仕事

October 29, 2006

気が狂うまで終わる事のないループトーキングショー

俺の仕事、猿でも出来る仕事、終わる事のないループトーキングショー。朝から、また業務が変わった。その内容とは驚愕、通信販売を利用した事のある家庭に懲りもせず一軒一軒電話して、「明日テレビ東京の○○という番組で、紳士服カシミア100%Vネックセーターを紹介するから、時間あったら絶対見てよね!」なのである。そんな事せんでも見る奴は見るし、見ても買わん奴は買わんし、買う奴は買うのにな(まぁ、可能性を広げるという意味が込められとる事はもちろん分かるが)。そもそも俺は宣伝というモノが好きではないのだ。全く向いてない仕事だ。これも一軒30秒程で終わるのだが、朝礼の時、社員様が言うには、「1時間60軒を目標に電話して下さい」。「1人1分計算だぜ?無茶だぜ」と思いつつ、烈火の如く、気が狂った様にとにかくかけまくる。結局10時から16時までにかけた軒数、休憩1時間を除いて、5時間延べ350軒(不在、留守番電話含む)。すなわち1時間70軒計算(電話かけるだけなら簡単じゃん?ノーノー)。そして16時過ぎ、社員様の口から新たな指令が言い渡される。「リストがなくなったので、綿毛布の販促業務に移って下さい」。2年分の「おいおい」、俺は苦笑いを通り越し、帰りたい衝動に駆られる。これでこんな所まで来て時給1100円は無茶だ。そして17時前、俺の不満気かつ、机を叩く態度かつ、パソコンを睨む表情に見兼ねたのか(多分そうだと思う)、いっぱい電話をかけとる奴がおる中、社員様が俺だけを選び出し、俺の所に来て言うには、「違う業務をやってもらってもいいですか?」。その業務、書類整理。これも猿でも出来る。俺は色んな意味で情けないやら何やらの思いに駆られる。俺は俺にしか出来ん仕事がしたい。思えば4年程前、「ジーンズメイト」で働いとる時は、時給はそりゃ安かったものの「やりがいがあったなぁ」などとしみじみ思う。あそこでの俺の評価は実に高く、「俺にしか出来ん事」が確かに存在した気がする。自慢だが、「お前には俺等には思いつかんセンスがある。何処に行っても上手くやれるよ」と店長はじめ色んな人が言ってくれたのだ。もちろん、「遅刻さえしなければね」と必ず付け加えられたが。

それが今の俺は何なんだ。全く馴染まん。俺は操り人形じゃないんだ。

P.S 明日はシフト調整の為「休んでくれ」と言われました。折角曲がりなりにも波に乗り出したらすぐこれだ。そんな訳で大手町は後一日残すのみだ。

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October 25, 2006

一気に畳み掛けろ

高哲典 フロム 大手町。俺は今訳も分からぬ街、大手町の、ZEPP東京の如く広いオフィスの中にいる。三越本店の偉いさんを気取っているという訳だ。しかし11月から更に違う仕事をしてやろうと、昨夜振って来た様に思いついた。思いついたら止まらん俺は、今日休憩時間に派遣会社に電話をし、急遽夜話をしに行く事になった。その仕事とはズバリ、「営業」だ。ふざけんな?いや、俺は本気だ(まぁ話し聞いてみんと何とも言えんが)。俺には考えがある、一気に畳み掛けてやる。

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May 08, 2006

コールセンター

昨日はコールセンターで完全燃焼して疲れたせいか、「ガキの使い」を見た後、そのまま朝まで眠り続けた。しかしあの仕事、俺には一番似合わん仕事かと思っとったが、(仕事中基本的に一人+周りの盛り上げ方が上手い+時給に直ぐ跳ねかえる)の三点セットのおかげで以外や以外、俺を奮い立たせてくれるのだ。週ごとのランキングも発表され、先週俺はどうやら32人中8位だった。こうなれば1位を取ってやろうと、また俺は奮い立つという訳だ。仕事中は汗をかく。力仕事ではないのに汗をかく。神経を集中させるのだ。契約が取れて電話を切った後、俺は「よっしゃ!」と声を上げる。その声が周りの人達の間でちょっとした話題になっとる。声を上げてしまうのはごく自然な行為であり、あの瞬間、俺は素直に嬉しいのだ。あの声はやりきった感の表れなのである。いつまでも続ける仕事じゃないかも知れんが、自分の様々なプライベートの為、俺はその為の事を思いながら、もう暫くはあのコールセンターで働くつもりなのである。

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April 24, 2006

コールセンターにて

世の中の人間を、「意地の良い人」、「意地の悪い人」の二通りに分けるとする。俺は最近、テレフォンアポイントの仕事もしている。俺にとって一番似合わん仕事の一種ではある。ところが意外や意外、結構やりがいというものがある。契約を取れば取るほど時給が直ぐに上がるという粋なシステムだ。仕事中、基本は一人、お偉い方に指図される事も殆どない。相手はつながった電話の客だけ。KDDIの受付代理店、「客には一切デメリットのない、ほんまに電話料金が今までより安くなるだけという案内の発信業務」である事を先に付け加えておく。そこで今日一発目につながったこんなおばはん。自分の名を名乗り一通り説明した後、おば「あなたどこの何というお方でしたかしら?」俺「KDDI受付代理店の高と申します」、おば「あなた、高さん?アルバイトなの?それとも新入社員?いやぁ、喋り方下手だなーと思って。そんなんじゃKDDIの本社の方にも印象悪いわよ~」(意地の悪い声)俺、頭の中「煮えくり返る」が言葉も出ん。俺はこういう時、「すぐさま吠えまくる」か、急な言葉に声を失い「絶句」するかのどっちかになる。この場合、仕事という事もあり後者になったという訳だ。俺は道端でも店でも、デリカシーのない奴がおったら直ぐ顔に出るし口にも出す。でも、もの凄く親切にしてくれる人には、人一倍丁寧に接しとるつもりじゃ。「よっしゃ、ライヴの為に今日もやるぞ」と意気込んどる時にいきなりあのおばはん、あれはいったいどう捉えたらええのか。気にはせんけど、気分が悪い。とあるおばさんは、「あなた、高さん?風邪には気を付けてね、とても通ったいい声してらっしゃるわ、頑張ってね!」などと声をかけてくれたりもする。「うちは取り合えずいいわー、御免ね、ご苦労様」と紳士な対応をするおっさんもおる。うーん、結論として俺は「意地の悪い人」にはなりたくない、そしてなろうと努めてもなれん、という事である。P.S、俺は仕事が出来ん訳じゃないぜ、そして仕事が出来ん事を棚に上げておばさんに悪態を吐いとるだけの馬鹿ではないぜ。念の為。

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