January 19, 2012
胸中ダンスセンス ’12

昨日は万年床に忍び込んで来た斑点蛇が足首を舐め回す、
そんな奇天烈夢で目を覚まし、
今日は毒蜘蛛の大群が万年床に攻め込んで来る狂乱夢、
かれこれ9年強に亘りこちとらを包み込んでくれたモダンストライプシーツがその茶番夢の名残でビリバリに破れている、
朝も夜も夢も現実も男も女も人も虫もまるで定かでない暮らし、
そして俺はどうやら今を軽快に生きている。
「えっ、酔ってる??」などと尋ねられる事塵の如し、
アルコールに呑まれる事があるとすればソレは猿小屋の中で一人ごちている明け方だけで充分、
「えっ、酔ってる??」、
その時は100%中188%素面だ。
もはやフザケてないと正常では居られない脳内構図、
無論、フザケる場合は「真剣に且つポリシーに忠実に」だ、
ヤスい会話はナスビより御免だ。
臆病者は喋り続ける、
お調子者は気を使い過ぎる。
例えば奇抜な柄シャツを着て勝負に出る、
粋と見えるか下品と見えるかは各々のセンスだ。
21歳ポンコツの時分、働いていたジーンズショップのロカビリー店長が吐いた言葉を爽快にフラッシュバック、
「そのシャツを着れるのはお前かエチオピア人だけだ」、
褒め言葉なのかケナされているのかなんて九の次で良い、
受け取り方は各々のセンスだ。
例えばズタボロ看板の写真を撮りまくる、
ヒップハイカラと思うか単なるボロ屋と思うかは各々のセンスだ。
「律儀に人と違う事を気にしているヤツ程に醜い存在はない」、
捉え方は各々のセンスだ。
ところで火星級のファッキン戯言はともかく、
近々、久方振りに何ちゃらクラブにてDJをカマす、
無論、イカサマ極まるDJスタイルだ。
バット、こんな時は夢中で音楽を聴く、
テーマは日本語、そしてツイストミュージック、
埋もれてしまったままの日本語美学溢れるヤツで踊る、
響き方は各々のセンスだ、
センスが共鳴し合う時、俺はソレを照れもせず人間愛と呼ぼう。
「えっ、酔ってる??」、
答えはノー、断固ノー、
バット、捉え方は各々のセンスだ。