March 21, 2012
門前の小僧、習わぬ経を読み散らせ ’12

ファッキンジョブも程々に、神聖なグレイトジョブに全精神を傾けたい心意気。
セコい話もヤスい付き合いも何ちゃらもかんちゃらも全てクダラナイ。
ある時はドサクサ紛れにマシンガン箱根トリップへと繰り出す。
五人組で旅に出るだなんてまるで初めてだ、トランクに詰め込むのはいつだってモデルガン、
先に先に歩き続け、気付けば他の四人と大差がついているだなんてまったくもって良くある話だ。
とにかく歩幅を合わせて横一列に歩くだなんてまるで出来た試しがない、
ドンクサイエスカレーターに律儀に並べる程に暇でもない、
眠るのも起き続けるのも自由、構う必要など皆無、
そして同時に好きにさせてくれる人達への感謝は忘れない。
「人それぞれ歩く速度が違うんだからそれだけでストレスよ」、
こんな言葉を確かに耳に残して死んだシンガーガールを突然思い出す。
死ぬのは御免だがこの言葉の意味は100%中194%理解出来る、
ストレスだなんてまるでシャラクサイ産物。
ある時は勝手にしやがれの渋谷クアトロ公演へと出向く、
音、演出、色、どれをとっても粋の極みでまるでタマラナイ。
いつか、同じ場所で浅井健一氏とのツーマンショーを観た事がある、
誰かと手を繋ぎ踊った記憶がある。
チケットを確認したら早五年前、時は確実且つ着実に流れている。
終演後、神聖な楽屋にお招きいただきとんでもなくワイルドな胸中で紙コップを掲げ乾杯、
その後は年末年始を過ごしたムーディバーにて朝まで突き抜ける。
そこには滅多にお目にかかれない様な輝いた目をした男女が何人もいて、目を見ながら話を聞きかじっているだけでエゲツナイ程に心地が良い。
いくら本を読み、映画を、美術を観、レコードを聴き漁ってもモノホンの気狂いには到底及ばない。
教養とはあんなヘベレケの酒場で生まれるんだろう、
知性、IQ、造詣、まるで敵わない、修業の身分のままに俺はいつかちっぽけな墓場に収まるんだろう。
写真に写る俺はヤケに無邪気で恥ずかしくもなる、
ヤサグレた胸中では断じて出せない顔だ。
だからセコい話もヤスい付き合いもファッキンも全てクダラナイ、
精通力を高め続ける事を怠らず、5月の頭にはGWファイティングレコーディングに挑む。