January 04, 2012
胸中と教養を混ぜて書け ’12
朝と夜の概念も無く、素面と酔いどれの狭間も無く、確かな事は時間などいくらあっても納得いかないという事実。
脳内にインプットしたい事柄はいつだって塵の如く溢れている、そんな事を繰り返し思いながら、
ありとあらゆるモノに手を出しながら、結局何も理解出来ないままにいつか必ず死に至るんだろう、
その押し迫る瞬間まで胸中ブギを続けていれば良い、続けられていれば良い。
ある時はAM03:41に目覚め、そのままミッドナイトまで突き抜け、
ある時は14時間36分たっぷりと眠りこけPM15:52起床、そして今は僅か11分27秒の睡眠で丸一日以上をタフガイ気取りで過ごしている。
この4日間、アルコールの類いはまるで皆無、特に欲してもいない、残念ながらクレイジー中毒とは無縁、
バット、代わりに必要なモノは大量のカフェインとJPSである事は想像に難くない有り様。
福生同様、長年気に留めていた未知の横須賀タウンへと出向き、「どぶ板通り」なるネーミングから光るヒップストリートを徘徊、
そして軍艦よりも何ちゃら公園よりも何よりもイカすズタボロ看板と生粋ピンク映画館に胸は躍り、写真を撮りまくり、
無性にアメリカまで一っ飛びしたくなるそんな時、右ポッケにはゲンスブール伝、口ずさむナンバーは不思議とアスカ、
スナック感覚で戸越銀座を徘徊し、天下のパープルヘイズ六本木タウンでは180年前の浮世絵を鑑賞、
180年前にあんなウィットがあるのなら、俺が今、果敢に駆使しているこの巷で流行のファッキンコンピュータなんて投げ捨てて然るべき代物、
「まるで追い付かない」などとシャラクサくも妬むその時、右ポッケには太宰治「斜陽」、思考する人生。
明確な事項が多々ある、俺が好きなのは古着屋、レコード屋、骨董屋、味ある個性、とにかく一点物がひしめく乱痴気の類い、
そんな訳でチャーミング下北沢、この街に長らく暮らし、
半ば落ち着いている感さえ漂う俺はどうやらそこそこ理に適っているポッピンあん畜生と呼べるのかも知れない。
「さらば正月!」、「あと二ヶ月、正月が続けば!」、などと下品さが売りのヤツが嘆いている、
定番文句でありながら差し詰めグッと来てしまうジャリズリ野郎が暮らす猿小屋は清潔さを断固キープオン、
このクリーン具合で願わくば年の瀬までゴールイン。
寒空の下、三つの指輪がはめてある指を見ていたい一心で極力右手に手袋をしない俺はただの赤子、或いはガラクタボーイ、
狙いを定めるアメリカ南部、或いはロンドン旅、時期は3月辺りが濃厚、
今の全ての胸中を詩に、曲に華麗に乗せられたなら大団円。