January 23, 2012
終始、酔っているのは誰 ’12

一点集中型の必需品、ハッタリ眼鏡を「何処かへ置き忘れたんだ」と一人ごちるこちとらに男が問い掛ける、
「その時は別に酔っていた訳じゃないでしょ?」
そこで0.37秒のワールドタイムにて即座にアンサー、
「終始、酔っている様なモンだ」。
誰と話しているのか、何の話をしているのか、
もはや分からなくなる瞬間がある。
俺はコイツを「お前」と呼んだ事があったっけ、
気付けば仲良しになってるぜ、
そんな瞬間が多々ある。
「終始、酔っている様なモンだ」、
いよいよ、こんな名文句を自然の内に吐き出すPM18:01、
口の中はダイナミック三流ウイスキー本格派「TENGALON HAT」、
そしてブラック珈琲の誇り高き香りで満杯。
好きな言葉は「一人勝ち」、
シャレコウベかチンピラか何だかに憑かれながら眉間に皺寄せたままに射止めるファッキンジョブは果てしない集中力にてクール極まる八冠達成、
ゲーム感覚で大概の事はケリがつく、
駆け抜ける9時間強は瞬きの内に突破、
ハッタリと生粋のギャンブラー気取りで保つ面目、
「態度デカくて頭空っぽ」、そんなヤツを大勢見た事がある、
俺は嫌いだ、気が狂う3秒前。
明日のイカサマDJタイムに際し久方振りにミックス編集盤CDを作成する、
タイトルは「TWIST DJ TIMES」、
皆が知っている様なインチキナンバーばかりを並べ立ててヤスくセコいゴキゲンを窺う程、
俺は残念ながらお人好しでもなく、オマケに優しさの欠片もない、
そしてそんな捻くれた優しさはもはや罪に値するんだと抗い続けて早17年強。
律儀なモヒカン野郎がヌカす、
「知っている人間は一体何人いるでしょう?」
そんな類いは断固クダラナイ事柄、
埋もれてしまったままの日本語美学、
どちらかと云えば下品でどうしようもなくヤサグレてるって感じの純粋ツイストブギ、
俺がそのDJミュージックをただの客として聴いていたなら即座にヤツに話し掛けるコト請け合い、
「ファッキングレイツ!!」
爆音で回す「ヘイトアシュベリー」、要するにモノホンの自由を手に入れて勝手にヤリ続けるという基本、
無理に合わせる必要もなく、自然とそんな瞬間が増え続ける事をキツく望む、
そして気付けば仲良しになってるぜ、
そんなじゃないとまるで生きている心地がしない有り様。
おっ、最高級380円ジャケット右ポッケから発見されるハッタリ眼鏡、
「終始、酔っている様なモンだ」、
捻曲がった根性など永遠に要らない。