August 26, 2015
北の大地オンマイマインド ’15



北海道6日間の旅を完遂。交わした会話、受け取った言葉、それ等を書き記すのは野暮の極み、
感謝なら現地で、個人同士で794回以上も伝え合っているが故、「改めてありがとう!」だなんてコトを書き記すのも好きじゃない。
限界まで起きて、死んだ様に眠り、右往左往しながら丸6日間。
居心地のいい場所、居心地のいい夜、札付きの不良がとんでもない優しさで畳み掛けてくる北海道デイズ。
行きの成田空港第3ターミナル、甲子園決勝戦をやっているであろうTVの場所を探し出し、「6-6」に追いついた瞬間のタイムリミット、飛行機に乗り込み札幌へ向かう。
札幌に着いてまず確認したコトは雲の流れと甲子園の勝敗だ。
札幌ブギー、SUSUKINO810、釧路Veiled Cafe、千歳Jhon Cafe、この4戦がオレの甲子園なんだと洒落込む、絆創膏もクスリも要らない旅。
釧路に向かう道中、車内BGMはロックンロールナンバーのオンパレードから突然ミスターチルドレンの「深海」に切り替わった。
フォー!と内心思い、こんなのも聴くのかと驚いていたらピストルブギーのケンがセッド、「完璧だよな」。
音楽にジャンルなど関係無い。オレは「深海」を誇り高き名盤だと位置付けているし、それがヤツも同じだと知り心底驚いた。
音楽にジャンルもスタイルも関係無い。それはASKAを聴いても一聴瞭然だろう。
釧路では前回札幌で共演した「Cheeky dog tail」の三人と抱き合いながら再会し、ステージでは「PISTOL BOOGIE VINCENT」のライヴに乱入する。
ヤケにポマードの香り漂う連中がそこら中を我が物顔で歩き回り、打ち上げではリーゼントハウトゥを晒し合い、男の中の男達が次から次へとビールを運んできてくれる。
千歳では初対面のマスターもゴキゲン、共演の弥太郎とは音楽以外の部分でも意思疎通、再会を約束した。
連日連夜、トリップしたまま突き抜けて北海道の広大さを思い知りながら優しさの意味を味わう旅。
あんなにも遠くの町にあんなにも気の合う人達がいるんだと思ったら何も心配は要らないだろう。
登場人物とハイライトが多過ぎてまとめる能力なら皆無、いまだ胸躍らせながらこの文章を書いている次第。
無論、BGMはミスターチルドレンで「深海」、
次は北海道一周を夢見て最後に一言、「改めてありがとう!」。