January 08, 2012
逆新春に誓え ’12

「一つ崩れて全て台無し」だなんてまったくもって良くある話だ。
ハナからヤスい立ち位置もペテンのやり口も好みじゃない。
すなわち、単なる凡人平均値に収まる俺を誰よりも許せないのは俺だ。
狙っているのは常に圧勝、八馬身差、闘い挑み続ける男、そんな想像、
一発大そう偉ぶって豪快に吐き捨てたなら、最低限エチケットと自由のバランスだけは弁えておく必要がある。
そして一つ崩れただけで全て単なる理想論、
「態度デカくて頭空っぽ」だなんてまるで笑えない代物。
キチガイの沙汰、そんな一日。
見た夢は昔確か笑い合った事のあるチェリーガールが軽快に話し掛けてくるってヤツ。
そんなチェリーガールがホザいた言葉を今まさにフラッシュバック、
「思い通りに行かないと直ぐに強行手段で・・・」どうのこうの&何ちゃらかんちゃら。
「何が大吉だ」などといくらヤサグレてみても事の発端は断じてこちとら自身、
「借りは返す」、ヌカしながらなかなか返せない憤りを抱え込んで全てぶち壊すのは悪いクセ。
優しさで溢れた奴等が律儀に声を掛けてくる、
「すいません、すいません」、
俺は奴等を素直に尊敬する、年齢なんて断固ノープロブレム事項、
頗る格好良いと思う、俺には到底出来ない芸当だ。
気を使う必要など皆無、俺はお前に怒っている訳じゃない、
ただ、自分の気狂い部分に野次を飛ばし、その不甲斐無さに閉口し嘆いているだけ。
うーあー発狂、捻くれ、3歳児のソレと同じ仕草で地団駄を踏み、我侭の限りを尽くし、
脳内にストックしてある有り余る筈の言葉の引き出しは全て閉じられ、ようやく吐いた言葉が「クソヤロー」、
こんな面白味の欠片も無い言葉を吐いたのはまるで久方振りだ。
「何もそこまで」だなんて侮るなかれ、「態度デカくて頭空っぽ」、俺は俺を許さない。
「御免なさい、出直してくるぜ」を繰り返しながら苦笑いで扉を閉めればポッピンガールと胸躍る与太話、
そんな荒れた胸中の話など無意味、ただただソレとは関係の無い笑える話を探り出す。
心底本気で笑う為には越えるべき山が多過ぎる、こんな事を繰り返しながらいつか必ず死に至るんだろう、
諦めろ、そして悟れ、新春なんて今や遠い過去の戯言だと。
非を棚に上げて大言壮語を繰り返す程、俺は残念ながら頭イカレてもいない、
こんな一日はまるでウンザリ、オマケにゲンナリ、繰り返すなんてキチガイの沙汰。
ファッキンブルース、今は邪魔者を海に流して静かな場所で語りたい、
そして語れる相手はいつだってお前であれば良い、
「俺の事か?」、「ワタシの事?」、全て正解、
有難うは忘れない。