November 15, 2019
the step to 2020
'19.10.24-11.13
旅から戻り、ブーツを修理に出し、ハットの埃を取り除き、スーツをクリーニング屋へ持ち込み、唾まみれになったギターを磨き直す。
ギターの穴はまた少し大きくなったみたいだ。
気が付けば11月中旬、扇風機をしまい、電気ストーブの目前に座っている。
体験、経験した事を一から百までダラダラと書き綴るのは困難だ。
スタート時から容量100%超えの荷物を詰めたトランクを担いで旅に出た。バスで名古屋へ着いた時、外は雨だった。
降り止まなそうな雨を見て、先を見越して傘を買った。その二日後、傘は捨てた。邪魔以外のナニモノでもないからだ。
それからはずっと快晴だった。オレは相当天気に恵まれているらしい。
スーツは移動着兼作業着、「覚悟を決めたら一気に突っ込め」を信条に十七夜を突き抜けた。
旅に馴染み、物販が徐々に減って行き、トランクが日毎に軽くなって行く感じ、その喜び、分かるかな。
苦しみよりも喜びが勝れば、旅ってのは何時まで経っても終わりがない。何時まで経っても終わらせたくないモノ、それが旅だ。
セットリストをいくら直前まで考えていても、ステージに上がれば根こそぎチェンジしたりする。足りない頭でも回転させながら、「こんなところまで来てヘマは出来ない」ってな胸中を一丁前に抱え込みながらコトに挑む。
そして一夜終わる度に解放感に包まれる。呑んでは愉快な話、真剣な話も繰り広げ、また移動、そして本番、繰り返しながら毎夜違う夜がある。
オレは今、早急に2020年の日程について思考しているところ。向こう二年分のスケジュールがほしい。口癖の様に呟いている。まだ闘いたいし、生きる目的になるから。
まだ行けると思わせてくれる人達がいてくれるオカゲで今がある。血湧き肉躍る夜を何度でも思い返す頭がオレにはある。
さて、真っ赤な色にトランプ柄を随所に散りばめたハイカラ靴下を履いたオレにお母ちゃんが笑いながら云った、
「39歳が履く靴下やあらへん・・・」
もうこのまま行くで、 ありがとう。
drecom_eroom5session at 22:59│Comments(0)│
│旅