August 30, 2011
スイマーは止まらず ’11
一時でも煙草を忘れる為、デジタルと縁を切る為、浮き足立った気分を一旦ゼロに戻す為、
一目散に向かうべき場所は神聖なプール、
帽子とゴーグルを一丁前に装備しいよいよプールに浸かる間近、爽やか監視員がそそくさと駆け寄りヌカす、
「そのアクセサリー外せないですか?いや、あっ、そのゴムみたいなのはそのままで良いです」
「郷に入れば郷に従え」の愛すべき理論、交渉を経て右手首アクセサリーだけを何ヶ月か振りに外し、
得意のイカサマクロールとインチキ平泳ぎで何千メートルかを結局はアレコレと思案しながら泳ぎ続ける。
昨夜は興奮して眠れずに、 7割方イカれた携帯電話の溜まりに溜まった受信箱送信箱とかって箱の整理、
見返せば実に懐かしく、女の子に逃げられて「まるでどん底だ」などとゴチる文章、
「旅人に幸あれ」だとか「文章が怒りに満ち溢れている様だが調子どう?」だとか「ソウルロマン派で行こう!」だとか何だとか、
様々な人間とのやり取りとその時のやさぐれた心情を思い出す。
ところでそんな郷愁の類いより肝心なのは今だ、
一日一驚愕なんてセコい考えは止めにして一日五驚愕を狙う心意気、
全てが勝負で、失敗すれば一蹴されて終わりって危機感、
年内の勝負が一つずつ着実に確定に向かいつつある狂乱続きの昨今。
「まるでどん底だ」なんてキングオブオカマだ、そんな類いはもう金輪際御免だ、
2011年、狂喜の一年を上げるところまで引っ張り上げて2012年へと一気に突き抜ける。