映画

August 05, 2007

「デッドマン」

ジム・ジャームッシュ「デッドマン」観賞。ラストの船から見た撃ち合いシーン、敢えて遠くから撮る場面、憎い男です。こんなに色んな作品を見たいと感じる監督を、ワタシは他に知りません。おっと「ブロークン・フラワーズ」、まだ見てなかったですね。「フィッシング・ウィズ・ジョン」のサメを釣り上げるジム・ジャームッシュのへっぴり腰、あれも御愛嬌ですね。本物とは画面を通してでも伝わるモノだと思います。

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July 18, 2007

韻を踏めホトトギス

昨夜、映画「バスキア」観賞。伝記本がもしもあるなら、そっちの方が数倍面白そうだといった印象。その後、ニールヤングが聴きたい衝動、ジム・ジャームッシュ「イヤー・オブ・ザ・ホース」観賞、途中でグッドナイトしよう。レコード針の調子がすこぶる良く感動。何枚でも聴きたい、がしかし、今日は一日眠たい状況。近況、心境、上々、まだまだ、まずまず。消音BGCは「ナイト・オン・ザ・プラネット」。爆音BGMは「イージー・ライダー」サウンドトラック(315円)。

P.S 70年式コンバースがボロボロに破れた(ある男に言わせれば70年式でも何でもないらしいが)。元々不良品の様な仕様だったのだが、「破れたら 接着剤付けろ ホトトギス」精神の持主このワタシ、懸命の修復作業。そう、やり様によってまだまだいける。元は取れ、それがロマン。


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July 17, 2007

武士道を行く

本格焼酎「黒霧島」なる大そうなモンをロックでちびちび嗜みながら、ジム・ジャームッシュ「ゴースト・ドッグ」観賞。これはひょっとしてジム・ジャームッシュ映画ナンバー1じゃないのか(趣向が全く違うので比べるモンでもないが)。久し振りの2時間を長く感じさせん映画。睡眠不足もナンノソノ。黒人の武士道、一匹狼。

「大事は軽く考え 小事は重く捉えろ」

「雨が急に降り出したとて 最初から濡れる意志あらば それ苦にならず」

武士道の洒落た言い回しを俺は巻き戻ししながら何度も字幕を追った。ヒップホップもすんなり聴ける。

P.S 長渕剛の映画と通じる部分がある、と俺は捉えるに到った。

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July 01, 2007

「アウトサイダー」

フランシス・フォード・コッポラ「アウトサイダー」観賞。世に言うアウトサイダーが心の友達。耳を奪うのはスティービー・ワンダー「STAY GOLD」。

BGMはG.LOVE&SPECIAL SAUCE。さぁ、扇風機に頼って読書。

P.S 気付けば7月、下半期突入。今年おいらは27歳。オールライト。

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June 27, 2007

「RUN&RUN」

俺は見た。真夜中、テレビにかじりつき、矢沢永吉「RUN&RUN」。ホンモノ、モノホン、ハッピー、ピーハツ、これ見ればその意味、一目瞭然。


P.S ブコウスキー「詩人と女たち」をようやく読破。ホンモノ、モノホン、ハッピー、ピーハツ、これ読めばその意味、一読瞭然。515ページ、留まる事のないイカしたポルノ小説(良い意味)。

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June 01, 2007

ロニー・レイン

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「ロニー ~MODSとROCKが恋した男~」観賞。目が悪くなった事を実感せざるを得ん字幕の見え難さ、目を細め前屈みで一時間半。スモール・フェイセス=スティーヴ・マリオットだった浅い知識のこのワタシ、スモールフェイセス=ロニー・レインに本日より切り換える(この点、単純)。この映画は実に美しい。small faces-faces-そして路線転換カントリーミュージック(かっこいいヤツ)。常日頃、誰の真似もしたくない(する意味がない)と意気込んどるこのワタシ、しかしこの男、素直にまさに理想。理想というより何より、俺が前から「ええなぁ」と思い描いとる事を何十年も前にいっぱいやっとる(嫉妬)。何もやってない俺なんかが偉そうに言う立場でもないが(何もやってない事ないがな)、「考え方似とるなぁ」のオンパレードなのである。スターになる事には興味がなく、好きな音楽だけを演り、草原で仲間と何時間もセッションをし、その草原でレコーディングをし、小鳥が鳴く声をそのまま録音したりし、プロモーションが嫌い、時速9kmしか出んワゴンに乗り込んだりし、仕事(音楽)の事にはお金を注ぎ込むがそれ以外は対してどうでもええ男。病気で亡くなるのだが、ラストシーン、病気と闘いながら、facesの名曲「OOH LA LA」をそれはそれは楽しそうに唄う場面=涙直前。こんな映画のパンフレットを手に入れずに帰れる程、俺は野暮ではない。

P.S BGMはもちろん、faces「OOH LA LA」。初めて聴いたのは多分5年位前か。そう、ロニー・レインの名前も知らずに聴いとったのだよ。


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May 26, 2007

耳をつんざくハーモニカ

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仕事を終え、くたびれた足取りで向かった先、吉祥寺。二度目のいせやにて焼鳥とウーロンハイをかるく平らげ向かう先、バウスシアター。ここはロック映画を爆音で上映する事で名を馳せるイカシた映画館(足を踏み入れたのは初めてなのだけれども)。そして「65 revisited」観賞。耳をつんざくハーモニカ、大画面の迫力。DVDがあるにも関わらず、映画館で見る価値は充分にあった。俺は昨日今日で、「サブタレニアン・ホームシック・ブルース」のプロモーションビデオを10回位見たと思う。いつ見ても何回見ても決して色褪せる事がない。これぞ本物。

P.S もっと色んな事を書きたいが、また明日。

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May 15, 2007

キューバ好き

真夜中、7、8年越しで遂に実現した「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」観賞。すなわち、一日二本の映画三昧。キューバ音楽、ラテンのリズム、90歳の渋々じいちゃんに首ったけ。じいちゃん人生楽しんどる。最後のシーン、ニューヨーク・カーネギーホールでラストコンサート、アメリカ人の客席に「キューバの国旗」を堂々と掲げ、拍手喝采。そう、「音楽に言葉も国境もない」とは、これ見れば一目瞭然。

P.S 知らん音楽、知らん本、知らん映画、その他、まだまだ知らん事が多過ぎる。まだまだ知りたい事が多過ぎる。多分これ、死ぬまで尽きる事はないが。「何もやる事がない」「暇だ」などと嘆いとる輩に真顔で訊ねたい、「それで満足出来るか?」(ほっとけ、と言われればそれまで)。俺はどれだけ色んな事を知ったとしても一生満足出来る事なんかないと思う。でも少しでもそれに近付きたいの。嗚呼、旅に出たい。

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ゴッホ好き

「炎の人・ゴッホ」観賞。2週間程前に下北沢の品揃え悪めのレンタルショップにてたまたま見つけ出し、「気になるモノは何でも見とけ」精神のこのワタシ、観賞するに到る。しかしいざ見るとなると、何分ある映画かも分からず、敷居が高い感があったが、見出すとあっと言う間。1956年の映画で、ゴッホの生涯。展開が早く、それでいて分かりやすく、気付けば2時間弱。これは良い。今まで見た映画で10本の指に入る(まぁそんなに言う程映画自体見ないワタシですが)。俺は伝記映画が好きだ。まして気になる人物のそれなら尚更。ゴッホ役の名も知らん俳優が、ゴッホ本人にしか見えんかった。見た風景全てを絵に残さんと気が済まん、ある種病気の様なゴッホが好きだ。好きだ。

P.S NHKの番組で見た。広島の山奥に、夜景を見る為でなく、高級レストランがあるわけじゃなく、ただただ「紙飛行機」を飛ばす為だけに作られたビルがあるという。その建物に大人も子どもも上り、ただただ「紙飛行機」を飛ばすのだという。これ考えた人、これに許可下ろした人、絶対嘘のないええ顔しとると思うなぁ。とてもセンス溢れる、夢とロマンが同居しとる話です。

at 00:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0)
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