせいかも知れないし、
いくら粋がってみたとて説得力の欠ける鼻頭吹出物のせいかも知れない。
〜のせい、〜のせい、それ全部引っ括めて貴様のせいだぜ、
悲劇の酔いどれを気取るのは止めろ、とても恥ずかしい事柄。
考えている事はただ一つ、専門用語など終始且つ金輪際クダラナイという事、
そんなヒケラカシ与太名言集よりウィット且つヒップ極まるマイノリティ言葉の一つでも放り込んでくれという事。
ロックンロールブギを大音量で聴きながらファッキントレイン飛び乗れば、
ツイストをキメるスペースなどある筈もなく自ずとチャーミングガールの肩を抱き、この空間は一体何だと捻くれる。
東京名物ファッキントレインはもう充分、オールドスタイルバイクはいつになれば届けられる、
丁度ロックの日に届けばゴキゲンはヤケにストレートになるだろう。
青と白の制服に身を包んだコンビニエンス店員に告げる、
「アメリカンドックを一つ」
ヤツは言葉を聞き取れず申し訳無さそうに聞き返した、
「ハイ?」
俺は答えた、
「アメリカンドック」
ヤツは困った表情を曝して再度尋ねてきやがる、
「エッ?」
ここでようやく目が覚め、俺は目を見開いてヤツの顔面に向け吠えた、
「ドック、アメリカンのだ」
ヤツは青と白の制服で文字通り顔面まで蒼白にさせながらごちる、
「申し訳ありません」
悪いのはどうやら滑舌の悪いこちとらサイドだ、すなわち、気分屋吹出物野郎に非はある、
俺は呟いた、
「こちらこそ申し訳ありません」
但し心の中で。
ポマードを丸8日間付けてない、明日はイカサマリーゼントで気分転換ってのはどうだ、
そしたら何かが巧みに弾けるのかも知れない。
旅に出たい、当分出てない感さえ漂う昨今、
そしたらゴキゲンはヤケにストレートになるだろう。
もはや旅先で滑舌良く爽やかにほざくのが新たなる夢だ、
「どうかボクにアメリカンドックを下さい」。