詩
May 12, 2020
ピースタイムラヴァーズロック / 2002
世界が平和になるのを待ってる
何時まで経っても訪れそうにない
届く筈のない手紙を待ってる様
二匹の鳩を心では飼ってて
こいつら素直に愛し合ってて
設定恋人に、思うのは勝手
餌は俺の夢、平和を願ってる
世界が平和になるのを待つだけ
二匹の友達達も願ってる
もしも争いが…
あくまでも仮定、平和は奴の夢
ピースタイムラヴァーズロック
世界が平和になるのを待ってる
「飛び立つ準備は出来てる」鳩が云う
世界は平和になると思ってる
夢が夢ではなくなるの待ってる
「さよならは辛いが、夢だけ喰って飛び立つ事にする」
また会える頃には世界は平和になると思ってる
俺はこいつらの帰りを待ってる
ワンダフルピースタイムラヴァーズロック
また会える日までに
二匹の鳩に名前を付けてやる
俺はこいつらの帰りを待ってる
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元の詩は2002年からあります。「ワンダフルピースタイム」という曲でした。
当時、打ち込みドラムのバンドサウンドで一人録音したカントリー調のこの曲をデモテープにして誇らし気にSONYへと送りました。知っとけってな心意気で。
回答はノー。今、その音源を100年振り感覚で聴いてみました。そりゃノーでしょう。声の違いとダサさにただ赤面します。そう、人に歴史ありとか云うでしょう。ボクが死んでも発掘などしないで下さい。
2003年、バンドスタイルでこの曲を演奏、その頃は高速のスカヴァージョンになっていました。新宿で演ったライヴビデオが残っている筈です。あまり観たいとは思いません。
それ以降は長年眠らせた後、去年突然一軍に復帰。今はテンポを緩めたロックステディの趣きです。無意識の内にずっと大切な曲になっている様です。
今、この曲をゼロから録り直してます。あの頃と同じエレキギターで。ボクが死んだら「どうか発掘してほしい」仕上がりです。
さて、オレはどうやら、鳩とピースが大好きなんだな。敬具。
November 22, 2019
タイトル未定 '19
頭上からモノが落ちてこないなんて奇跡だぜ
生き長らえていられるのも全部誰かのオカゲだぜ
罵り合う声が聞こえる、ならば大音量でジャズを聴け
耳を塞いでいた方が良い事だってあるんだぜ
スマートとは呼べないモノをスマートとは呼びたくないのさ
いがみ合う前にやるべき事があるのさ、今直ぐ着手しよう
頭上からモノが落ちてこないなんて奇跡だぜ
臆病者はいつも、頭上と足下を気にするさ
便利過ぎるのも良くないぜ、行動がモノを云うだろう
便利過ぎるのも良くないぜ、針を落とせ
皮肉とは呼べないモノを皮肉とは呼びたくないのさ
いがみ合う前にやるべき事があるのさ、今直ぐ着手しろ
通り魔がお前を狙っているかも知れないぜ
臆病者はいつも、上下左右に気を付けろ
誰かのせいにはしたくない、だから殺されるのは御免だぜ
生き長らえていられるのも全部お前のオカゲだぜ
August 10, 2018
ロールオンザストリート / 2018
穴の開いたギター、道連れにして
何処へでも行く、さすらいながら
ピストルの弾、ぶち込まれた様だ
守ってくれよ、穴の開いたギター
roll on the street, a oneman band
roll on the street, a oneman band
リップサービスは必要としない
一緒に居よう、穴の開いたギター
サムライの花、花瓶に生けて
たまに見て笑う、照れながら
花びら一枚、手帖に貼って
たまに見て笑う、撫でながら
roll on the street, a oneman band
roll on the street, a oneman band
粋な人達の事を思ってる
血の色に似た、サムライの花
俺の恋人、また待ちぼうけ
アンクラウンドキング、待ちぼうけ
空の色が血の色に染まる頃
迎えに行くよ、俺の恋人
roll on the street, a oneman band
roll on the street, a oneman band
口づけこそが今必要だ
もうすぐ行くよ、俺の恋人
roll on the street, a oneman band
roll on the street, a oneman band
空の色が血の色に染まる頃
迎えに行くよ、俺の恋人
一緒に帰ろう、穴の開いたギター
June 20, 2018
タップシューズの鳴く音(仮) / 2018
マリファナ女が宙を舞う
赤と黄色と白と黒
全てはまやかしだったのさ
オンボロ列車は走り去る
何処まで行くのかなんて知らない
「作り笑いなら止めておけ」
街角のサックス吹きの音が
風に揺れながら囁きかける
「ロッキンチェアーに座り込み、
お前の未来を想像しろよ」
サックスの音が近付き答えを教えてくれた
月さえ泣いている様に見えた
マリファナ女の口癖
「カテゴライズは身体に毒」
全ては幻だったのさ
ピカピカ列車がやって来た
あの月の方まで連れてってくれ
カテゴライズされた社会派の夜に
タップシューズの鳴く音が
地面の底から響いてくる
オイルライターの青い炎が
燃え上がる様を想像しろよ
タップシューズの鳴く音に怒りが付け加えられた
やはり、月も濡れていた
今夜は月を抱いて眠らせておくれ
だって、この思いは
友達に抱く気持ちと同じだから
罰はあたらないだろう
November 12, 2017
友達 / 2016
新しい友達に早いところ会いたいな
忘れさせてくれないか、クダラナイ事全部を
懐かしいあの娘にもう一度会いたいな
思い出させてくれないか、あの胸の高鳴りを
好きなモノ、好きなままでいたいだけ
仲の良かった友達は今何処で何してる?
くたばっていないかい、気は確かでいてほしい
今好きなあの娘に早いところ会いたいな
信じさせてくれないか、この胸の高鳴りを
好きなモノ、好きなままでいたいだけ
皆何処で何してる?皆何処でどうしてる?
皆何処で救われる?気は確かでいてほしい
皆何処で何してる?皆何処でどうしてる?
皆何処で救われる?気は確かでいてほしい
October 19, 2017
街の灯 / 2017
街の灯りで待ち合わせしよう
August 12, 2017
手紙(改訂版)/ 2017
宛先不明の手紙を書いてあの娘の元まで
届けてやるつもりだったのに
ポストマンが云うには「宛先は何処ですか?」
お固い話にはもうウンザリさ
その手紙はいわば自らの為に
書き殴った様な絵空事の戯言
行き先なくして、書き殴った文章は
まんまと自らの胸中に命中したって訳さ
一日が36時間になればいいと願ってるあの娘の為に
俺に出来る事はなんだ?そんなの皆無さ
だからせめて絵葉書でも...
朝が来てそんな感じ、思いつきの夜だった
朝が来てこんな感じ、ありふれた夜だった
窓の外では痴話喧嘩、ようやく集中して精神を
高みに持ち込んだところだっていうのに
シチュエーションはばっちりの土砂降りの中
「もう大嫌い!」、誰もが役者さ
悪いのは男さ、そういう事でいいさ
経験ってのは武器になるさ
どうか彼女を抱き締めて静まらせてやってくれ
そして俺に静寂をプレゼントしてくれ
高みに持ち込んだ筈の精神は簡単に崩れた、
だから雨の音で誤摩化した
シチュエーションはばっちりの豆電球の中
「もう今日は終わり・・・」、誰もが役者さ
朝が来てそんな感じ、救いなき夜だった
朝が来てこんな感じ、ありふれた夜だった
大切な事のほとんどは酒場で決めてきた
そう、酒場と書いて契約と読むさ
大切な事のほとんどは酒場で学んできた
約束は忘れないさ
偽者がいくら気取ってみたところで
中身までは盗めないさ
約束を忘れてしまった奴は信頼を失くした
そして当たり前に友を失くした
悪いのは酒さ、それならそれでいいさ
口に運んだのはお前自身さ
言い訳が言い訳を生み
また新しい嘘が生まれてしまうのさ
朝が来てそんな感じ、馬鹿らしい夜だった
朝が来てこんな感じ、ありふれた夜だった
好きになる人間は気が付けば皆
イカレているかの様だった
だけどそれは魂に従順ってだけの話だった
キチガイとは褒め言葉だった
彼女は去った、
「もうこれ以上は無理よ、私達は解散するの」
もう一人にはなりたくないとすがりついた男は
焦げ付くほどに哀れだった
再結成はないさ、道は砕けた
砕いたのはお前自身さ
何度目の事かは数えたくもないんだ
イカレたって進むのさ
朝が来てそんな感じ、情けない夜だった
朝が来てこんな感じ、ありふれた夜だった
泣ける場所がないと云って俺の前で泣く
君の事を思っている
誰かの失敗が経験になればいいね
学べる内に学ぶべきさ
死ぬ勇気を持ち合わせているくらいなら
生きる勇気を拾ってこいよ
心の中で生き続ける前に目の前で息してくれ
笑える内に笑うべきさ
捻った蛇口から言葉が溢れ出してくる様だ
鉛筆の先端はいつも震えている
死んでから初めて認められるんだって?
それじゃちょっと遅いのさ
朝が来てそんな感じ、耐え難い夜だった
朝が来てこんな感じ、ありふれた夜だった
小さなお婆ちゃんが新聞を丸めて
その文字を睨んでいる
憎悪の事件にインクだって滲んでる
お婆ちゃんが憂いでいる
御国をあげての戦争をまた始めるつもりですか?
目の前の争いだけで手一杯なのに
何処に行けども良い奴が居て
悪い奴が居るってだけの話なのに
殺したいと思った奴なら居るさ
そう、数えたくもないほどだ
殺したいと思った奴等からも学んださ
御国なんてあげなくとも
朝が来てそんな感じ、抑え切れん夜だった
朝が来てこんな感じ、ありふれた夜だった
女は男に云った、「寝たい時には一緒に寝ましょ!」
嗚呼、無邪気に遂行した
次の日の夜、泣きながら女は友に云った、
「私、なんであんな事をされたのかしら?」
被害者がどっちなのかは知る術もない
だって、二人っきりの夜さ
そしてでっちあげられた嘘の真実だけが
威勢良く転がり出すのさ
何を信じるべきかは永遠に分からない
けど、魂は愛していたい
何処に行けども粋な奴が居て
無粋な奴が居るってそれだけの話なのさ
朝が来てそんな感じ、忘れたい夜だった
朝が来てこんな感じ、ありふれた夜だった
宛先不明の手紙を書いてあの娘の元まで
届くかを賭けてたのに
ポストマンが云うには「宛先は何処ですか?」
お固い話にはもうウンザリさ
その手紙はいわば自らの為に
書き殴った様な絵空事の戯言
行き先なくして、書き殴った文章は
まんまと自らの胸中に命中したって訳さ
正義が正義であればいいと願ってる友の為に
俺に出来る事はなんだ?そんなの皆無さ、
だからせめてそのままでいてくれよ
朝が来てそんな感じ、繰り返す夜だった
朝が来てこんな感じ、ありふれた夜だった
朝が来てそんな感じ、溢れ返る夜だった
朝が来てこんな感じ、ありふれた夜だった
また朝が来た
また朝が来た
August 10, 2017
ニューオリンズ・ビバップ・ポエム / 2012
メンフィスから出る列車は早朝6時45分発
目的地は終着駅ニューオリンズ、ブギウギ胸中
座席を二つ確保してファットガールに目で合図
俺ははるばると東京からやって来たんだよ
トランクに頭を預けてようやく周囲を見渡せば
新しい世界に飛び込んでいる事を自覚する
心配する事は何も無いんだと景色を見渡せば
俺はこの上ない喜びを抑える事が出来なかったよ
車掌が遂に呟いた、「ネクスト・ストップ・イズ・ニューオリンズ」
ニューオリンズに到着したのは15時22分頃
プラットホームに足をつけた瞬間に聴こえてきたのは
誰かが吹いているトランペットのファンファーレ
まるで俺みたいな男の事でさえ歓迎してくれている様だったよ
一目散にその音が聴こえる方へ向かって
バーボンストリートに辿り着いた
ニューオリンズに到着して僅か30分、バーテンダーが目で合図
俺はタンバリンを渡されてバンドと一緒にステージに立っていた
ガムテープの貼られたサックスを裸で抱えた男とすれ違う
歓迎してくれているのはきっとこんな男だ
電信柱に凭れてヤツが自然に吹き出した
俺はこの街を天国って呼ぶ事にしたんだよ
空からシャボン玉降らすヒッピーを眺めながら流し込むガンボ
俺はこの街を天国って呼ぶ事にしたんだよ
メンフィスで手に入れたギターを抱いて大通りに出た
俺はサングラスをかけて街中で日本語を響かせた
黒人と白人に届く様に
人種差別がなくなります様に
奴等は物珍しそうに眺めていた
恐かったのでサングラスは外さずに数曲を捧げた
路面電車の乗客に
そしてこの天国に
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メモ帳から突然発見されたポエム。重要なのは興奮を止めない事だ。
ガムテープの貼られたサックスを裸で抱えたあの男にもう一度会いたい。
August 02, 2017
アクトナチュラリー / 2015
奴等は俺を映画に引っ張り出し
一気にスターに仕立てるつもりだ
主人公は哀しみに暮れる男
そう、俺は俺のまま演じれば良いのさ
約束するよ、あの娘と
主演賞だって狙うつもりだ
この映画でやっとスターになれる
俺に打って付けの役だから
皆にもこの映画を観てもらいたいね
そしたら直ぐに気付くだろう
愚か者だってスターになれる
そう、俺は俺のまま演じれば良いのさ
次は哀しみに暮れる孤独な男が
跪いて憐れみを乞う場面だ
リハーサル無しで見事にやってのけよう
そう、いつもの俺を演じれば良いのさ
約束しよう、あの娘と
オスカーだって奪うつもりだ
この映画でやっとスターになれる
俺に打って付けの役なんだから
皆にもこの映画を観てもらいたいね
そしたら直ぐに分かるだろう
愚か者がスターの階段を上る
そう、いつもの俺を演じてるだけでさ
俺は俺のまま演じれば良いのさ
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原曲はカントリー界のボス、Buck Owens「Act Naturally」。
ビートルズの軽快なカバーで有名です。
詩は原曲の訳詞に基づきながらの意訳です。
ビッグスター!
July 29, 2017
手紙 / 2017
宛先不明の手紙を書いて、
あの娘の元まで届けてやるつもりだったのに
ポストマンが云うには「宛先は何処ですか?」
お固い話にはもうウンザリさ
その手紙はいわば自らの為に
書き殴った様な絵空事の戯言
行き先なくして、書き殴った文章は
自らの胸中にまんまと命中したって訳さ
一日が36時間になればいいと願ってるあの娘の為に
俺に出来る事はなんだ?そんなの皆無さ
だからせめて絵葉書でも...
朝が来てそんな感じ、思いつきの夜だった
朝が来てこんな感じ、ありふれた夜だった
窓の外では痴話喧嘩、ようやく集中して精神を
高みに持ち込んだところだっていうのに
シチュエーションはばっちりの土砂降りの中、
「もう大嫌い!」、誰もが役者さ
悪いのは男さ、そういう事でいいさ、
経験ってのは武器になるさ
どうか彼女を抱き締めて静まらせてやってくれ
そして俺に静寂をプレゼントしてくれ
高みに持ち込んだ筈の精神は簡単に崩れた、
だから雨の音を聞いていた
シチュエーションはばっちりの豆電球の中、
「もう今日は終わり・・」、誰もが役者さ
朝が来てそんな感じ、救いなき夜だった
朝が来てこんな感じ、ありふれた夜だった
大切な事のほとんどは酒場で決めてきた
そう、酒場と書いて契約と読むさ
大切な事のほとんどは酒場で学んできた
約束は忘れないさ
偽者がいくら気取ってみたところで
中身までは盗めないさ
約束を忘れてしまったヤツは信頼を失くした
そして当たり前に友を失くした
悪いのは酒さ、そういう事でいいさ、
酒を口に運んだのはお前さ
誰かの失敗が経験になればいいね
学べる時に学ぶべきさ
朝が来てそんな感じ、馬鹿らしい夜だった
朝が来てこんな感じ、ありふれた夜だった
小さなお婆ちゃんが新聞を丸めて
その文字を睨んでいる
憎悪の事件にインクだって滲んでる
お婆ちゃんが憂いでいる
御国をあげての戦争をまた始めるつもりですか?
目前の争いだけで手一杯だってのに
何処に行けども悪いヤツが居て
いいヤツが居るってだけの話なのに
殺したいと思ったヤツなら居るさ、
嗚呼、もう数え切れないほどに
だけど御国をあげてとかはどうだっていいのさ
個人的な感情だけさ
朝が来てそんな感じ、抑え切れん夜だった
朝が来てこんな感じ、ありふれた夜だった
女は男に云った、「寝たい時には一緒に寝ましょ」
嗚呼、無邪気に遂行した
次の日の夜、泣きながら女は友に云った、
「私、なんであんな事をしたのかしら?」
被害者がどっちなのかは知る術もない
だって、二人っきりの夜さ
そしてでっちあげられた嘘の事実だけが
コロコロと転がり出すのさ
何を信じるべきでどうすべきなのかが
もう分からない
何処に行けども悪いヤツが居て
いいヤツが居るってそれだけの話なのに
朝が来てそんな感じ、情けない夜だった
朝が来てこんな感じ、ありふれた夜だった
宛先不明の手紙を書いて、
あの娘の元まで届くかを賭けてたのに
ポストマンが云うには「宛先は何処ですか?」
お固い話にはもうウンザリさ
その手紙はいわば自らの為に
書き殴った様な絵空事の戯言
行き先なくして、書き殴った文章は
自らの胸中にまんまと命中したって訳さ
正義が正義であればいいと願ってる友の為に
俺に出来る事はなんだ?そんなの皆無さ、
だからせめてそのままでいてくれよ
朝が来てそんな感じ、繰り返す夜だった
朝が来てこんな感じ、ありふれた夜だった
July 26, 2017
その闇 / 2017
誰も知らない君の闇
誰も知らないお前の闇
誰も知らない敗者の闇
誰も知らない俺の闇
暖めてやってくれないか
凍えきった足元さ
お気に入りの靴下、
アーガイルでお澄まし
誰も知らない君の闇
誰も知らないお前の闇
誰も知らない勝者の闇
誰も知らない俺の闇
ハローマイフレンド
大きな声で呼びな
ハローマイフレンド
大きな声で叫ぶ名
持ち上げてやってくれないか
抱えきれない荷物さ
お気に入りのボトムス、
捲り上げてお出まし
俺が好きなのは今の君
じゃなくて、あの頃の笑う君
俺が好きなのは今の君
じゃなくて、あの頃のすがる君
暖めてやろうじゃないか
持ち上げてやろうじゃないか
今度こそ、今度こそ
お気に入りのスタイルで
叩き割りな、その闇
July 20, 2017
スゥイートハート&ビールストリート / 2017
重たいトランク抱き締めて
辿り着いた場所に目を凝らす
スモーキンシガレットの様に / 2017
ひらひらと舞い落ちてゆく
そうね、蝶々の様な灰を眺めながら
「悩みの種、蒔き散らすのはもう止めたいわ」
呟いた、新しいのに火を点けながら
スモーキンシガレットの様に愛されて
スモーキンシガレットの様に愛して
ブーツに落ちた灰は何処かへ消えたわ
もう一生会う事もないわ
「そうねあの雲、何処から来たのでしょうか?」
呟いた、香しいのを咥えながら
スモーキンシガレットの様に捩られて
スモーキンシガレットの様に捨てないで
捨てないで。
スモーキンシガレットの様に愛したい
スモーキンスモーキン、火事にだけ気をつけて
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いつか、名古屋からの帰り道、ジェニーが運転する車の助手席でDJ作業を興じながら煙草を吹かしていた。
灰がブーツに舞い落ちて、次に目をやった時には跡形もなく消えていた。
そんな時、既に頭の中ではこの詩が9割方完成していました。
March 21, 2017
ピースフロムマインド / 2015
さっきまで死者がいたその線路の上を
俺達は走ってる、何も知らない振りで
景色も見ずに画面の文字に吸い込まれてる眼
噂話と評価に惑わされて真実を探す手はもう止めるのか
ピースフロムマインド
棒読みのレジスター打ちと俺との間にも
ピースフロムマインド
いくつかの優しさはほしい
片付けられた死者の語りを今、聞いてる様な気分
争いは避けれない、色んなヤツが居るし
魂の操作方法記された本を買いに行こうとか思ったりしないで
その足で現実を踏みに行くさ
ピースフロムマインド
作られたヒットシンガーと俺との間にも
ピースフロムマインド
いくらかの優しさはほしい
December 24, 2016
Walk On The Wild Side.
ワイルドサイドを歩け。
ホリーは今、旅の途中。
May 21, 2014
2014.5.21
セットアップパンツに履き替え、深夜営業を終えた俺とお前との時差は13時間
堪ったモンじゃないぜあの野郎、他人のミスを喚き立て
自分の過ちは知らん顔、恥じらいの意味さえ知りはしない
見てみろよ、希望を失ったアイツが光も無くて嘆いてる
春夏秋冬問わず出くわす風景だ、ウンザリもくるが気持ちは分かる
よー、俺とお前との違いは願っているか否かだよ
無時給で早朝の歩道を掃く老人とすれ違った後、
AM6時19分、俺を乗せる電車がやって来た
運んでくれ、運んでくれ、誰も居ない所まで運んでくれ
酔っ払いの溜息が耳元にこびり付いてる
お願いだもう少しダンディズムに人の気持ちを悟ってくれ
セットアップパンツに履き替え、深夜営業を終えた俺とお前との時差は13時間
堪ったモンじゃないぜあの野郎、店内に忘れた大事な財布
忘れたのはお前のせいだと云わんばかり、恥じらいの意味さえ知りはしない
「Jane Birkin is GOD」と刺繍されたシャツを着た女の子に勇気を貰った後、
AM6時48分、乗り換え電車がやって来た
運んでくれ、運んでくれ、キレイな所まで運んでくれ
考え事をしてるからあんまり話掛けないでくれ
だけど道を知りたいなら何時でも俺に聞いてほしい
迷い込んだ宇宙人の様な風貌で地下から地上に上がる時、
AM7時1分、ようやく電車を抜け出した
酔っ払いの溜息を息吹に変えてみせるのは容易い事じゃないけれど
チャンスは町中に何時でも転がっているのさ
セットアップパンツに履き替え、深夜営業を終えた俺とお前との時差は13時間
苦肉の策は要らないぜ、俺には大事な任務がある
銀行の警備員が頭を下げ、おはようございますと叫んでる
お願いだもう少しダンディズムにおやすみなさいと囁いてくれ
運んでくれ、運んでくれ、空気の澄んだ所まで
July 21, 2013
破れたズボンの後ろポケットから ’13
【破れたズボンの後ろポケットから】
破れたズボンの後ろポケットからはみ出してる未来
落とすなよ、零すなよ、破れたズボンの後ろポケットから
ギーギー鳴ってるチェーンのリズムから生まれ落ちるポリシー
逃すなよ、逃げるなよ、ギーギー鳴ってるチェーンのリズムから
鍵はジャラジャラ、「ソレ、何のキー?」
「天国の扉開けるキー」だって?
シャラクサイお前、天国の扉の場所さえ知らんくせに
サウンドホールに落としてしまったラークマイルドを拾い上げて
シケ込んだ気分に火を点けながら考えている事
「新しい世界に飛び込んで行く時はどんなパンツを穿いて行けば良いだろう?」って
どうしようもなく他愛もない話
だから破れたズボンの後ろポケットから覗き込む未来
落とすなよ、逃すなよ、見て見ぬ振りは罪の種
ゴタクをゴジャゴジャ、「これはこれでこう?」
「右側の勝利者として」だって?
シャラクサイお前、幸福の扉のノックは俺がし続けるぜ
見て見ぬ振りは罪の種だ、と懲りもせず思考している。
イカサマを暴け、茶番を晒せ、
選挙へゴー、伝統のトルネード投法を用いて紙切れをイン、
勘の鋭い貴方には一目瞭然、コレは政治の詩だ。
November 06, 2008
July 26, 2008
「ポップアートの偽者の住人」
真黄色いスプレーを買ってきて カラーテレビを全部塗りたくった
スプレー缶が余ったモンだから 次から次に全部塗り潰した
気付いた時は全部真黄色 真っ赤なカーテン以外は全部
暫らくは様子をみていたんだけれど やっぱりどうにも落ち着かないから
俺の人生に似てるんじゃないかと一人で喋って一人で笑ったのさ
真っ黒のスプレーを買ってきて ありふれたテーマを全部塗りたくった
顔に付いてもなりふり構わずに 次から次に黒く塗り潰した
落ち着きを取り戻した雰囲気で 暫らくは様子をみていたんだけれど
どうにも暗い気持ちになってきて どうにも暗い気持ちになってきて
どっかで見た事ある様な光景で 暗い気分で考え込んでたら
これって俺の人生じゃないかと一人で思って一人で笑ったのさ
赤と黄と黒のストライプでポップアートの偽者の住人
明るさ暗さと燃えてる感じでポップアートの危険な住人
言うならば俺の人生こんな感じ 救いどころが掴めない状況
言うならば俺の人生こんな感じ 落ち着きどころが掴めない心境
May 20, 2008
May 16, 2008
March 08, 2008
「地下室のセッション」
地下室のセッション 埃っぽい階段
下りれば更に埃っぽい溜まり場
ピアノの上にコーヒーが香る
花瓶を挟み 横には灰皿
数十本もの吸殻 溜まった灰皿
主はソファー 真っ赤なレザー
ゆっくり腰を上げ 咥え煙草で
ピアノに近づく 地下室のセッション
夜も昼もない
地下室のセッション 埃っぽい溜まり場
仲間が集まり 思い思いの場所につく
吊り下がる裸電球 ドラムのカウント
スウィングなイメージ 煙草灰だらけ
心も踊る 世界をシャットアウト
夜も昼もない 純粋なビート
揺れる裸電球 地下室のセッション
死ぬまでここにいよう 死ぬまでここにいよう
仲間を集めて 死ぬまでここにいよう
心が踊る 世界をシャットアウト
夜も昼もない 地下室のセッション
溢れるコーヒー 地下室のセッション
January 03, 2008
「ラウンド ミッドナイト」
一人きりの夜に 読書灯だけ灯して
ドロップアウトした男の 物語に入り込み
興奮して眠れずに 夜を明かしてる男は
とても健康な者だと 信じて疑わない
ラウンド ミッドナイト
部屋の外の車道は 酔っ払いのストリート
ハイヒールのコツコツと 下手くそな鼻唄と
俺は眠る気がしない 焼酎を嗜んで
物思いに耽るのは 蝋燭の火を点けてから
ラウンド ミッドナイト
どんな事を考える 何歳まで生きるかと
答えのない事ばかり 自分の事考える
本の続き気になって 読書灯だけ灯して
破滅型の男の 物語に憧れる
真夜中に全てを取り払う様な気分で
真夜中に全てが見える
November 26, 2007
October 17, 2007
「表現者」
指導者の云う事が全て正しいと俺は思わないぜ
指導者の云う事は全て疑うべきだとすら思ってるぜ
魂きれいに売り飛ばしてこの先何が残ると云うつもりかい
指導者の云う事に何でもかんでも従う男になりはしないぜ
付き合ってられないね
プラットホームの女の子 ちょっと何かが欠けてる様な女の子
ドラッグストアの女の子 何から何まで行き届いてる様な女の子
花柄テーブル円で囲んで未来の話を繰り広げてみたくもなるね
プラットホームの女の子と ドラッグストアの女の子と
付き合ってられないんだろうね
根本から変える必要がありそうだね
革命とかそんな大逸れた事じゃなくて
未来の話で盛り上がろうぜ
未来の話で盛り上がろうぜ
盛り上がろうぜ
浮浪者の云う事にちょっと耳傾けてみるのも良いね
浮浪者の云う事には真実が溢れてる様な気がするね
ふざけた事を口にしながら煙草ふかして夜の闇に消えて行く
ふざけた事を吐き出しながら疲れきってやっと終わったと床に就く
床に就いて夢を見る 浮浪者になった夢を見る
浮浪者になった嬉し哀しの夢を見る
浮浪者になった嬉し哀しの夢を見る
浮浪者になった夢の後 真実を見抜いてやる
浮浪者になった夢の後 真実を見抜いてやる
July 19, 2007
June 27, 2007
June 18, 2007
詩・「ドクター」
感情抑えきれずにやさぐれていました
ふて腐れた顔して いらいらいらららら
もう一つの人格が本当の俺を狂わせる
だけども本当の俺がどっちかなんて知らんけれど
Doctor says I’ll be alright
Doctor says I’ll be alright
Doctor says I’ll be alright
But I’m feeling blue
絶望と手繋いで笑い転げてみました
死んだ様な顔して へらへらへらららら
もう一つの人格か 逃げる様な事言うなよ
どっちの俺も本当なのかも知れないぜ
医者が言う 大丈夫さ
医者が言う 問題無い
どこにも悪いところなんか無いんだってさ
だけど心は暗い
医者が言う 大丈夫さ
医者が言う 心配無い
どこにも悪いところなんか無いんだってさ
だけど俺の心は暗い 暗い 暗い
感情抑えきれずにやさぐれていました
足下おぼつかない ふらふらふらららら
自分だけで精一杯 生きるだけで精一杯
他に手が回らない 知ったこっちゃないんだけど
医者が言う 大丈夫さ
医者が言う 問題無い
どこにも悪いところなんか無いんだってさ
だけど心は暗い
俺が言う 大丈夫さ
俺が言う 心配無い
どこにも悪いところなんか無いってさ
だけどまだ心は暗い 暗い 暗い
May 28, 2007
詩・「雨が降ったって大丈夫」
雨が降ってきた夜に 口ずさむ唄がこの世にはない
パトカーのサイレンが聞こえる様に 自然な感じで唄いたい
あの娘は陽気な口笛で 冴えん一日を乗り切ってみせる
俺はといえば口々に 声に出すのさ
もう帰ろうぜ
雨が降ってきた夜に 口ずさむ唄を作りたい
パトカーのサイレンのリズムで 小粋な感じで唄いたい
雨が降り止む気配はない 傘の骨は突き出しているし
濡れて歩いてみるのも良い そっちの方が似合ってるって
言われたとしたら 思わず俺は笑顔で
有り難うだとか 口にしてしまう様な気がするね
寂しくなってきたら 誰かに電話したりしないで
布団の中に潜り込んで 思考回路を変えてやるんさ
雨がやり切れん思いを 全て流すとか言ったりするけど
俺はそうは思わない どうしてかって聞かれたりしたら
だって雨って 神様の涙って
思ってる方が幸せになれる気がするの
お気に入りの傘を見つけたよ 雨が降ったって大丈夫
お気に入りの長靴見つけたよ 雨が降ったって大丈夫
雨が降ってきた夜に 喜び勇んで外へ飛び出した
怖いモンはこの世にないんだと いった雰囲気で飛び出したんだ
雨が降ったって大丈夫 雨が降ったって大丈夫
アメニモマケナイ男になりたい
March 25, 2007
March 13, 2007
深夜高速バスブルース(北九州編)
バスの中で見た 夜行バスの中で見えた
真っ暗な山奥に外灯がポツンと一つ
そこにお気に入りのソファ持ち込んで読書したい
運転手さんブレーキ外れた様に南に向かってひたすら
小倉パーキングエリアに辿り着いた時の為に
ショートホープが胸ポケットの中
その山奥の外灯の下に
ソファと本とアンプとギターが
ガソリンがあれば何処にだって行けるなぁ
4tトラックが真横を走り過ぎて行った時
頭の中に勝手な物語描いて
俺の耳には人生賛歌聴こえる
京都辺りのラブホテル街に流れ星が落ちた
そんな星でも願いを込めて構わないかい
「空想を今すぐ現実にしてくれ」
懲りもせず俺はバスに揺られて
北九州まで下って来たけど
今度はちょっと気分が違うんだ
バスの中で見た風景のせいさ
これだから旅はいつまでだって続くぜ
広島辺りのラブホテル街に流れ星が落ちたから
早く急いで願い事を決めなくっちゃ
「空想を今すぐ現実にしてくれ」
March 06, 2007
February 28, 2007
February 13, 2007
January 29, 2007
January 28, 2007
詩・「自由」
其処はとても自由な場所だった
其処はとても自由で溢れてた
真夜中に子どもが親に連れられて
ママまだ上手くは乗れないよ 自転車の練習をしたり
ラジカセの音楽に合わせて女の子達が踊り狂ってた
其処はとても自由で溢れてた
誰も咎める奴なんて居なかった
外灯の下で一人バスケットボールに熱中したり
カップルが階段に座って流れる車眺めながら
ただただ楽しそうに手を繋いでいる
その横で男が一人缶ビールを啜る
其処に行くと東京の空は低いって
言われる理由がやっとこさ分かった
おいらベンチに寝転んで空を見上げて
あの星座はなんだろうなどと
詳しくもない星について考えながら
天国はあるんだと心底思った
誰かがやってる線香花火綺麗だったけれど
ゴミは持ち帰れよ 神聖な場所さ
ポイ捨てと自由は結びつかない
ポイ捨てと自由は交わる事がない
お月さんに挨拶がしたかったけれど
生憎雲が出てきて半分位隠れた
また来るねって勝手に約束をして
絵の中の人の様に黄昏て歩いた
あくる日余りにも東京っぽい光景
井の頭線の車内においら押し込められ
後ろポケットに突っ込んだ文庫本は取り出す余裕も無く
見ず知らずの男女と肩を寄せ合っている
居酒屋で真実を注文してみたい
自動販売機の下に宝物はないかい
思い出を1ダース届けてもらいたい
神聖なオフィスで演奏してみたい
其れはとても自由な発想で
其れはとても自由で溢れてて
真夜中に子どもが親に連れられて
お茶目によろけながら自転車の練習をしている
January 22, 2007
December 01, 2006
November 15, 2006
November 13, 2006
「尊敬の眼差し以外のなにものでもない眼差しで」
右のブレーキなくなって
後ろのタイヤはパンク寸前
それでもいいわと
オンボロ自転車またがって
目指すわ
近くの図書館へ
辿り着いたその瞬間
目に入るはシャッター鉛色
よく見りゃ
本日定休日
後ろのタイヤが回らない
意地を覚悟で押して行く
それでもいいわと
ポンコツバイク引きずって
目指すわ
近くのバイク屋さん
ほんの百メートルで力は限界
百メートル走十回やるより息切れて
歩いて行くのさバイク屋さん
兄ちゃんバイクの場所まで来てくれて
その場で何やらやり出した
工具なし 手は真っ黒々け
俺はその様子を眺める
尊敬の眼差し以外の
なにものでもない眼差しで
コツコツコツコツ
タイヤを蹴り上げる
その間僅か一分三十秒
「直ったよ」
手を上げ兄ちゃん帰ってく
「いくらですか?」
この一言を言いそびれた事に
俺はとても後悔している
お金も受け取らず帰って行く兄ちゃん
あんた渋過ぎるよ
持つべきものは手に職さ
P.S そんなわけで、0円で奇跡の復活。兄ちゃんはお金儲けの商売してないよ。心からバイクが好きなんじゃろうな。ほんまにありがとう。寿命を超えてもまだまだ乗り続けるぜ。