June 28, 2011
憎しみはティーチャーズの中 ’11
「もう一杯、いや、もう一杯」、延々と繰り返す内に迎えるAM5:07、
「TEACHERS」を抱え込みながら独り言と酷く醜い卑猥な言葉を叫びのたうち回った後、ヘロヘラで眠る。
「煙草や酒に興味は無い」と確かに唄っていた19歳の頃、
煙草だとか酒だとかドラッグだとかライダースだとか何だとか、
誰が決めたかも定かでない「ロック」とかいう型にハマる事を果てしなく毛嫌いし、
雪駄を履いてもオーバーオールを着ても「モッズ」と呼ばれる事こそがモノホンだと信じた。
ワルい奴等は万引きしたジャックダニエルを味の違いも知らず大人ぶりながら呑んでいた、
そして俺はウイスキーを、それ以上に万引きを毛嫌いしていた。
そんなこちとらが今、盛大に云わざるを得ないのはどうやら「煙草と酒を愛している」って事だ、
ドラッグだとかライダースだとか万引きだとか安いファッション話の類いは断固どうだって良い、
それでも今、盛大に認めざるを得ないのはどうやら「煙草と酒にすがりついている」って事だ。
ウワベだけの安い話を繰り返し、ウィットの欠片も無い会話でニタ笑いするなんて真っ平御免の最高峰、
俺は混じりっけゼロの面白さしか追求したくないなどと一丁前に切に願うあん畜生、
例えば10人中13人に「イマドキじゃない」なんて毛嫌いされてもモノホンの幸せを探す捻くれ具合。